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2015/07/19

Noism1の舞踊「箱入り娘」(バルトーク「かかし王子」に基づくオリジナル童話劇)を21美で観てきました。独自のダンスメソッドと意表を突く映像の組み合わせに魅了されました

昨日の「春の祭典」公演に続き,本日は石川県立音楽堂での低弦楽器版「展覧会の絵」。そして夕方からは,金沢21世紀美術館で行われた舞踊団Noism1による「箱入り娘」を観てきました。バルトークの「かかし王子」に基づくオリジナル童話劇ということで,まず音楽面から関心を持ったのですが,シアター21の密室的空間の中で間近で鑑賞したこともあり,見るからに濃いキャラクターたちと凝った映像とが絡み合った世界にはまり込んでしまいました。

この舞踊団は新潟のりゅーとぴあを拠点に活躍しており,通常はもっと抽象的なパフォーマンスをしているそうですが(終演後のトークイベントで芸術監督の金森譲さんがそう語っていました),この作品は,「箱入り娘」と「ニート」と「ネットで出会ったイケメン」を中心に展開するのですが,その周りで魔女や黒子やビデオを撮影するウサギなどが物語を動かしていきます。

その意図までは,はっきり理解はできなかったのですが,絶えず滑らかに動き回るようなパフォーマンスそのものが魅力的でした。

映像と組み合わさあったセットも凝っていました。スクリーンに投影された映像が実際の人物に切り替わったり,隣にある(?)ニートの部屋の画像に切り替わったり,虚と実が混在するような不思議な世界を見せてくれました。この虚と実が混在した感じが,インターネットに支配された現代をうまく象徴していました。

音楽の方は,もともとも童話風の作品ということもあり,バルトークにしては大変分かりやすいもので,映画音楽を思わせるような流れの良さがありました。舞踊の流れの良さとぴったりの音楽だったと思いました。

全体の時間は70分ほどでしたが,あっという間に終わってしまいました。終演後の金森さんのトークを聞いて,「なるほど」という部分があったり,色々な面で刺激に満ちた公演でした。これまで,現代舞踊の公演はほとんど見たことはなかったのですが,なかなか面白い世界だ,と思いました。21美で公演があれば,また観に行ってみようと思います。

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