OEKのCD

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2013年12月

2013/12/31

2013年も沢山の演奏会に行きました。OEK+石川県立音楽堂での公演を中心に振りかえってみました。よいお年をお迎えください。#oekjp

今年もあとわずかです。石川県立音楽堂を中心に今年も色々な演奏会を聞いてきました。どれくらい出かけたかきちんと数えていないのですが,次のページの行数を数えると53行ありました。
http://www.oekfan.com/review/index.htm

ラ・フォルジュルネも1行でカウントしているので,大まかにいうとほぼ1週間に一度は演奏会を聞きに行っている計算になります。チラシやリーフレット類も沢山たまってきますので,毎年年末には,その時に出かけた演奏会のチラシを片付けるのが恒例となっています。A4の封筒に詰め込んで保存しているのですが,次の写真ぐらいになります。
P1070022

P1070023

こういう束が25年分ぐらいあります。そのうちに資料的価値が出てくるのではないか?と思ったりしていますが,今年創設25年のOEKとともに頑張って溜めこんで(?)行きたいと思います。

さて今年の1年の金沢を中心としてクラシックの演奏会ですが,私の行った公演について,「今現在残っている印象」ざっと振り返ってみたいと思います。

【1月】
OEK第331回定期公演PH(井上道義指揮,中嶋彰子(S),吉田浩之(T),1月7日) コルンゴルトの作品を取り上げたのが良かったですね。歌入りニューイヤーの中では最高だった気がしました。

Kremerata meets OEK:クレメラータ・バルティカとオーケストラ・アンサンブル金沢のメンバーによる室内楽コンサート(1月14日)  交流ホールの演奏会はいつも熱くなるのですが特に熱い演奏会でした。KBとOEKとの交流に今後も期待したいと思います。

オペラ「天守物語」金沢公演(山下一史指揮OEK,腰越満美,中鉢聡,佐藤美枝子他,1月19日) この作品は定期的に再演を期待したいですね。完成度が高く,絢爛豪華な印象が残っています。

【2月】
東芝グランドコンサート2013 ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団演奏会 金沢公演(ヤニック・ネゼ=セガン指揮,庄司紗矢香(Vn),2月1日)  この指揮者は,今後大出世しそうですね。聞かせるブラームスでした。

OEK室内楽シリーズ「もっとカンタービレ」第36回(ファゴット四重奏,吉川和夫編曲・指揮,エコール・ド・ハナヨ・バレエ,2月24日) ハイライト版とはいえ,間近で見るバレエは楽しめました。

OEK金沢第332回定期公演PH(マルク・ミンコフスキ指揮レ・ミュジシャン・ドゥ・ルーヴル・グルノーブル演奏会)(2月26日) マルク・ミンコフスキさんはすっかり金沢がお気に入りになったようですね。毎回,あれこれ驚かしてくれますね。

第10回学生オーケストラ&オーケストラ・アンサンブル金沢 合同公演 カレッジ・コンサート(松井慶太指揮,3月2日)  今回は「悲愴」でしたね。大曲が聞ける,このシリーズは毎年楽しみです。

OEK室内楽シリーズ もっとカンタービレ第37回:超絶のバロックヴァイオリン~オール・ヴィヴァルディ・プログラム~(エンリコ・オノフリ((Vn), 03/04)
オーケストラ・アンサンブル金沢第333回定期公演M(エンリコ・オノフリ指揮,Vn,ガブリエレ・カッソーネ(Tp)他03/06)  連日オノフリさんが登場。すっかり金沢の常連になったようです。退屈に思われがちなヴィヴァルディをスリリングに聞かせてくれました。

OEK第334回定期公演PH(ボリス・ベルキン,アビゲイル・ヤング(Vn),井上道義指揮,03/13)  井上道義さんが風邪で協奏曲以外はキャンセル。ヤングさんのリードで演奏した古典交響曲が本当に見事な演奏でした。

