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2016年4月3日 - 2016年4月9日

2016/04/09

ラ・フォル・ジュルネ金沢2016 ピアノコンサート野々市を聴いてきました。ゲストの金子三勇士さんのピアノはキレ良く鮮やか。流石のリスト!オーディション合格者の演奏と合わ,たっぷり楽しみました #lfjk

気が付くと4月も上旬が終わろうとしています。少しづつ散り始めているけれども,まだ十分に花見日和の好天の中,ラ・フォル・ジュルネ金沢2016のプレイベントの一つ,ピアノコンサート野々市を聞いてきました。

この公演は,毎年この時期,石川県内各地で行われており,オーディションで選ばれた県内のピアニスト(小学生から一般まで)が前半に演奏し,後半はプロが登場するという構成になっています。今回は,注目の若手ピアニスト,金子三勇士さんが登場するということで,金子さんを目当てに,野々市まで聞きに行ってきました(車だと30分もかからないので,ほぼ金沢市内ですね。)。

金子さんのお名前ですが,「三勇士」と書いて「みゅーじ」と読みます。時節柄,思わず真田十勇士を思い浮かべてしまうので,「さんゆうし」と呼んでしまいそうですが,ピアニストにぴったりのお名前です。一度見たら忘れられません。

金子さんはお父さんが日本人,お母さんがハンガリー人ということで,ハンガリー系のレパートリーを得意としており,今回もまず名刺替わりの一撃(?)という感じで,バルトークのオスティナートという,強烈な打鍵が続く演奏で始めました。

その後はラ・フォル・ジュルネ金沢のテーマを意識して,「星」(キラキラ星変奏曲),「月」(ドビュッシーの「月の光」)が演奏されました。どの曲もピアノの音色が美しく,クリアに音が広がるのが素晴らしいと思いました。その後,ショパンの幻想即興曲を演奏した後,お得意のリストのハンガリー狂詩曲第2番が演奏されました。

大げさになり過ぎることなく軽やかに始まったのですが,後半に向かうにつれて華やかさと迫力が増し,ほとんど足踏みを交えるような感じで,天衣無縫な演奏を聞かせてくれました。

金子さんは,最近,ユニヴァーサル・ミュージックから「ラ・カンパネラ」を中心としたCDを発売されていますが,そのプロモーションを兼ねる感じでアンコールでこの曲が演奏されました。これはさらに磨きがかかった演奏で,まさに鐘を思わせる硬質な感じと,豪快に鳴り響くスケール感とを堪能しました。

金子さんは演奏の間にトークをはさみながら演奏されましたが,このトークも大変こなれており,スター性十分のアーティストだと思いました。演奏会後はサイン会が行われ,大盛況でしたが,これからさらに知名度を高めていくことでしょう。王道を行くようなピアニストになることを期待しています。

ちなみに金子さんは1989年生まれ。オーケストラ・アンサンブル金沢とほぼ同じ年齢です。その点でも親しみを持ってしまいました。

前半の地元ピアニストによる演奏では,連弾を交え,モーツァルトのソナタを中心に演奏されました。ピアノの発表会のような雰囲気で,さすがにちょっと緊張気味の表情が見られましたが,プログラムが進むにつれて,年長者が登場し,だんだんと演奏も大人っぽい感じになってくるのがとても面白いと思いました。それぞれの世代ごとに良さがあると思いました。

このラ・フォル・ジュルネ金沢のプレイベントもすっかり恒例になっています。アマチュアとプロの世界をつなげ,日常と音楽祭とをつなげる,とても良い企画だと思います。

今年はあと一回,4月17日に七尾で行われ,沼沢淑音さんがゲストで登場します。こちらも若手ピアニストということで,今回同様に生きの良い演奏を楽しませてくれそうです。

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