OEKのCD

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2013年6月9日 - 2013年6月15日

2013/06/15

OEK設立25周年記念県内縦断コンサートかほく公演@西田幾多郎記念哲学館。加納律子さんのオーボエ+弦楽四重奏を楽しみました。#oekjp

今年設立25周年を迎えるOEKは,それを記念して石川県内全19市町村で公演を行います。その第1弾がかほく市で行われたので聞いてきました。会場は石川県西田幾多郎記念哲学館でした。ステージの大きさ的にOEK全体が入るには厳しいので,今回は弦楽四重奏+オーボエの加納律子さんという室内楽編成でした。

かほく市は,司会役のトロイ・グーキンズさんが語っていたとおり,山側環状道路を使えば,金沢から車で30分程度で着いてしまうのですが,それほどOEKは演奏は行っていないと思います。私もほとんど行ったことはありません(行くとすれば,イオンかほくショッピングセンターぐらいですね。)。今回は,我が家の車が使えなかったので,「この際」ということで,JR金沢駅から七尾線に乗り,宇野気駅で降りて西田記念哲学館まで行ってみることにしました。金沢駅から30分かからないぐらいで料金も400円でしたが,JR宇野気駅から哲学館までの距離が歩いくには結構長く(20分ぐらい),しかも,結構分かりにくい道でしたので,なかなかスリリングでした(だけど,こういう知らない土地を歩くのは大好きです。)。

まずは哲学館の中を一回りした後,演奏会場に行きました。この建物は安藤忠雄さん設計だけあって,大変凝った作りになっていました。会場の哲学ホールは,レクチャーなどにも使える多目的ホールということで,音響の方はややデッドでしたが,ステージは大変見やすく,トロイさんも「演奏しやすい」と語っていました。

演奏されたのは,モーツァルトとボッケリーニの室内楽でした。今回,実は加納さんのソロによるオーボエ四重奏をお目当てに聞きに行ったのですが,期待通り「さすが!」という演奏でした。何よりも伸びやかな音が素晴らしいですね。この曲にはオーボエが主役のように活躍する協奏曲的な雰囲気もあり,鮮やかで品の良い華やかさのある世界を堪能しました。最後に演奏されたボッケリーニのオーボエ五重奏曲も初めて聞く曲でしたが,大変楽しげな雰囲気のある曲で気楽に楽しめました。

坂本さん,トロイさん,古宮山さん,ソンジュン・キムさんによるモーツァルトの弦楽四重奏曲「狩」はしっかり全曲が演奏されました。この曲ではすっきりとしたキレの良さを楽しむことができました。

演奏会の最後は「花は咲く」を地元の合唱団とOEKメンバーとの共演で演奏されました。最初の方は楽章が終わるたびに拍手が入ったり,「ちょっといつもと違うな」という感じでしたが,トロイさんのリラックスさせてくれるようなトークも交えて,全体的に暖かな雰囲気のある演奏会となりました。

県内縦断コンサートについては,今回を皮切りに全部で19公演行われます。トロイさんは「全部聞いた人には何かプレゼントしなければ」とおっしゃっていましたが,取りあえずこの公演に参加した私にはまだ可能性が残っていますので,他の縦断公演についてもできるだけ聞きに行ってみようと思います。

2013/06/13

レオン・フライシャー指揮OEK定期公演。すべてが味わい深い音楽。自然な立派さのあるベートーヴェン1番。夫人のキャサリンさんとの2台のピアノ共演は別世界の美しさ #oekjp

右手の故障から復帰し,奇蹟のピアニストと呼ばれているレオン・フライシャーさん指揮のOEKの定期公演を聞いてきました。OEKの演奏については,美しい,スリリング,元気が出る..など色々な形容詞で表現してきましたが,意外に少ないのが「無為自然の味わい深さのある」という表現かもしれません。今回の定期公演は,そういう公演でした。曲の中から自然な味わい深さがにじみ出てくるような演奏の連続でした。