【4月】
OEK第335回定期公演マイスター・シリーズ(ダグラス・ボストック指揮,4月4日)  安定感抜群の明快な演奏でOEKらしさを引き出してくれました。

OEK第336回定期公演フィルハーモニー・シリーズ(金聖響指揮,外山啓介(Pf),4月10日)  大阪フィルのサポートでラフマニノフのピアノ協奏曲第2番+ブラームスの交響曲第1番。井上さんは大フィルの指揮者にも就任されたので,今後はこういう形での”OEKによる大曲演奏”もありですね。

サンクトペテルブルク交響楽団金沢公演(井上道義指揮,4月14日) ショスタコーヴィチをはじめとしてロシアらしい重厚な音が強烈でした。

第12回北陸新人登竜門コンサート:管・打楽器,声楽部門(井上道義指揮,氷見健一郎(バス), 竹多倫子(ソプラノ),森川元気(バス・トロンボーン),2013年4月24日)  近来稀にみる高水準の登竜門コンサート。竹多さんはこの勢いで日本音楽コンクールでも1位をじゅしょうされましたね。

ラ・フォル・ジュルネ金沢 「熱狂の日」音楽祭2013 パリ,至福の時:フランスとスペインの音楽(4月27日~5月4日) 本公演は2日間でしたがオーケストラの名曲が目白押しで,大盛況でしたね。

OEK 音楽堂室内楽シリーズ第1回 ベートーヴェンと三人の女たち:「不滅の恋人」は誰だったのか?(西村雅彦(語り),OEKメンバー,5月11日) もっとカンタービレに変わる新シリーズ。そのままテレビ番組にできそうな楽しい内容でした。

【6月】
OEK第337回定期公演フィルハーモニー・シリーズ(安永徹(Vn),市野あゆみ(Pf),5月31日)
音楽堂室内楽シリーズ第2回 安永徹×OEKメンバー(6月4日)  安永さんの登場する定期公演+室内楽公演にはハズレがありません。特にマルティノフの作品の天国的気分が忘れられません。

OEK金沢第338回定期公演フィルハーモニー・シリーズ(レオン・フライシャー指揮&ピアノ,6月13日) 伝説のピアニスト,レオン・フライシャーさん登場。ベートーヴェンの交響曲1番での巨匠的演奏が特に印象的。

OEK設立25周年記念県内縦断コンサートかほく公演(OEKメンバー,6月15日)  西田幾多郎記念哲学館から県内縦断コンサートがスタート

OEK第339回定期公演マイスターシリーズ(シュテファン・ヴラダー指揮・ピアノ,6月29日)  OEKはベートーヴェンの「皇帝」を何回も演奏してきましたが,その中でも特に素晴らしい演奏だったと思います。

【7月】
OEK第340回定期公演PH(井上道義指揮,森雅史(B),7月18日) メンデルスゾーンの「イタリア」は,速攻でレコード芸術の付録CDとして登場しましたね。森さんには,今後,OEKとのオペラ共演に期待しています。

【8月】
いしかわミュージックアカデミー ライジングスターコンサート2013(8月20日)
音楽堂室内楽シリーズ第3回 IMAチェンバーコンサート(8月25日)
今年のIMAではオーケストラコンサートはなかったのですが,講師・受講生ともども,相変わらず高水準の演奏の連続でした。街全体で盛り上げていきたいですね。

OEK創立25周年記念スペシャルコンサート(井上道義指揮,諏訪内晶子(Vn),9月7日)  いかにもOEKらしい構成のメモリアルコンサートでした。

OEK第341回定期公演フィルハーモニーシリーズ(ウラディーミル・アシュケナージ指揮,辻井伸行(Pf),9月17日)  9月の全国ツァーは大盛況だったようですね。辻井さんの音も素晴らしかったですが,個人的にはアシュケナージさんによるOEK弾き振りにも期待をしています。

【10月】
2013ビエンナーレいしかわ秋の芸術祭 オラトリオ「天地創造」(カスパル・マンド指揮オーケストラ・アンサンブル金沢,室内合唱団エストニア・ヴォーチェス・ムジカーレス他,10月6日)  急遽,合唱団が変更になりましたが,大変鮮やかでスケールの大きな”世界観”を聞かせてくれました。

