OEKのCD

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2016年10月2日 - 2016年10月8日

2016/10/08

オーギュスタン・デュメイ,OEK定期公演に初登場。表現意欲溢れるベートーヴェンの交響曲第4番をはじめ,スリリングで充実した素晴らしい共演でした #oekjp

2016/2017のOEK定期公演マイスター・シリーズのテーマは,「エッセンス・オブ・モーツァルト」ということで,毎回,モーツァルトの作品が取り上げられます。その第1回には,フランスのヴァイオリニストで指揮者のオーギュスタン・デュメイさんが登場しました。OEKとの共演は今回が初めてです。

デュメイさんといえば,往年のヴァイオリニスト,アルテュール・グリュミオーの後継者的な”優雅な雰囲気”を持ったヴァイオリニストといった印象を持っていたのですが,指揮者としてのデュメイさんは,かなり大柄な(実際,デュメイさんは非常に背の高い方でした)音楽を作る方だと感じました。

特に後半に演奏されたベートーヴェンの交響曲第4番では,堂々とした構えと強さを持った第1楽章,メロディの流れの良さと同時に明確なリズムの刻みを感じさせてくれた第2楽章...とどの楽章にも表現意欲が溢れていました。最終楽章は,「テンポが速いとファゴットが大変」という楽章なのですが...容赦のない急速な演奏でした。ファゴットの柳浦さんは大変そうだったのですが,コンサートミストレスのアビゲイル・ヤングさんを中心に,大変積極的な演奏を聞かせてくれ,デュメイさんの無茶振り(?)に見事に答えていました。第4楽章の最後の部分は,一転してゆったりとしたテンポになり,重量感たっぷりに終わっていました。というわけで,大変,面白く,スリリングな演奏でした。

前半はまず,デュメイさんの弾き振りで,モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番が演奏されました。デュメイさんのお得意のレパートリーということで,自身たっぷりで自由と明るさに溢れた演奏を聞かせてくれました。小細工することなく,ストレートにモーツァルトの美しさを感じさせてくれました。幸福感に溢れた第2楽章,ニュアンスの多彩な変化が続いた後,ふんわりと音がホールの空気に融け込むように終わった第3楽章など,イメージどおりのモーツァルトを聞かせてくれました。

2曲目に演奏されたスークの弦楽セレナードも素晴らしい演奏でした。OEKが全曲を演奏するのは初めてだと思いますが,第1楽章の冒頭から爽やかな勢いがあり,大変新鮮でした。第3楽章でのノクターンを思わせる気分(カンタさんのチェロも絶品でした),第4楽章の勢いのある音楽など,OEKの弦楽セクションの魅力をたっぷり楽しませてくれました。

デュメイさんとOEKの共演は今回が初めてでしたが,どの曲についてもデュメイさんに対するリスペクトの感じられる演奏で,相性が良いと思いました。今回は古典派音楽が中心でしたが,機会があれば,近代のフランス音楽などを聞いてみたいものだと思いました。

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