特に最後に演奏されたベートーヴェンの交響曲第1番が素晴らしいと思いました。80歳を超えるフライシャーさんは,とてもゆっくりと指揮台まで歩いてこられ,椅子に座って指揮されていました。音楽もそのたたずまいに相応しく,堂々とした落ち着きがありました。音楽には作為的なところはなく,すべての音に慈しむような暖かさがありました。これはフライシャーさんをしっかりサポートしてやろうというOEKメンバーの力だと思います。ゆったりとしたテンポから音があふれ出てくるような豊かさを感じました。それでいて音楽には十分な瑞々しさやエネルギーがあります。遠い目で音楽を楽しんでいるような第3楽章のトリオも印象的でした。OEKが演奏してきたベートーヴェンの中でも特に印象に残る演奏だったと思います。

前半は静謐な落ち着きと音楽を慈しむような気分のある「クープランの墓」に続いて,夫人のキャサリン・ジェイコブソン・フライシャーさんとの共演で,モーツァルトの2台のピアノのための協奏曲が演奏されました。てっきり,K.365の協奏曲が演奏されるのかと思っていたのですが,通常は3台のピアノのための協奏曲として知られている曲を2台用に改編されたものが演奏されました。

この演奏もまた味わい深いものでした。2人のピアノには穏やかさと優雅さが溢れていました。レオンさんの方が第2ピアノで支えている感じでしたが,2人揃って音楽を演奏できる喜びをしっかりかみしめているような気分があり,感動的でした。OEKのサポートも暖かく,ステージ上には別世界が広がっているようでした。

レオン・フライシャーさんのピアノについては,ソロ演奏も聞いてみたかったのですが,今回の演奏会は,波乱万丈の人生がにじみ出たような,そし抑制された中に音楽できる喜びが溢れ出たような,素晴らしい内容の演奏会だったと思います。

2013/06/09

16回目となるOEKメンバーによる「ふだん着ティータイムコンサート」@金沢市民芸術村は大盛況。子どものためのコンサートだけでなく,室内楽コンサートも大変良いムードでした。#oekjp

本日は毎年恒例のOEKメンバーの企画・運営による「ふだん着ティータイムコンサート」を金沢市民芸術村で聞いてきました。このコンサートも今回で16回目となります。音楽堂楽友会や芸術村のボランティアの協力による運営もスムーズで,本当に間近で演奏するOEKメンバーの演奏を楽しむことができました。

前半の子どものためのコンサートはこのような雰囲気でした。
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この距離感は芸術村ならではですね。演奏された曲は,ルロイ・アンダーソンの曲やテレビ・アニメの曲など,親しみやすい曲ばかりでした。楽器紹介コーナーに続いて,恒例の1分間指揮者コーナーがありました。以前に比べると大変活発に手を挙げる子供たちが多かったと思います。

休憩時間は屋外の芝生の上でボール遊びをしたり,池で水遊びをしたりする親子連れの姿が目立ち,いつもの演奏会と違うのどかな風景が広がっていました。
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後半はミュージック工房でいろいろな編成の室内楽が演奏されました。次のような感じでした。
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今回の選曲は,スタジオジブリのアニメの曲,ハイドンやベートーヴェンの弦楽四重奏曲,ダンツィの管楽アンサンブルなど,どの年代の人にも楽しめるような「よくできた」構成になっていました。その中で,渡邉さんを中心としたパーカッションのステージが特に楽しめました。ボディパーカッションだけの曲は,いわゆる「腹鼓」(?)なども出てきて,大いに盛り上がりました(少々痛そうでしたが)。

最後のコーナーは,先日,安永徹さんとの室内楽公演で聞いたばかりの八重奏の編成で(全く同じ編成でした),ビートルズの曲が演奏されました。以前のこのコンサートでも,すぎやまこういち編曲によるビートルズの曲が演奏されたことがありますが,このコンサートを締めるのに相応しい聞きごたえと親しみやすさがありました。

最後の方でチェロの大澤さんが語っていましたが,今回のコンサートでは演奏会の最後の方でも,「かぶりつき」の席(相撲で言うところの砂かぶりの席ですね)にも大勢人が残っており,例年にも増して盛り上がったようです。今回の演奏会を機会に,OEKメンバーに親しみを感じる人がさらに増えたのではないかと思います。

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