石川県立音楽堂室内楽シリーズ第4回 エキサイティング・バロック!(北谷直樹(Cem),アビゲイル・ヤング(vn),OEKメンバー,10月17日)  グラスのヴァイオリン協奏曲第2番「アメリカの四季」でのヤングさんの演奏が感動的に素晴らしかった。

OEK第342回定期公演マイスターシリーズ(井上道義指揮,10月26日)  ベートーヴェンチクルス第1弾に相応しい,「OEKのベートーヴェン」を「どうだ!」という感じで聞かせてくれました。

【11月】
OEK金沢第343回定期公演フィルハーモニーシリーズ(ギュンター・ピヒラー指揮,ラドヴァン・ヴラトコヴィッチ(Hrn),11月14日)  ピヒラーさんによるウィーン古典派音楽は,室内楽同様にピリッとしまっていていつも良いですね。ヴラトコヴィッチさんのホルンの大らかさも最高でした。

【12月】
クリスマス・メサイア公演(三河正典指揮OEK,北陸聖歌合唱団他,12月8日) 三河正典さんの熱さがOEKと合唱団に広がった聞きごたえ十分の演奏でした。

ミルオトキクカタチ:久世健二のアートの中で“五感で見る聴く”音楽会:石川県立音楽堂室内楽シリーズ第5回 12月14日(土)) 美術と音楽のコラボ企画。大変面白い雰囲気でした。次回にも期待しています。

その他,個人的には,ワーグナー・イヤーにちなんで,びわ湖ホールでの「ワルキューレ」,オーバードホールでの「トリスタンとイゾルデ」を聞いてきました。どちらも長い作品で疲れましたが,”入り込んで聞く”面白さが味わえました。特にびわ湖ホールでの公演については,今後も機会があれば聞きに行ってみたいと思います。

金沢のクラシック音楽界は,ラ・フォル・ジュルネ金沢の定着をはじめ,ここ数年で,OEKができた25年前には考えられなかったほど,充実してきたと思います。地元のアーティストが関わる室内楽や器楽の演奏会,高校生の吹奏楽,大学オーケストラ,様々な合唱団...そういった活動の中心に石川県立音楽堂とOEKが存在している。そういう姿になって来ていると思います。

石川県立音楽堂とOEKについては,金沢市や石川県における”文化的な屋台骨”として,多くの人が参加できるような,よりクリエイティブな活動を今後も続けて行って欲しいと思います。

2013/12/22

OEKのオーボエ奏者の加納律子さんが「ルポフォン:新種のバス・オーボエの可能性に迫る」というCDを出します。 #oekjp

OEKファンにはおなじみの,OEKのオーボエ奏者,加納律子さんがカメラータから,ルポフォンという楽器を中心としたCDを12月25日に発売します。カメラータのサイトによると,次のような曲が収録されています。世界発録音の曲をはじめ,レパートリーを隙間を突くような,興味深い内容になっています。

共演者として,加納さんの師匠のトーマス・インディアミューレさんだけではなく,OEKのチェロの大澤明さん,クレメラータバルティカのヴィオラ奏者で,OEKにも頻繁に客演しているダニール・グリシンさんの名前も書いてあります。

これは是非,「CD発売記念コンサート」を交流ホールあたりで開いて欲しいですね。それにしてもルポフォンという楽器が気になります。オーボエの音が低くなると,ファゴットと似た感じにならないのでしょうか?いずれにしても,一度聞いてみたい楽器です。

