OEKのCD

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2014/05/06

ラ・フォル・ジュルネ金沢2014最終日。本日も石川県立音楽堂は大賑わい。好天にも恵まれ,気持ち良い雰囲気でクロージング・コンサート。間近で聞く生声に酔わせてもらいました #lfjk

ラ・フォル・ジュルネ金沢2014は,本日が最終日。夕方から行われたクロージングコンサートで終了しました。

金沢の場合,4月29日から「北陸エリアイベント」をやっていますので,丸一週間開催していた形になります。特に5月3日は「金沢独自企画」を丸一日行っていましたので,実質,5月3~5月6日の4日間は「朝から晩まで音楽漬け」の「熱狂の日々」だったことになります。

本日は,そのフィナーレ。例年通り大勢のお客さんを迎えて,幸せな気分で最終日を終えることができたのも,特に運営に当たっていた石川県立音楽堂の皆さんのお蔭だと思います。心から感謝したいと思います。
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さて本日の公演ですが,私は朝10:00から19:00少し前のクロージング・コンサートまでいました。

まず10:00から邦楽ホールで,「金沢オリジナルプログラム」でトリオ・エトワールのピアノ三重奏と竹多倫子さんのソプラノを聞きました。

この公演では,オープニングコンサートでも聞いた竹多さんの声の力に圧倒されました。コンサートホールで聞くよりもさらに迫力を感じることができました。竹多さんには,是非,来年以降もLFJKの主要メンバーとして参加してもらいたいものです。

その後,サイン会が行われましたが,こちらの方も大賑わいでした。様子を見ていると,竹多さんと一緒に記念撮影をしている人の姿が目立ちました。親類縁者・知人が多数来られていたのかもしれませんが,こういう雰囲気も,LFJKならではのアットホームさだと思います。実は,私も竹多さんとは全く関係がないわけではなく,私の母の友人が竹多さんのお母さんの知り合いです(結局,全くの他人ではありますが)。

金沢の場合,こういう関係は結構重要だと思います。「知り合いの知り合い」レベルだと金沢市民のかなりの人がつながるのではないかと思います。というわけで,吹奏楽であるとか,ピアノであるとか,プロのアーティストに交じって,地元の人が多数参加する音楽祭になっていることは重要だと思います。このことが,毎年安定的に盛り上がっているポイントの一つだと思います。

11:30からは,コンサートホールで,シューベルトの「未完成」と歌曲集のプログラムを聞きました。シューベルトといえば,数年前のLFJKを思い出しますが,管弦楽編曲版歌曲は「OEKの財産」のようなものなので,これも「金沢オリジナル企画」の一つかもしれません。ここではルイザ・アルブレヒトヴァさんとセバスチャン・ハウプマンさんも出演されました。このお2人は,クロージングコンサートでも大活躍でしたので,そちらで触れたいと思います。

三ツ橋敬子さん指揮OEKの演奏では,堂々と演奏された「未完成」も素晴らしかったのですが,個人的には「ロザムンデ」バレエ音楽第2番を聞けて,大変うれしく思いました。ロザムンデの音楽といえば,間奏曲第3番ばかり演奏されますが,このバレエ音楽第2番もとても良い曲で,自分が高校生の頃,何回も聞いていたことを思い出しました。

この公演の後にもサイン会が行われました。すっかり「サイン会の場所」も定着し,毎回賑わっていました。AKBには「会いに行けるアイドル」というキャッチフレーズが付いていますが,LFJKについては「アーティストに会いに行ける音楽祭」というのを「売り」にしても良いと思います。「そこで青島広志さんがマグカップを売っている。さっきは池辺先生を見かけた」「おっ今演奏していた人だ」みたいな会話を良く聞きました。ラ・フォル・ジュルネ金沢の場合,東京国際フォーラムのような広い場所でないことを逆手に取って,「有名人に会える」ことをセールスポイントにしても良いと思います。

