OEKのCD

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2014年10月5日 - 2014年10月11日

2014/10/10

Special "Malambo" Night! ?OEKはアロンドラ・デ・ラ・パーラさんにすっかり乗せられました。真にピュアなチャールズ・ナイディックさんのクラリネットも忘れられません #oekjp

10月10日,元「体育の日」の夜に行われたOEK定期公演は,スポーツをした後のような爽快な汗が残る,これまでにない演奏会となりました。指揮は今回がOEK初登場のメキシコ出身の若手指揮者,アロンドラ・デ・ラ・パーラさんでした。デ・ラ・パーラさんは,ユニクロのCMにも登場されているだけあって,いかにも都会的に洗練されたファッショナブルな雰囲気を持った女性でした。指揮の動作も大変大きく(手がとても長く,後ろから見ていても引き込まれそうでした),OEKを見事にドライブしていました。

プログラムは,ファリャ,コープランド,マルケス,ピアソラ,ヒナステラと,これまでのOEKの定期公演では聞いたことのないラテン系の曲が並びました。特に後半の3曲は,どれもOEKが演奏するのは今回が初めてだったのではないかと思います。室内オーケストラが演奏するにはやや編成が小さいのかもしれませんが,大変スリムなデ・ラ・パーラさんのスタイルにぴったりの軽快さと透明感があり,会場は大変盛り上がりました。

後半の曲はどれも楽しかったのですが,やはり最後に演奏された,ヒナステラのエスタンシア組曲が鮮やかでした。第1曲目からリズムの饗宴という感じで,変拍子を含むようなラテン系のリズムが続き,コンサートホールを南米の気分に変えてくれました。特に終曲のマランボが印象的でした。バーンスタインの「ウェストサイド物語」の「アメリカ」とちょっと似た感じの「タタタタタタ,タータータ」というリズムが執拗に繰り返され,一種トランス状態のような気分にさせてくれました。

ただし,デ・ラ・パーラさんとOEKの演奏は実は冷静で,精密な機械のようにカッチリと聞かせてくれました。それでも自然に熱を帯びてくる感じが印象的でした。

そしてアンコールです。マランボの一部が再度演奏されたのですが,今度は「みなさんご一緒に」ということで,全員(ほとんどの人が立っていた印象)総立ちになって,「揺れて」「飛んで」という状態になりました。デ・ラ・パーラさんは,青島広志さん以上にお客さんを乗せるのが上手かもしれません。こういう雰囲気の定期演奏会は初めてかもしれません。

OEKの方もノリノリで,ホルンも揺れる,パーカッションも揺れる,チェロは回る...とほとんど「のだめカンタービレ」のような世界になっていました。

前半に登場したチャールズ・ナイディックさんのクラリネットも忘れられません。一見,「ふつうのおじさん」(失礼しました)という感じで,我ながら,非常に親しみを持ってしまったのですが,その演奏は大変純粋かつミステリアスで,その音を聞くだけで演奏に引き込まれました。コープランドのクラリネット協奏曲は,同じコープランドの「アパラチアの春」と似た感じの部分があります。そのアーリー・アメリカン+ジャズっぽい気分がしっかり伝わってきました。本当に良い曲だと感じさせてくれました。

というわけで,週末の疲れを一気に消し去ってくれる演奏会でした。特にデ・ラ・パーラさんの指揮ぶりは忘れられません。復活した井上道義さんとの競演を見たくなるような,華やかな指揮ぶりでした。是非,OEKとの再共演に期待したいと思います。

2014/10/09

Happy Birthday 金沢21世紀美術館! 10周年謝恩会の後,無料開放。OEKメンバーによる室内楽演奏も行われました。 #oekjp

10年前には予想もしなかったことですが,あっという間に金沢を代表する名所になった金沢21世紀美術館。本日はその10歳の誕生日で,夕方から謝恩会が行われました。友の会メンバーには謝恩会用の500円分のフード&ドリンク券が行われたので,参加してきました。

秋元館長の挨拶,山野金沢市長による乾杯に続き,メープルハウス特製のマルビーバースデーケーキが登場。これがいちばん盛り上がっていたようです。

Snec_0641

その後,ビール+軽食を取った後,本日のお目当てである,OEKメンバーによる室内楽演奏を聞いてきました。
これは,定期的に行っているmusic@artシリーズの一環で,今回は,トロイ・グーキンズさん,ヴィルジル・ドゥミヤックさん,古宮山由里さん,ソンジュン・キムさんによる”4カ国四重奏”で40分程度演奏が行われました。

Snec_0648

演奏は,”写真撮影の定番スポット”の一つ,マイケル・リンの作品前の交流ゾーンで行われました。下の写真は20:00~の公演の最初の方に撮影したものですが,本当に間近で聞くことができ,(ロッキング・チェアに座っていたこともあり)大変贅沢な気分を味わうことができました。

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最初にモーツァルトの弦楽四重奏曲第4番がシャキッと演奏された後は,世界各国をめぐるように,色々な音楽が演奏されました。グラズノフのワルツは,トロイさんも「初めて聞く人も多いと思います」と語っていたとおり,かなり珍しい作品でした。バレエ音楽に出てきそうなワルツで,新鮮な気分がありました。

フランス出身のドゥミヤックさんの希望で演奏された「枯葉」は,最近,倉知竜也さんによって編曲されたもので,このドゥミヤックさんの技をしっかり味わうことができました。曲の最後の方に,一瞬,奥村チヨの「終着駅」の中の「落ち葉の舞い散る停車場は」のメロディが出てきたり,とても面白い編曲だったと思います。

最後にグレンミラーのムーンライト・セレナードが演奏されました。ソンジュン・キムさんが,ほとんど全編ピツィカートで伴奏する上に気持ちよく弦楽器のメロディが流れていくような心地よい音楽を楽しむことができました。

さてそのあとですが,「好奇心の祝宴」なる怪しげな「テイスティング」企画を光庭で行っていたので参加してきました。赤い照明に照らされる中,ほとんど瞬きをしないような,下の写真のようなスーツのお兄さんが持ってくるお菓子を食べる,というものです。

Snec_0670

食べてみると,何かのスナック菓子に何かの香辛料が掛かっているような,かなりスパイシーな味でした。後からじわじわ刺激が増してくるような感じでした。音楽も美術も「好奇心が肝心」というところでしょうか。

その他,21美の白い壁面を使ってプロジェクション・マッピングのようなこともやっていました。

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下の写真は,21美の中の「好きなポイント」を旗に書いて,ケーキのように刺すという企画でした。こちらもバースデーケーキのように見えます。

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私にとっての21美は,設計のコンセプトどおり,「公園のような存在」です。用事がなくても,なんとなく通り過ぎるのが習慣になっています。

今度の週末~連休は色々と21美周辺でイベントが行われるようなので,また出かけてみたいと思います。今では「21世紀美術館のない金沢は考えられない」状態ですが,この美術館を建設しようと最終的な決断した山出元金沢市長は,相当勇気が必要だったことでしょう。一種の賭けのようなものだったと思いますが,成功して本当に良かったと思います。

個人的にはOEKと21世紀美術館は,「兄弟」のような存在だと思っています。または,金沢市が太陽系だとすれば,そこに含まれる2つの惑星のような存在と言えるかもしれません。石川県立音楽堂の中に美術が入り込み,21美の中に音楽が流れる...井上道義さんの力もあり,この両者のコラボレーションはうまく行っていると思います。これからも相乗効果で金沢のアートの世界を生き生きと盛り上げていってほしいと思います。

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