OEKのCD

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2014/03/02

石川県学生オーケストラ&オーケストラ・アンサンブル金沢合同公演,今年のメインはボロディンの交響曲第2番。重厚で若々しい演奏を堪能しました。OEKのハイドンもお見事でした。#oekjp

この時期恒例の石川県学生オーケストラとオーケストラ・アンサンブル金沢の合同公演,カレッジ・コンサートを聞いてきました。この演奏会も回を重ね,今回で11回目になります。今年の指揮者は,小松長生さんで,金沢大学フィルハーモニー管弦楽団,金沢工業大学室内管弦楽団のメンバーとオーケストラ・アンサンブル金沢が合同で演奏しました。

1曲目はOEK側がトップ奏者になり,チャイコフスキーの「くるみ割り人形」組曲が演奏されました。名曲中の名曲ですが,OEK単独だとなかなか演奏する機会はない曲です。小松さんの指揮は非常に正統的で,この曲の魅力をストレートに楽しませてくれました。指揮する姿にも全くブレがなく,安心して楽しむことができました。花のワルツの最後の部分の威厳に満ちた終わり方など,「お見事!」という感じの演奏でした。

2曲目のハイドンはOEK単独の演奏でした。これもまた現代オーケストラによるハイドン演奏の見本のような見事な演奏だったと思います。冒頭からとても速いテンポでスッキリ,クッキリと明快な音楽を聞かせてくれました。ハイドンの後期の交響曲は非常に緻密に出来ていて,それらの音やフレーズの積み重ねを聞くだけでうれしくなります。今日の演奏は,そういった点で大変明快であると同時に,リラックスした気分もありました。

最終楽章のコーダの前では,何故か第2楽章ののんびりとしたメロディが再現してきて,「おお」と思いました(全く違和感がなかったので,気づかなかった人もいたと思います)。そういう遊びの感覚の後,ビシッと曲を締めてくれるあたり,緊張感とユーモアの絶妙のバランス感覚のある見事な演奏だったと思います。

後半のボロディンの交響曲第2番は,私自身,実演で聞くのは始めての曲です。他のオーケストラの実演でも聞いたことはないのですが,LPレコード時代などにはレコーディングも多かった曲です。LPレコードの片面にちょうど納まるぐらいの長さだったので,それが人気だったのかもしれませんが,本来,今でももっと演奏されるべき作品だと思います。

この演奏では,学生オーケストラ側がトップ奏者になっていました。冒頭の音型がとても印象的な曲ですが,非常に堂々と演奏しており,まず,学生オーケストラとOEKが一体になった”音の厚さ”を堪能できました。大型の恐竜がゆっくりと動きまわるような,独特の雰囲気が出ていました。恐竜は絶滅してしまっているので,言い方を変えると,やはりちょっと現代の感覚とずれた曲なのかもしれませんが,インパクトの強さは不滅だと思います。最後の部分の仰々しさも最高でした。

途中の楽章では,第3楽章でのホルンやクラリネットのソロが大健闘でした。この部分は,「中央アジアの草原」的な大らかさがありました。そうやって聞くと,第4楽章は草原を馬が走っているようにも感じられます。なかなか重厚さのある疾走感があり,とても楽しいエンディングになっていました。パーカッションも活躍していましたが,ひっぱたくようなタンバリンなど,若々しさに溢れた演奏でした。

今回はボロディンの交響曲第2番という,かなり意表を突く曲でしたが,こういう選曲は良いですねぇ。来年もまた,OEKメンバーもびっくりというような曲を聞いてみたいと思います。

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