13:00からは,邦楽ホールでモディリアーニ弦楽四重奏団を聞きました。この団体は,LFJKの常連として毎年のように聞いています。本当に素晴らしいグループだと思います。ドヴォルザークの「アメリカ」とドホナーニの弦楽四重奏曲第3番を演奏しましたが,どちらも当たりは柔らかいのにきっちりと引き締まった雰囲気があります。そして何より,彼らならではの”薫り”のようなものがあります。ここでもまたサイン会がありましたのでCDを購入して4人からサインを頂いてきました。いわゆる「イケメン4人」ということで,こちらも大賑わいでした。

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↑ この賑わいの中でサイン会。どうしても熱狂的な気分になりますね。「サインをもらおう,CD買おう」という声も聞こえてきたので,売上にも貢献している気がします。

14:30からは,コンサートホールで金聖響指揮OEK+工藤重典+ドミトリー・マフチンの演奏を聞きました。コンサートホールの公演のトリということになります。最初に演奏されたドップラーのハンガリー田園幻想曲は,「有名な曲だけれども実演で聞く機会は少ない」作品ですね。私自身,実演で聞くのは今回が初めてでした(日本でだけ有名な作品というのもその理由だと思います)。工藤さんのフルートは,音量が豊かで輝かしさがありました。こうやって聞くと,オペラのアリアのような構成の曲だなぁと思いながら堪能しました。

マフチンさんの独奏によるブラームスのヴァイオリン協奏曲の方は,マフチンさんの密度の高い音とOEKの正攻法の演奏とが絡み合うようなシンフォニックな演奏でした。ただし,マフチンさんについては本調子でないような気がしました。

コンサートホールの演奏が終わるたび,音楽堂前広場が大盛況になるのもLFJKならではです。この雰囲気がラ・フォル・ジュルネの大きな楽しみだと思います。
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↑毎回,こんか感じでした。まさにお祭りという雰囲気です。

その後,ムジカーシュというハンガリーの民族音楽アンサンブルの公演があったのですが,クロージングコンサートに備えてこれには行かず,少し早目に,開場待の列に並びました。

今年のクロージングコンサートは,井上道義さんが不在ということで,鈴木織衛さんの司会で進められました。この鈴木さんのトークはいつも素晴らしいのですが,今回の司会は特に素晴らしく,大変スムーズにコンサートが行われました。今回のポイントは,プラハ,ウィーン,ブダペストの三都にちなんだオペラ・アリアを聞くというもので,プラハで初演された「ドン・ジョヴァンニ」「フィガロ(これはプラハで初演ではないけれども,プラハで人気があった作品)」,ウィーンのオペレッタの代表の「こうもり」,ハンガリーの作曲家レハールの「メリー・ウィドウ」などのアリアが演奏されました。
Closing
↑これはリハーサルの様子です。

今回登場した歌手は,ソプラノ3人+バリトンということで,やや変化に乏しいのかなと初めは思ったのですが,間近で聞くで,各ソプラノの違いを強く感じることができ,大変面白い経験をできました。特に素晴らしかったのは,ルイザ・アルデヒトヴァさんでした。声量が豊かな上,主役に相応しい華やかさや演技力がありました。特にカールマンの「チャールダーシュの女王」のチャールダーシュは魅力満点でした。

セバスチャン・ハウプマンさんとの「メリー・ウィドウ・ワルツ」でも酔わせてくれました。熊田祥子さんの方はもっと軽い声質ということで,音の通りの良くない交流ホールだとちょっと不利な面はありましたが,「こうもり」のアデーレを軽やかに聞かせてくれました。

個人的には,今回のつながりを生かして,アルデヒトヴァさんがハンナ役を歌う「メリー・ウィドウ」などを企画して欲しいと思います。クロージングコンサートには,今回のLFJKで井上道義さんの代役として大活躍した三ツ橋敬子さんも指揮者として登場しました。その躍動感あふれる指揮姿は,井上さんの代役としてぴったりだったと思います。バレエのような指揮ぶりの井上さんとは全く傾向は違いますが,躍動感あふれる指揮ぶりで音楽を鮮やかに表現できるという点で「是非またOEKを指揮して欲しい」と思いました。それと同時に,井上さんの指揮をまた見たいと思いました。