http://www.camerata.co.jp/music/detail.php?serial=CMCD-28296

J.ハイドン:
 [1]-[3] バリトン三重奏曲 第101番 ハ長調 Hob.XI:101
 (ルポフォン、ヴィオラ、チェロ)[オリジナル:バリトン、ヴィオラ、チェロ]
 [4]-[6] バリトン三重奏曲 第109番 ハ長調 Hob.XI:109
 (ルポフォン、ヴィオラ、チェロ)[オリジナル:バリトン、ヴィオラ、チェロ]
F.クープラン:
 [7]-[10] 新しいコンセール 第13番~2つの楽器のための
 (バリトン・オーボエ、ルポフォン)
M.マレ:
 [11] スペインのフォリア~ヴィオール曲集 第2巻より
 (バリトン・オーボエ、ルポフォン)
H.ゲンツマー:
 [12]-[14] ソナタ(ルポフォン、ピアノ)
 [オリジナル:ヘッケルフォン、ピアノ]【世界初録音】
P.ヒンデミット:
 [15]-[21] 三重奏曲 作品47(ピアノ、ヴィオラ、ルポフォン)
 [オリジナル:ピアノ、ヴィオラ、ヘッケルフォン]

■演奏者
加納律子(ルポフォン)
ダニール・グリシン(ヴィオラ)
大澤 明(チェロ)
トーマス・インデアミューレ(バリトン・オーボエ)
岡 純子(ピアノ)

■録音
2013年9月/草津音楽の森国際コンサートホール(群馬) ほか

Amazonなどからも購入できます。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00H57IQAW/ref=cm_sw_r_tw_dp_2uOTsb08BZ4SH

ぶらあぼ,ぴあクラシックなどを無料クラシック音楽情報誌を見ていたら,いくつかOEK関係情報が出ていました。#oekjp

インターネット上に情報があふれている現在ですが,意外に印刷物の方に思わぬ情報が載っていることがあります(印刷物の方が一覧性があるということだと思いますが)。ぶらあぼ,ぴあクラシックなどをパラパラ見ていたらいくつか情報がありましたのでお知らせしましょう。

「ぴあクラシック」・・・2014来日指揮者情報
サー・ネヴィル・マリナー 10月にOEKの指揮をするようです。
マルク・ミンコフスキ 9月にOEKの指揮をするようです。

ぶらあぼ1月号
・OEKが初演するオペラ「滝の白糸」の作曲家,千住明さんがこのオペラの音楽について語っています。「エンターテインメントとしての現代オペラをめざし,千住さんの音楽の集大成とする。」とのことです。
・2月の「こうもり」公演について,ソプラノの小川里美さんが語っています。「舞台は現代の東京。アイゼンシュタインは日本に赴任してきた証券ディーラー。ロザリンデはその日本人妻で,元モデル」とのことです。

・OEKとは関係ありませんが,「クラシックソムリエ検定」のシルバークラス用テキストが発売されるようです。

2013/12/17

さだまさし シンフォニックコンサートツアー2014 金沢公演 2月26日(水) 石川県立音楽堂で行われます。

さだまさしさんとオーケストラ・アンサンブル金沢が共演するシンフォニックコンサートが次のとおり行われます。

2014年2月26日(水) 18:30開演(18:00開場)
石川県立音楽堂コンサートホール

さだまさし(ヴォーカル)
渡辺俊幸(指揮、編曲)

このツァーは,次のとおりさだまさしさんと全国のオーケストラが共演するツァーです。
http://t2.pia.jp/feature/music/sadamasashi/index.jsp

その「皮切り」が金沢公演でOEKとの共演になります。最初が金沢というのはうれしいですね。その他,次のようなオーケストラと共演します。

新日本フィルハーモニー交響楽団(東京・神奈川・埼玉)、札幌交響楽団(北海道)、仙台フィルハーモニー管弦楽団(宮城)、オーケストラ・アンサンブル金沢(石川)、名古屋フィルハーモニー交響楽団(愛知)、大阪交響楽団(大阪・兵庫・滋賀)、九州交響楽団(福岡)

指揮と編曲はもちろん,渡辺俊幸さんです。

金沢公演のチケットの発売日は 2014年1月18日(土)ですが,明日,次の番組で先行予約を行うようです。

12月18日(水)9:55~10:50 石川テレビ「リフレッシュ」番組内で、先行予約を行ないます。
http://blog.ishikawa-tv.com/event/post-13.html

