OEKのCD

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2013年3月10日 - 2013年3月16日

2013/03/13

OEK定期,今回は後半だけ聞きました。古典交響曲は,アビゲイル・ヤングさんのリードによる申し分のない演奏。ボリス・ベルキン独奏のプロコフィエフは大家の風格 #oekjp

このところ仕事が忙しく,OEKの定期公演に行けるか微妙だったのですが,何とか後半のみ聞くことができました。時間的には,「ラ・フォル・ジュルネ」サイズの演奏会を聞いた感じになります。

行ってみると,井上道義さんがインフルエンザにかかり,十分なリハーサルを行えなかったということで,協奏曲以外は「指揮者なし,アビゲイル・ヤングさんのリード」という形での演奏になっていました。前半の演奏のことは分からないのですが,後半,特にメインのプロコフィエフの古典交響曲を聞いた印象では,「申し分なし!」でした。

もともと古典交響曲はOEKの十八番です。指揮者なしで演奏できるくらい何回も演奏している曲ですが,今回のヤングさんのリードによる演奏は,その集大成のような演奏で,演奏の力感,各楽器のソロと絡み合い,メリハリ...どこをとっても,お見事という安心して楽しめる演奏でした。ゆったりした楽章だと,あまりに穏やかにまとまっているところはありましたが,その伸び伸びとした健康的な演奏は,OEKらしさをストレートに表現していたと思いました。考えてみると,指揮者なしで古典交響曲を聞くのは初めてのことです。「さすがヤングさん&OEK」という演奏でした(そうなってみると,「指揮者あり」版との比較もしてみたくなりますが)。

今回からOEKのフルートの特任首席奏者に着任した工藤重典さんもしっかりと存在感を放っていました。工藤さんが出演する最初の演奏会にOEK十八番のこの曲が出てきたのも何かの因縁かもしれません。入団テストに見事合格という演奏だったのではないかと思います。

ボリス・ベルキンさんのヴァイオリン独奏,井上道義さん指揮によるプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番も神経質なところのない,たっぷりとした大家の風格の漂うような演奏でした。プロコフィエフについては,モダンでやや冷たい感触のある作曲家と思っていたのですが,聞いていてまろやかな暖かさを感じました。この曲については,先月,庄司紗矢香さんの演奏で聞いたばかりですが,すっかり古典になったような大家の演奏も良いなぁと思いました。

オーケストラの演奏については,先月聞いたロッテルダム・フィルのような大規模な編成よりは,OEKぐらいの編成の方が音に透明感があり,個人的には好きです。

終演後,サイン会があり,アビゲイル・ヤングさんとボリス・ベルキンさんからサインをもらってきました。ヤングさんに,「You worked very hard tonight」と言ってみたら,「本当にそう」と同時にとてもうれしそうな表情を見せてくれました。思わぬところで,OEKらしさをたっぷり味わえた演奏会でした。

PS. 北朝鮮で第9を指揮してきて,県議会等でも話題になった井上道義さんですが,今度はインフルエンザにかかってしまうということで,音楽以外のところで話題を集めてしまいました。北朝鮮の問題については,「ふつうの大人」ならば取らない行動だと思いますが,ある意味,芸術家で「ふつうの大人」の方が少ないと思うので,個人的には,それほど大騒ぎすることはないと思っています。ただし,オーケストラというのも「交響的」であるだけではなく「公共的」な存在ですので,その音楽監督ということを考えると,慎重さが必要だったと思います。

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