OEKと日本センチュリー交響楽団,”もう一つの”合同演奏はチェロとコントラバスのみによる「展覧会の絵」その他。滅多に聞けない音世界を楽しませてくれました #oekjp
昨日のOEK定期公演で,OEKと日本センチュリー交響楽団が合同演奏を行い,金沢初演(多分)となる「春の祭典」などが演奏されました。本日は,そのアンコール企画という感じえで,各楽団のチェロ・パートとコントラバス・パートの合同演奏会が行われました。
低弦楽器ばかりによる演奏会というのは滅多にありませんが,そこで演奏された曲が...ムソルグスキー作曲,パッリという人の編曲による低弦版「展覧会の絵」。何と全曲でした。さすがに「かなり無理があるかも」という曲もありましたが,フラジオレットなど色々な技法を駆使しての多彩な音響による演奏は聞きごたえたっぷりでした。
特にカタコンベ,バーバ・ヤーガ,キエフの大きな門と続く後半は,「ロシア的な大地のサウンド」という感じがあり,「ぴったり」と思いました。ユニゾンで演奏すると,「1812年」のような雰囲気になり,鐘の音の効果も出したり,大変楽しめました(途中,聖歌風のメロディでハミングが聞こえた気がするのですが...錯覚?)。
前半はまず,OEKの大澤さんとセンチュリーの内藤さんによるヴィヴァルディのソナタに続き,コントラバス・オンリー,チェロ・オンリーで色々な曲が演奏されました。コントラバス・アンサンブルのドスが聞いているのにどこか憎めない雰囲気,チェロ・アンサンブルの「オーケストラそのまんま」のような音域の広さなど,予想以上に「華麗な世界(?)」が展開していました。
この日は金沢駅コンコースでもセンチュリーの金管パートが演奏を行っていたようですが,今後も是非,色々なレベルでの合同演奏を期待したいと思います。
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