(関連情報)
http://www.orchestra-ensemble-kanazawa.jp/concert/2014/02/_2014_1.html
http://kyodo-hokuriku-schedule.jp/kdschevent.php?id=4527

2013/12/14

音楽堂室内楽シリーズ第5回ミルオトキクカタチ(1回目) 久世建二さんの造形作品が一面に並ぶフロアの中での室内楽。これまでにない演奏会でした。 

本日は音楽堂室内楽シリーズ第5回として行われた「ミルオトキクカタチ」を聞いてきました。これは金沢美術工芸大学学長の久世建二さんの作った「土の形・ヒトガタ」という造形作品がフロアいっぱいに展示された交流ホールで,ピアノ三重奏の演奏を行うという企画です。

今回の久世さんの作品は,以前,金沢21世紀美術館でも展示されていたことがあるものです。人間の形を思わせるような(十字架のようでもある)平べったいオブジェを沢山並べた作品で,どこか亡くなった人たちの墓地のようにも見えます。一つ一つのオブジェは全く別の作品でもようでもあるし,全部まとめて一つの作品のようでもあります。

今回の企画は,これらのオブジェの周りに寝転んでもらっても,触ってもかまいません,自由なスタイルで聞いてくださいという大胆な内容でした。写真撮影も認められていたようでしたので,私も撮影してきたのですが,次のような感じになります。

12141
ちょっと見たことのないような雰囲気でした。

演奏された曲はバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番~ラルゴ,コダーイ/ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲~アダージョ,ショパン/幻想曲,ショスタコーヴィチ/ピアノ三重奏曲第2番の4曲で,鶴見彩さん(ピアノ),坂口昌優さん(ヴァイオリン),荒井結子さん(チェロ)の3人によって演奏されました。

どの曲も,「ヒトガタ」のイメージどおり,どこか暗く,人を追悼するような静かさがありました。前半の3曲も素晴らしかったのですが,後半に演奏されたショスタコーヴィチが特に聞きごたえがありました。いかにもショスタコーヴィチの室内楽らしい構成の作品で,特に追悼するような深さのある3楽章と,弦楽四重奏曲第8番でもおなじみの「一度聞けば忘れられない」ユダヤ風のメロディの出てくる第4楽章の凄みのある空気が印象的でした。

今回の作品は,直接交流ホールの床の上に置かれていましたが,展示方法については,もう一工夫欲しいかなと思いました。どうせなら,部屋全体が真っ暗になるようにし,床にも何か敷いて欲しいと思いました。今回,床の上に座っても構いませんとアナウンスがあったのですが,やはりカーペットとか敷いてないとなかなか座れないかなと思いました。

今回が初めての試みということで,改善点はある気はしましたが,美術作品の中で音楽を聞くというのは,とても面白いと思いました。明日は,コントラバス四重奏との「共演」ですが,また別の表情を見せてくれることでしょう。*

12/14-15は「五感で見る聴く音楽会@石川県立音楽堂」,美術作品の中でピアノ三重奏(本日)とコントラバス四重奏(明日)。北陸新人登竜門コンサート出身者が活躍します。

本日12月14日と明日15日は,石川県立音楽堂交流ホールで,「ミルオトキクカタチ:久世建二のアートの中で”五感で見る聴く”音楽会」が行われます。金沢美術工芸大学の久世建二学長によるアート作品が並べられたフロアの中で,ピアノ三重奏とコントラバス四重奏による演奏が行われるという企画です。

奏者は次のとおりです。

12/14(土)19:00~ ピアノ:鶴見彩,ヴァイオリン:坂口昌優,チェロ:荒井結子
12/15(日)11:00~ コントラバス四重奏(岡本潤ほか)+ピアノ:平野加奈

