今晩は石川県立歴史博物館で「デジタル掛け軸」。その前に「夕暮れコンサートin本多の森」で坪倉かなうさんのヴァイオリンと吉藤佐恵さんのピアノを楽しんできました。
兼六園周辺文化の森ミュージアムウィークとして,7月31日~8月9日にかけて,兼六園周辺の美術館や博物館などではいろいろなイベントを行っています。本日は石川県立歴史博物館の赤レンガの壁面にデジタル画像を投影する「D-Kデジタル掛け軸」が行われるということで,夕方から見てきました。
次のような感じで,見慣れた風景がアーティスティックに変貌していました。
欲を言えば,音楽が流れている方がさらに雰囲気が盛り上がるかな,と思いました。それともう少し空が暗くなってからの方が鮮やかだったかもしれませんね。
今回はこのイベントの前に,「赤レンガ」の前で行われた,坪倉かなうさんのヴァイオリンと吉藤佐恵さんのピアノによるミニ演奏会を聞いてきました。野外での演奏ということで,マイクで音声を拡大し,ピアノの方は電子ピアノだったので,最初はちょっと違和感を感じましたが,段々と夕方の空気にしっかりとなじんで来ました。ドビュッシーの前奏曲集第1集の中に「夕べの大気に漂う音と香り」というタイトルの曲がありますが,ちょうどそんな感じですね。
マイクを通すと,細かいニュアンスの変化が拡大され,息の長い歌がさらにたっぷりと流れ,聞きごたえ十分でした。プログラムは,「星に願いを」に始まり,アルベニスやピアソラのタンゴ,そして葉加瀬太郎の「情熱大陸」と続きました。坪倉さんの演奏は大変堂々としていたのですが,トークの方も楽しいもので,全く退屈せずにあっという間に30分が過ぎました。
「デジタル掛け軸」の方は,上述のとおり「音なし」だったのですが,この際,坪倉さんのヴァイオリン演奏にあわせてイベントを行っても面白かった気がしました。
赤レンガの前でのクラシック音楽の演奏というのは,是非,今後も続けて欲しいと思います。
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