クロージングコンサートの最後は,「三都に加えて金沢」ということで,ドナウ川でもモルダウ川でもなく,浅野川にちなんだ曲として,今年初演されたばかりのオペラ「滝の白糸」の中のアリアが歌われました。登場したのが初演時の「白糸役」の中嶋彰子さんのカヴァー(代役)だったソプラノの木村綾子さんでした。そしてオペラの副指揮を務めていた沖澤のどかさんが今回は指揮をされました。

このオペラは大好評だったのですが,その上演のために貢献した二人に,こういう素晴らしい活躍の場を用意したことも嬉しいですね。特に木村綾子さんの歌は,大変迫力がありました。そして,最後にサプライズとして,合唱団がいきなり現れ,オペラの最後の曲を感動的に歌い上げてくれました。

私は開演までの「待ち時間」の中にリハーサルを聞いてしまったので,最後に合唱団が出てくることは予想していたのですが,多くのお客さんは,驚いたのではないかと思います。やはり「締めは合唱」なのかもしれません。

「メリーウィドウ」の「ヴィリアの歌」の演奏前,「この曲には有名なメロディが出てきます。私が合図をしたら一緒にハミングしてください」と鈴木さんから指示があり,みんなで「ムームムー」と歌ったのですが,この「シング・アロング」企画も面白かったですね。今年ヒットしている,ディズニー映画「アナと雪の女王」で,映画後,主題歌を皆で歌う「シング・アロング」が人気になっているそうですが,「クロージング・コンサートで一緒に歌う」というのも恒例にしても面白いと思います。

普通の演奏会で一緒に歌ってもらうのは難しい面がありますが,この交流ホールのような場所なら「ちょっと指導してもらえれば行けるかも」という気になります。ハミングで良いなら,結構色々な曲が歌えそうな気がします。

というわけで,実に和やかな雰囲気の中,クロージング・コンサートはお開きとなりました。祭りの後の一抹の寂しさを味わいつつも,元気をもらった人も多かったと思います。明日からまた仕事という人も多いと思いますが,3日分働くぐらいの元気は皆さんもらえたのではないかと思います。

Finale
↑終演後の赤いステージ

あとは井上道義さんのことが気になりますが,熱いメッセージを受け,是非来年のLFJKのクロージングコンサートではその姿を見たいと思います。
Message
↑井上音楽監督へのメッセージ。既に池からアヒルが多数溢れています。

Message2
↑あひる形カードも品切れとなり,「池」にダイレクトに書いている人もいました。

お祭りは無事終わりましたが,さてもう一人あの方を忘れていませんか?どうしているのでしょう(「ピーターとおおかみ」風)?というわけで,出口にペンギンがいました。来年は「公認」になるのでしょうか?こちらも注目ですね。
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PS.昨日,一昨日のように21:00が終演だとかなり疲労感が残るのですが,19:00前に終演だと,「心地よい充実感と疲労感」という感じになります。この形はなかなか良いのではないかと思いました。

今年の公演を見て感じたのは,「夕方以降のコンサートホール」公演は,満席にするのは難しいということです。逆に言うと,午後~夕方のコンサートホール公演は「新世界」人気はあったにしても,満席になりやすいと思います。

来年以降,新幹線が来て,県外の人がどれだけ増えるか次第ですが,現在のところ金沢市内を中心に北陸3県から音楽堂に日帰りで来ている人が多そうな気がします。私のように,家族から見放されている(?)ような人は別として,休日の夜は家族で食事でもという人も多いと思います(日曜日の夜に公演がないのと同じ理由)。基本的に有料公演は19:00ぐらいで切り上げ(その後は,交流ホール公演や音楽堂前で盛り上がってもらう。または,金沢の夜の街に流れてもらう),本公演を3日間にするというのもありかな,と思いました。

その他,思いついたのは,コンサートホール3階席の両サイド席の扱いです。この場所については,定期公演同様「当日券用スターライト席(500円)」とするのもありかなと思いました。

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