北陸新人登竜門コンサートに登場したことのある皆さんによる演奏が中心というのが嬉しい点です。こういう演奏会は,OEKや音楽堂ができる前には考えられなかった企画だと思います。どういうステージ(というかフロア?)になるのか期待したいと思います。

北陸中日新聞に書いてあった記事を読んで知ったのですが,金沢出身のコントラバス奏者,岡本潤さんは,NHK交響楽団に入団されたようですね。
http://www.nhkso.or.jp/about/orchestra_members.php#contrabass

今年は,「登竜門」出身者からは,日本音楽コンクールのピアノ部門と声楽部門で入賞者が出ましたが,NHK交響楽団に入団というのもこのコンサートの成果だと思います。

この岡本さんを中心としたコントラバス四重奏は,この公演以外にも次のとおり金沢でいくつか演奏会を行います。

15日(日)14:30~ 金沢蓄音器館 エドウィン・フィッシャーのバッハ(SP盤)とのコラボレーション演奏

16日(月)18:00~ Share金沢のライブハウスMock  Charge Free(ドリンク別)の投げ銭ライブ
http://share-kanazawa.com/livehouse/index3.html

17日(火)19:30~ カフェ&ギャラリーミュゼ(金沢21美から徒歩1分) \2000

16日の「投げ銭ライブ」というのがなかなか面白そうです。ちなみに「Mock」というのは柿木畠の「もっきりや」に関係あるようです。注目のスペースですね。OEKメンバーの室内楽にも使える?

2013/12/08

OEK+北陸聖歌合唱団のクリスマス・メサイア公演。三河正典さんの熱い指揮の下,例年にも増して壮麗な演奏を聞かせてくれました。#oekjp

この時期恒例の,OEKと北陸聖歌合唱団によるクリスマス・メサイア公演を聞いてきました。私の場合,第9ではなく,この曲を聞くと「年末だな」と感じます。

今年の指揮は三河正典さんでした。昨年の演奏も素晴らしかったのですが,今年で3年連続ということもあり,その集大成といった感じの壮麗さがありました。しかも雑なところはなく,第1部最初の序曲から,じっくりとしたテンポで1曲ずつ明快な音楽を聞かせてくれました。OEKの演奏は,バロック音楽らしく基本的にすっきりとしたものでしたが,弦楽合奏によるちょっとした細かい音型など,どの部分をとってもでしっかりと磨かれており,毎年積み重ねてきた,「伝統の美」のようなものを感じました。

北陸聖歌合唱団も大変堂々とした歌いっぷりでした。客席から見ていると,三河さんが合唱を指揮するとき,ほとんど天井を向いて(もしかしたら天上?)指揮されているような場面が何回もありました。それに応えるように,ハレルヤコーラスも最後のアーメンコーラスも大変力強く,スケールの大きな演奏になっていました。

独唱者では,特に女声の2人が素晴らしいと思いました。金沢のメサイアの常連である朝倉あづさの涼やかなソプラノは今年も同様でした。朝倉さんの声は,本当に安定しており,毎回安心して聞くことができます。池田香織さんのメゾ・ソプラノは第2部の最初の方もアリアを中心に落ち着きと艶のある声をじっくりと堪能させてくれました。

今年の抜粋は合唱曲がやや少ない気はしましたが,その部分,1曲ごとの充実度が素晴らしいと思いました。

演奏会の最初に,OEKエンジェルコーラスとOEKの共演でクリスマスソングメドレー,最後に全員そろって,「きよしこの夜」が歌われました。この構成もすっかり定着しました。恐らく,会場に居た多くの人たちは,子どもたちの明るい声を聞いて,ホッとした気分になったのではないかと思います。

この日の金沢は久しぶりにすっきりと晴れたのですが,穏やかな年末に相応しい,暖かな気分にさせてくれる演奏でした。

PS. プログラムを見ていると,第1部にパストラールが入っていなかったので「?」と思っていたのですが,実際にはしっかり演奏されました。クリスマスシーズンに,この曲がないとやはり寂しいですね。OEKらしく,繊細で透明な美しさのある素晴らしい演奏でした。

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