OEKのCD

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

« 2013年9月8日 - 2013年9月14日 | トップページ | 2013年9月22日 - 2013年9月28日 »

2013年9月15日 - 2013年9月21日

2013/09/17

OEK新シーズン開幕&全国ツァー開始。アシュケナージ指揮OEKによるシューマンは健康的な魅力。辻井伸行さんのショパンの方は軽やかな美音が魅力。大盛況 #oekjp

台風も通り過ぎ,今日は全国的に見事な秋晴れになりました。その中で金沢では,OEKの新シーズン開幕の定期公演が行われました。指揮はウラディミール・アシュケナージさん,ピアノ独奏は辻井伸行さんということで,会場は満席でした。今回は定期公演であると同時に9月後半ずっと行う国内ツァーの初日ということにもなります。

アシュケナージさんがOEKの公演に登場するのは2回目だと思いますが,定期公演に登場するのは今回が初めてです。ツァー用にも色々なプログラムが用意されていますが,OEKファン的には,OEKが初めて演奏するシューマンの交響曲第2番が特に注目です。本日は,この曲を楽しみに行ったのですが,期待通り,アシュケナージさんの表現意欲と人柄がしっかり伝わってくるような,聞きごたえのある演奏でした。

この曲については,最晩年のバーンスタインが札幌でPMFオーケストラを指揮した映像をNHKの音楽番組などで何回か見たことがあり,熱い情念の渦巻くような演奏が印象に残っているのですが,この日のアシュケナージさんの指揮OEKの演奏からは,健康的な明るさを感じました。ステージに登場するアシュケナージさんの姿からも,気取りのない飾らないあり人柄が強く伝わって来たのですが,演奏の方にもアシュケナージさんの溢れる思いが率直に反映しているようでした。この曲については,もう少し屈折した暗さがあっても良い気はしましたが,メンデルスゾーンを思わせる明るさは,OEKにはぴったりだと思いました。最初に演奏されたメンデルスゾーンの「フィンガルの洞窟」の方も,アシュケナージさんの表現意欲がどんどん湧き上がってくるような感じの演奏でした。

人気ピアニスト辻井伸行さんと共演したショパンのピアノ協奏曲第2番については,辻井さんの音の美しさと指の動きの軽やかさが印象的でした。特にノクターンを思わせる2楽章の美しさと,最終楽章のホルンの信号の後の軽快さが良かったと思います。ただし,全体的に音楽の流れにドラマティックな雰囲気が少なく,ややインパクトが弱いと感じました。辻井さんはOEKと同じ25歳ということで,今後の人生経験とともに音楽の方もさらに成熟していって欲しいと思います。

演奏会の最後には,アンコールでラフマニノフのヴォカリーズが演奏されました。今回のツァーでもアンコールで演奏されると思いますが,「さすがアシュケナージさんはラフマニノフのスペシャリストだな」という演奏でした。あっさりした演奏かと思ったら,どんどん思いがこもってきて,情感が溢れ出すようでした。

演奏会後は,アシュケナージさんのサイン会がおこなれました。これも大盛況でした。私は,今から25年以上前に買ったアシュケナージさんのCD(ショパンのピアノ曲集)を持参しサインを頂いてきました。これは大変良い思い出になりました(個人的には,アシュケナージさんのソロ・ピアノも生で聞いてみたいと思っています)。

今回のツァーはとても長いツァーですが,25周年記念のOEKを全国にアピールしてきて欲しいと思います。

2013/09/15

金沢教会オルガン建造10周年記念コンサートでジャン=フィリップ・メルカートさんのオルガンを聞いてきました。柿木畠ではジャズ・ストリートでゴスペルも歌っていました

石川県立音楽堂に「金沢教会のオルガン建造10周年記念コンサート」(無料)というチラシが置いてあったので,秋の連休...といいつつ夏のように暑かった休日の午後にオルガンの演奏を聞いてきました。金沢教会というと分からない方もいるかと思いますが,柿木畠のうつのみや書店の向いにある教会です(次の写真)。

Nec_0170

金沢市で音楽イベントがあれば,どこにでも聞きに行っている私ですが,教会というのはやはり敷居が高くこの教会をはじめ,ほとんど中に入ったことはありません(ただし,仏教のお寺も同様です。神社の方は初詣をはじめ,それなりに行っていますね)。こういう音楽イベントがないと一般の人には近づきにくいという面もありますので,その点では,音楽による布教活動には重要なことなのだと思います。

教会に入ってみると,ちょっとした体育館を思わせるぐらいの天井の高い明るく開放的な雰囲気の礼拝堂がありました。牧師さんがお話をするステージ(?)の反対側の上の方にパイプオルガンがあり,今回は礼拝の時とは椅子の向きを逆にして,ちょっと上を見るような感じで音楽を楽しみました。

パイプオルガンについては,石川県立音楽堂のパイプオルガンしか聞いたことがないのですが,まず,音楽堂以外にもこんな立派な楽器が金沢市内にあったんだ,という新鮮が発見がありました。演奏のジャン=フィリップ・メルカートさんは,ベルギー出身のオルガン奏者で,札幌コンサートホールKitaraをはじめ,現在,日本国内でオルガン奏者として活躍されている方です。

チラシを見ただけだと,無料なので1時間ぐらいかな,と思っていたのですが,実際には休憩やアンコールを含めて2時間近くあり,オルガン・リサイタルとして大変充実した内容でした。

この教会は調べてみるとプロテスタントの教会ということで,ステンドグラスなどは無かったのですが,パイプオルガンの音も清々しい感じでした。個人的には,教会といえば,暗い部屋の中にロウソクが灯っているいるという印象があったので(やはりクリスマスの時期の印象でしょうか)),柔らかい外光が差し込む中で聞くオルガンは新鮮でした。

演奏された曲の中では,やはりバッハの曲がいいなと思いました。気高い音楽に触れたという実感を持ちました。後半最初に演奏されたメンデルスゾーンの前奏曲とフーガも良い曲だと思いました。メンデルスゾーンはマタイ受難曲を復活させたことでも有名ですが,オルガンの作品的にもバッハの後継者と言えそうです。曲の途中,音量を変えたり,音質を変えたりするのですが,この日はアシスタントの方が操作を手伝っていました。この辺は音楽堂のオルガンとは違う点かもしれませんが,こういう「手作業の労働」の方が見ていて面白いですね。

途中,「小さい秋みつけた」に基づく即興演奏がありました。この日から金沢市内ではジャズストリートというイベントが始まりましたが,時々外から漏れ聞こえてくるジャズの音を聞きながら,「精神としては意外に近いかも」と思いました。

最後,ヴィドールのオルガン交響曲第6番のフィナーレで華麗に締められました。

演奏会の後,外に出てみると,ジャズストリート関連の音楽を楽しげに演奏していました。この時はゴスペルを歌っていましたが,この異業種交流的な雰囲気も良いなぁと思いました。

Nec_0172

« 2013年9月8日 - 2013年9月14日 | トップページ | 2013年9月22日 - 2013年9月28日 »

最近のコメント

最近の記事

最近のトラックバック