OEKのCD

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ

« 2014年5月4日 - 2014年5月10日 | トップページ | 2014年5月25日 - 2014年5月31日 »

2014年5月18日 - 2014年5月24日

2014/05/18

音楽堂室内楽シリーズ2014のラインナップ。OEKメンバーの出番は少ないのですが,今年も多彩な内容です。

昨年から始まった「音楽堂室内楽シリーズ」の2014年度の予定の書かれたチラシが石川県立音楽堂に置いてありましたので,ご紹介しましょう。今年度はOEKメンバーの出番は少ないのですが,コンサートホール(ステージ上)で楽しむクラヴィコードなど,色々とヒネリのある内容になっています。

第1回7月8日(火)19:00 交流ホール
打楽器×演劇=音楽物語

横田大司:白紙の一幕,音楽物語「芋ほり藤五郎」 他

出演:風李一成,打楽器アンサンブル想樂:sola

第2回8月21日(木)19:00 邦楽ホール
IMAチェンバーコンサート

プロコフィエフ:2つのヴァイオリンのためのソナタ
モーツァルト:弦楽五重奏曲第3番
ショーソン:ヴァイオリン,ピアノと弦楽四重奏のための協奏曲

出演:レジス・パスキエ,ミハエラ・マルティン,ナムユン・キム,ホァン・モンラ,クララ=ジュミ・カン,シン・ヒョンス,神谷美千子,毛利伯郎,チュンモ・カン,OEKメンバー

第3回9月29日(月)19:00 交流ホール
シモン&マインハルト・プリンツ デュオ

モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ホ短調
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番
ペンデレツキ:ヴァイオリンとピアノためのソナタ 他

出演:マインハルト・プリンツ(ピアノ),シモン・プリンツ(ヴァイオリン)

第4回10月31日(金)19:00 交流ホール
上杉春雄「平均律+」ピアノコンサート

バッハ,J.S.:平均律クラヴィーア集 第1巻1~8番
ムソルグスキー:展覧会の絵

第5回12月16日(火)19:00 コンサートホール(ステージ上鑑賞)
小林道夫クリスマス・クラヴィコード

バッハ,J.S.:インヴェンションとシンフォニア から
バッハ,J.S.:フランス組曲第5番ト長調 から
バッハ, C.P.E.:スペインのフォリアによる12の変奏 ニ短調 他

演奏:小林道夫(クラヴィコード)

第6回2月27日(金)19:00 交流ホール
オペラの楽しみ方 カヴァレリア・ルスティカーナ

マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」

演奏:中鉢聡(テノール),浪川佳代(ソプラノ),押川浩士(バリトン),大野由加(ピアノ)

LFJK明けは北陸新人登竜門コンサート<ピアノ部門> 木米 真理恵さんのグリーグ,塚田尚吾さんのサン=サーンス。どちらも素晴らしい演奏。存分に力を発揮していたと思います。 #oekjp

ラ・フォル・ジュルネ金沢明け,最初の演奏会は,北陸新人登竜門コンサート。今年はピアノ部門で,オーディションで選ばれた木米真理恵さんと塚田尚吾さんが登場しました。本来は,審査員でもある井上道義指揮OEKとの共演のはずでしたが,LFJK同様,金聖響さんに指揮者は交替になりました。

今回のお2人ですが,お見事でした。「新人」という冠が付いているだけあって,演奏会前には,ちょっと冷や冷やする場面もあるのかな,と思ったりもしたのですが,全くありませんでした。木米さんの演奏したグリーグのピアノ協奏曲は,OEKが演奏する機会は少ない作品ですが,木米さんは,有名な冒頭部から,非常に美しい音で安定感のある音楽を聞かせてくれました。ピアノの音はやや軽い感じでしたが,どの音にもしっとりとした柔らかさがあり,特にこの曲の持つ抒情的な面をしっかり楽しませてくれました。第3楽章の演奏中,謎の高周波音が会場内に発生して,やや集中できない部分がありましたが,大変完成度の高い演奏だったと思います。

塚田さんは,サン=サーンスのピアノ協奏曲第2番を演奏しました。塚田さんは,音楽大学に在籍中なのですが,まずは音の威力が素晴らしく,第1楽章最初のカデンツァ風の部分からぐっと集中して楽しむことができました。この登竜門コンサートに男性ピアニストが登場すること自体珍しいのですが,過去このコンサートに登場したピアニストの中でもいちばんスケールが大きいのではないかと思いました。第3楽章の若々しいスピード感は,新人ピアニストにぴったりでした。

サン=サーンスの曲自体,分かりやす過ぎるぐらい分かりやすいのですが,浅い印象は全く与えずに曲の持つ華やかさやエネルギーをしっかり伝えていたのが素晴らしかったと思います。

唯一の問題点は...演奏終了後,木米さんと二人でステージに再登場して,袖に引っ込む時に「レディ・ファースト」を忘れてしまったことくらいでしょうか。二人とも本当に楽しみなピアニストです。これからもまた聞く機会があると思いますが,今後の活躍を期待したいと思います。

それ以外にも金聖響さん指揮OEKでメンデルスゾーンの「フィンガルの洞窟」とビゼーの「アルルの女」の中のアダージェットが演奏されました。どちらもOEKにぴったりのレパートリーで,爽やかな5月にぴったりの演奏を聞かせてくれました。

井上道義さんは,今回の演奏会に是非出演したかったと思うのですが,今回の2人が素晴らしい演奏を聞かせてくれたことは,最高の「お見舞い」になったのではないかと思います。来年のこの演奏会には是非井上さんに復活してもらいたいと思います。

« 2014年5月4日 - 2014年5月10日 | トップページ | 2014年5月25日 - 2014年5月31日 »

最近のコメント

最近の記事

最近のトラックバック