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2016/05/05

ラ・フォル・ジュルネ金沢2016 ナチュール:自然と音楽 本公演2日目 コンサートホールを中心に京大,OEK,プチョンの3オーケストラ+ペレスさんのピアノ,中嶋彰子+能を聞きました #lfjk

ラ・フォル・ジュルネ金沢2016 ナチュール:自然と音楽 本公演2日目は,天気予報が外れる形で,思わぬ快晴となりましたが,公演の方では,思わぬ「花の章」事件があるなど,変化に富んだ1日となりました。

↓午後のようす。凄い人数です。
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この「花の章」事件は,プチョン・フィルによるマーラーの交響曲第1番「巨人」の公演で予定されていた「花の章」が予告なく演奏されなかったというものです。単純な曲目変更ならば,よくあることですが,「花の章付き」というのが,この公演のチケットを売る場合の決め台詞だったと思うので,かなり反響は大きく,結局,「払戻可能」ということになりました。

私自身,演奏の途中から,「どこで演奏する?なぜ演奏しない?」といったことが気になり,演奏後拍手できませんでした(初めてのことです)。直前のペレスさんの公演がかなり伸びたので,その影響でカットしたのかな?などと勝手に憶測していました。それに加え...実は演奏自体にも満足できませんでした。音が鳴っているだけで味が薄いと感じました。後ろめたいところはありましたが,けじめとして払戻をしてきました。

通常の公演の場合,演奏者目当てのことが多いのですが,ラ・フォル・ジュルネの場合,曲目で選ぶ人も多いので,この辺は特に慎重さが必要なのだと思います。それにしても...演奏後に払戻,というのは大変珍しいケースかもしれません。その対応の速さには感心しました。

さて,その他の公演ですが,朝一で行われた井上道義指揮京都大学交響楽団の演奏を聞いたて,その水準の高さに感嘆しました。特にドヴォルザークの交響曲第8番の第4楽章の最初のトランペット。素晴らしい音がピシッと揃って,鳥肌が立ちました。井上さんも「どうだ!」という表情でしたね。

今回はとても良い場所(2階前方のバルコニー席)で聞いたこともあり,団員と一緒になって井上さんの指揮に反応するような感じで楽しんでしまいました。

↓違反かもしれませんが...終演直後に撮影したものです。
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改めて,間近で見る井上さんの指揮の素晴らしさを実感すると同時に,その手足,それどころか,その血や肉になったような集中力の高い演奏を聞かせてくれました。

この公演では,最初に「ウィーンの森の物語」も演奏しました。ツィター無しだったこともあり,最初の部分をバサっとカットして,いきなりフルートの独奏(立って演奏していたのにも驚きました)が出て来たのにも驚いたのですが,最後,OEK弦楽メンバーがオルガンステージに登場し,照明が緑に変わり,通常ツィターが演奏する部分を室内楽風に演奏しました。これは面白い演出だと思いました。!

OEKメンバーの服装がリアルなふだん着だったので,ウィーン観光中のアーティストが思わず飛び入りで参加...という「物語」を勝手に作って聞いてしまいました。音楽堂オリジナル版としてまた聞いてみたいものです。

今,「朝一」と書いたのですが,実はその前に,交流ホールで行われた金大吹奏楽団のファミリーコンサートも少し聞きました。演奏された「カーペンターズメドレー」に含まれる曲だけではなく,真島俊夫編曲版自体が既に定番ですね。聞いていて懐かしくなりました。

その時に気づいたのですが,交流ホールの八角形ステージですが高さが昨年までよりも低くなっていること(のような気がしたのですが....)に気づきました。これは大変良いと思います。音の通りがよくなった上,ステージがさらに間近になりました。サイド前方で聞いていたのですが,金大吹奏楽団と客席の一体感を感じました。

その後,昼食。本日は能登牛のカレー。においが一番のPR手段ですね。
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午後からは,アレッサンドロ・クルデーレさん指揮OEK祝祭管弦楽団による「白鳥の湖」「火の鳥」の紅白鳥尽くし。京大交響楽団の素晴らしい演奏の後でしたが,やっぱりOEKの演奏は鮮やかだなぁと思いました。クルデーレさんはまだ若い方で,指揮ぶりの方も,もう少し熟練が必要かな,という気はしましたが,メンバーに暖かく(?)見守られているようで,とても気持ちの良い音楽を聞かせてくれました。

邦楽ホールに移動し,ルイス・フェルナンド・ペレスさんの公演。これは,今回のテーマにぴったりのしっかりとしたコンセプトのプログラム。ピアノ曲については,小品~中品が多いのですが,やはり本家のプログラム(ルネ・マルタンさん監修?)は,面白いと思いました。

吟味し尽くされたような素晴らしいタッチと秘めた熱さと...演奏後の笑顔。本当に素晴らしいピアニストだと思いました。超満員のお客さんも大満足でした。

アンコールを2曲も演奏してくれてペレスさんも絶好調でしたね。ただし,この影響で,その後の公演が5分ずつ後ろに伸びてしまいました,

プチョン・フィルのマーラーの後は, 金沢名物の能とのコラボ。今年は中嶋彰子さんとの共演による,月に憑かれたピエロを中心とした内容でした。月に憑かれたピエロについては,数年前,映像付き公演を見たことがありますが,今回はその時の映像を転用していました。それに渡邊荀之助さんの般若が加わり,ピエロを殺害といった...非常にチャレンジングな公演になっていました。

ただし,相変わらず能自体については,どう楽しむのかよく分かりません。今回,池辺晋一郎さんによる「月に憑かれたピエロ」についてのトークが入ったのですが,伝統芸能としての能をPRするためにも,「能のしきたり」についてのプレトークも必要かな,と感じました。

その他,中嶋さんの独唱で歌曲も数曲歌われました。可憐さと深さが同居したような歌は,どれも見事でした。金沢で何回も聞いていることもありますが,私にとって今いちばん波長の合うソプラノ歌手が中嶋さんといえそうです。

本日の最終公演は,おなじみ菊池洋子さんのピアノ+クルデーロ指揮OEKによる,グリーグのピアノ協奏曲他でした。菊池さんのピアノには,結構粗い部分もあったのですが,冒頭の堂々としたタッチから,見ているだけでスケールが大きいなぁと感じました。それと,菅原さんのティンパニは,相変わらず迫力があります。一日の最後(=結構疲れていました)ということもあり,緩徐楽章は特に心地よく響きました。

というわけで,あれこれあった一日でしたが,複数のオーケストラを聴き比べられるというのは,やはりラ・フォル・ジュルネらしいところだと思います。

↓ホテル日航金沢の建物内の生け花も,心なしかかなりナチュール風でした。
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