OEKのCD

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ

« 2013年7月7日 - 2013年7月13日 | トップページ | 2013年7月28日 - 2013年8月3日 »

2013年7月14日 - 2013年7月20日

2013/07/18

シーズン最後のOEK定期は岩城宏之メモリアルコンサート。今年の受賞者,森雅史さんの美低音と井上道義指揮の「スコットランド」&「イタリア」を楽しみました #oekjp

OEK定期公演の2012-2013シーズンの最後は,岩城宏之メモリアルコンサートでした(シーズン最初の岩城さんの誕生日頃に行われるのが通例だったのですが,今後は7月になるのでしょうか?)。今年の岩城宏之音楽賞受賞者は,富山県高岡市出身のバス森雅史さんでした。

この日のプログラムは,前半がメンデルスゾーンの「スコットランド」交響曲,後半の最初に森さんによるアリア集,最後にメンデルスゾーンの「イタリア」交響曲で締めるという形になっていました。曲の”重さ”からすると「スコットランド」で締める方が落ち着くのですが,歌が入ると演奏会全体が華やかになるので,その場合,後半に「イタリア」を持ってきて明るく締めるというのも「あり」だと思います。

バスの森さんですが,賞状授与の後に石川県の竹中副知事が挨拶の中で語られていたとおり,「ごらんのとおり,イケメンです」という方でした。森さんは既に海外のオペラハウスで活躍されているとのことですが,体格も良いので,見た瞬間,「海外で活躍して当然」という雰囲気を持っていました。声の方も立派で,明るい高音がから重低音までとてもスムーズに聞かせてくれました。「ドン・ジョヴァンニ」の「カタログの歌」については,もう少しケレン味があると良いと思いましたが,ノーブルな雰囲気のある声は魅力的でした。

フレンニコフの「酔っぱらいの歌」は,いかにも井上道義さんが好きそうな雰囲気の曲で,野趣たっぷりのOEKの伴奏に乗って,味のある歌を聞かせてくれました。最後の「ボエーム」の中の「外套のアリア」は,森さんの年齢的にもいちばんキャラクターに合った歌だと思いました。

この日は出身地の高岡市からも団体でお客さんが来られていたようですが,今後,北陸地方でオペラ公演を行うときなどには,是非再登場して欲しいと思います。今回の公演でさらに多くのファンが生まれたのではないでしょうか。

歌モノ以外は,メンデルスゾーンのおなじみの交響曲2曲でした。この日の演奏ですが,井上道義さんの指揮にしてはやや音楽の燃焼度が低い気がしました。

「スコットランド」については,落ち着いた雰囲気はあったのですが,響敏也さんの曲目解説に書いてあったような「旅情」のようなものが欲しいかなと思いました。第4楽章の最後の一気に壮大な雰囲気になる部分はホルンをはじめとして,なかなか格好良かったのですが,井上さんとOEKならもっと楽しませてくれても良いかな,という気はしました。

「イタリア」の方は,OEKが頻繁に演奏している曲だけあって,全体にキビキビとした躍動感がありました。が,どこか雑然とした感じがしました(この日,個人的にやや寝不足気味だったことがかなり影響していたのかもしれません。)。

その中で今回フルートの首席奏者で参加していた工藤重典さんの輝きのあるよく通る音はさすがだと思いました。その音に触発されたように管楽器は全体として,大変雄弁だったと思います。第3楽章の小粋な感じも良かったと思います。

この日の公演は当初は「オール・メンデルスゾーン」プログラムだったと思うのですが,そのままだったら,また少し雰囲気は違っていたのかもしれません。

今年の夏,OEKは山田和樹さんらと海外公演を行いミッシャ・マイスキーなどと共演します。金沢での公演は夏の間ほとんどありませんが,その分,海外公演での成果を期待したいと思います。

2013/07/14

石浦神社の拝殿の中で行われた金沢宮遊のミニ演奏会。OEKのヴィオラの丸山萌音揮さんの独奏で渋ーいプログラムを楽しませてくれました。

金沢は,昨日からものすごく不安定な天候なのですが,午後からは天候が良くなってきましたので,石浦神社(金沢21世紀美術館のすぐ向かいにある神社)で行われている金澤宮遊というイベントの中の一つとして行われた,ミニ演奏会を聞いてきました。

http://www.uraken.co.jp/syuto-kanazawa/2013/07/_2013714152.html

https://www.facebook.com/events/202871943203960/

P1060070


登場したのは,OEKのヴィオラ奏者の丸山萌音揮さんでした。場所がなかなかすごい場所で,神社の拝殿の中でした。こういう場所でクラシック音楽の演奏を行うのはかなり珍しいのではないかと思います。神道には結構ふところの深いところがあるので(勝手にそう思っているだけですが),この辺はノープロブレムなのでしょう。

P1060073
↑こういう場所でした。ブレてしまったのはバチが当たったからでしょうか?

ただし,演奏した丸山さんからすると,「神様の前で演奏する」という意識があったと思います。演奏された曲は,バッハの無伴奏チェロ組曲第6番の中の1曲,ヒンデミットとリゲティの独奏曲ということで,シリアスな雰囲気の
ある曲が並びました。特にヒンデミットとリゲティの曲はかなり晦渋な感じでした。

それでも間近で聞く丸山さんのヴィオラの音は暖かく,木造の建物の中にしっかりと馴染んでいました。

あとからサイトに書いてあった情報を見ると「Neo Va.rock(ネオバロック)」というタイトルがあったようで,なるほどと思いました。”バロック音楽風の新しい曲をロックのように激しく演奏する”というコンセプトだったのだと思います。

このイベントのPRは,やや地味な感じで,演奏直前まで「やっている?やっていない?どこから入る?」という感じでした。明日はフルートとチェロの演奏も行われるので,イベントのPRについては,もう少し分かりやすくして欲しいところです。

PS. 石浦神社の拝殿に入るのは,我が家の子どもの七五三の時以来です。金沢独自(石浦神社独自?)の風習で碁盤の台の上から飛び降りるという儀式をするのですが,そのことを思い出して懐かしくなりました。

« 2013年7月7日 - 2013年7月13日 | トップページ | 2013年7月28日 - 2013年8月3日 »

最近のコメント

最近の記事

最近のトラックバック