OEKのCD

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2015/12/11

マルク・ミンコフスキ指揮OEK 二夜連続のシューマン交響曲全集の二日目。何といっても第4番のコーダにしびれました。快速快演!全4曲を熱く締めてくれました。 #oekjp

マルク・ミンコフスキ指揮OEKによる,二夜連続のシューマン交響曲全集の二日目を聞いてきました。

昨晩は2番で終わったこともあり,どこか陰影の濃さを感じさせる,独特のオーラを感じさせてくれましたが,今晩は,第4番のエンディングに向け,一気に上り詰めるような素晴らしい盛り上がりを持った演奏を聞かせてくれました。

今回,シューマンの交響曲4曲をセットで聞いてみて,祝祭的な気分のある第1番,深い情感を湛えた第2番,明るい旅情を感じさせる第3番,そして,全体をビシっとしめる第4番とあたかも,4つの楽章からなる大交響曲を聞くような充実感を感じました。さすがミンコフスキという,イマジネーション豊かな音のドラマを聞かせてくれました。

第3番「ライン」の方は,OEKは,過去何回か演奏していますが,この日の演奏には,力んだようなところはなく,明るい暖かさのある雰囲気で始まりました。第5楽章などは大変軽快で,古典的な交響曲を聞くようなまとまりの良さを感じました。聖堂を思わせる第4楽章も重苦しい感じではなく,どこか懐かしさを感じさせてくれるようでした。全4曲をセットとして見た場合の第3楽章的な,ちょっと控えめな感じがあると思いました。

後半に演奏された第4番は反対に,最終楽章的な盛り上がりを持った演奏でした。第1楽章から堂々とした量感がありました。第2楽章は昨日のアンコール(というか本日の「予告編」でしたね)で聞いばかりです。カンタさんのチェロの上でしっとり歌う加納さんのオーボエ,その後,すっきり・しっとりと息の長いメロディを堪能させてくれたサイモン・ブレンディスさんのヴァイオリン...と室内楽的な魅力をしっかり楽しませてくれました。第3楽章から第4楽章にかけては音によるドラマが,次々と湧き上がってくるようでした。

特に第4楽章最後のコーダが印象的でした。ステージ奥に女神のように立っていたマルガリータ・カルチェヴァさんを中心としたコントラバスの猛烈なダッシュを皮切りに,切れ味抜群,熱気に満ちた凄い演奏を聞かせてくれました。さすがミンコフスキ,さすがOEKという演奏でした。第4番を実演で聞くのは今回が初めてだったのですが,改めて良い曲だなぁと思いました。

# ちなみに,このコーダでは,第1ヴァイオリンがちょっと飛び出すような感じに聞こえる部分があるのですが,この部分もしっかりと飛び出していました。

そして,シューマンといえば,「ホルンが肝」みたいなところがありますが,両曲とも余裕のある大らかな響きが冴えわたっていました。

演奏後,ミンコフスキさんは,OEKメンバーといっしょになって「ごあいさつ」をしていましたが,その雰囲気も実に楽し気でした。「プリンシパル・ゲスト・コンダクター就任」を祝うのにぴったりの雰囲気でした。

アンコールでは,第4番の終楽章がもう一度演奏されました(繰り返しは省略していたと思います)。本割の時よりもリラックスした感じでしたが,切れ味と熱気は同様で,この楽章以外アンコールはあり得ない,という演奏でした。最後の音は,本割の時よりも,長~く伸ばしており,ミンコフスキさんも名残惜しさを感じていたのかもしれません。

この日は金曜日ということで,私自身結構疲れていたのですが,両曲の演奏を聞いて,憂さが晴れたようなところがあります。平日に二日連続ということで,客席は満席ではなかったのですが,今後のミンコフスキ&OEKの新たな挑戦に大きな期待を持たせてくれる演奏会となりました。次の共演が大変楽しみです。

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