OEKのCD

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2014/05/05

ラ・フォル・ジュルネ金沢2014 本公演2日目,朝から晩までピアノを中心に11時間。V.ワーグナー,OEKのダンス・プロ,タタルスタン国立響,室内楽+能舞,ワグネルソサィエティ,ルーカス・ゲニューシャス(すごい!),マタン・ポラト,近藤嘉宏&OEK #lfjk

ラ・フォル・ジュルネ金沢2014 本公演2日目は雨になりました。これまであまり雨の記憶がないのですが,JR金沢駅周辺はかえって”熱狂度”が高まっていたかもしれません。まず,鼓門下が”リバーシブル”仕様で雨の時は内側に向いて演奏できることを初めて知りました。この辺のエリアイベントは別途,ご紹介しましょう。

Tudumimon
↑前日までとは違って,ドームの中に向かって演奏していました。ドーム内に音が溢れていました。


本日の私のコースは,「ピアノ中心」でした。プログラムを選ぶ時はそれほど意識していなかったのですが,気づくとピアノばかり選んでいました。

朝10:00,金沢市アートホール。ヴァネッサ・ワーグナーさんによる目覚めのシューベルトの即興曲。この曲は大好きな作品ですが,実演でまとめて聞いたのは本当に久しぶりのことです。ワーグナーさんは,見るからに知的な雰囲気の方で,一緒に演奏されたヤナーチェクとリストの曲も含め,大変魅力的な演奏を聞かせてくれました。これから注目したいアーティストです。

11:00からは石川県立音楽堂コンサートホールへ。前日はOEKの公演には行かなかったので,本公演でOEKを聞くのはこれが初めてです。三ツ橋敬子さんの指揮による「三都の舞曲集」,簡単に言うと(?)”ダンス,ダンス,ダンス”プログラムでした。三ツ橋さんの指揮は昨日のドヴォルザークのチェロ協奏曲の時に比べると,もっとしなやかな感じで,スラヴ舞曲,ルーマニア民族舞曲,ハンガリー舞曲を生き生きと楽しませてくれました。サイン会でも大人気でした。
Mitsuhashi
↑ボランティアの方のTシャツの背中にサイン中の三ツ橋さん。サイン会に参加しやすいというのも,ラ・フォル・ジュルネ東京にはない,金沢の魅力かもしれません。

その後,昼食を食べながらエリアイベントめぐり。これは別途紹介しましょう。

13:30からは再度コンサートホールで,”謎の”タタルスタン国立交響楽団による「新世界」公演へ。この公演については,あえて前売り券を買わず,当日券で入ることにしました。密かに”ステージキャスト”席を狙っていたのですが,今年はこの席はなく,正真正銘の”立見”になってしまいました。

駅のコンコースあたりで立見をするのは,あまり気にならないのですが,ホール内の最後列で立見をするというのは,正直なところ少々辛いところがあります。自己責任の安い席(1000円でした)なので大きなことは言えませんが,やはり椅子が欲しいと思いました(私のお隣にいた年輩の方は結構辛そうにしていました。)。

この大人気の「新世界」公演ですが,演奏の方もかなり個性的でした。これはオーケストラというよりは,指揮者の責任だと思いますが,どうも音楽の作り方が単純というか雑な感じで,一言で言うと,音が大きくなるとテンポが速くなり,金管や打楽器が炸裂するという演奏でした。ある面,気持ちよかったのですが,「日本人の愛する新世界」だからこそ,もう少し微妙な表情を持った演奏を聞かせて欲しいと思いました。

14:45からは,金沢オリジナルプログラムの能舞と室内楽の共演でした。今回はリストのオーベルマンの谷のピアノ三重奏編曲版と能の共演でした。能については,やはり今回の簡単のリーフレットだけでは”どういうストーリーなのだろう?”という状況だったのですが,曲想が変化した途端に別の人物が出てくるなど,大変よく出来たパフォーマンスだったのではないかと思います。水上由美さんを中心とした三重奏も大変心地よい演奏を聞かせてくれました。

16:00からは,コンサートホールで金聖響指揮OEKを聞きました。最初に演奏されたスークの弦楽セレナード(抜粋)は,ドヴォルザークの弦楽セレナード”第2番”と言っても良いほど似た雰囲気の作品でしたが,何よりメロディが魅力的で大変気持ちよく楽しむことができました。ガランタ舞曲の方は,OEKの演奏で聞くのは久しぶりのことです。こちらも次々と出てくる魅力的な曲想を一気に楽しむことができました。

最後に「美しく青きドナウ」の男声合唱付き版が演奏されました。この曲だけは,佐藤正浩さんが指揮を担当し,慶応大学ワグネル・ソサィエティ男声合唱団が加わりました。男声合唱が加わると曲の厚みが一気に増し,熱い思いが伝わってくるようでした。それにしても...佐藤正浩さんは,松井秀樹さんによく似ていると思います。声もそっくりです。

17:15からは,またまた邦楽ホールに移り,前回のショパンコンクールで2位を受賞したルーカス・ゲニューシャスさんの演奏を聞いてきました。個人的には今日の公演の中でいちばんインパクトが強かったのがこの公演でした。ブラームスのピアノ・ソナタ第1番という若い時の作品だったのですが,何より打鍵に力があり,音を聞くだけで引き付けられました。バルトークの曲はさらに打楽器的な曲だったので,プロコフィエフあたりぴったりかも...と思って居たら,アンコールでそのプロコフィエフのピアノ・ソナタ第7番の最終楽章が演奏されました。この演奏も強烈で,冷静な気分を残したまま,音の迫力だけが増していくという,一言で言うと「すごい」演奏でした。是非,また金沢で公演を行って欲しいと思います。

そろそろ体力的には限界に近づいていたのですが(やはり「新世界」公演で立見をしていたのが結構,足に来ていました),18:30からはブラームスのピアノ協奏曲第2番とリストの前奏曲をタタルスタン国立響とマタン・ポラトさんのピアノで聞きました。リストの方は,強烈に叩きまくる打楽器や大きく盛り上がる金管楽器の演奏を中心に気持ちよく楽しませてくれました。

ブラームスのピアノ協奏曲第2番は,実は私自身,実演で聞くのは今回が初めてでした。マタン・ポラトさんとタタルスタン国立響は,全く慌てることのない,堂々としたテンポでこの大曲を演奏しました。演奏時間は50分を越えていたと思います。というわけで,途中からボーッとした感じになってしまいました。ラ・フォル・ジュルネの魅力(?)として,「年に1回,体力の限界に挑む」みたいなところもあると思います。というわけで,3楽章などは,「夢か幻か」という能の世界のような感じになってしまいました。

それでもさらにもう一つ,公演を聞きました。20:00からの近藤嘉宏さんとOEKメンバーによるドヴォルザークのピアノ五重奏曲とリストのハンガリー狂詩曲第2番の演奏会です。リストの方はテンポの変化の大きい,大変生き生きとした演奏でしたが,近藤さんの演奏には,「やや弾きなれていないかな」という感じがありました。ドヴォルザークの方は,仲間と一緒になって挑む室内楽といった感じがあり,見事なチームワークと緊張感が共存した演奏を楽しむことができました。

今日は朝10:00から夜21:00まで石川県立音楽堂周辺に居たことになります。さすがに疲労困憊といったところですが,こういう状態になること自体が「熱狂」とした言いようがありませんね。

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