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2016年11月13日 - 2016年11月19日

2016/11/17

音楽堂室内楽シリーズ「トリオ・ソナタの愉しみ」 OEKの原田智子さんと松木さやさん,チェンバロの辰巳美納子さん,チェロの福野桂子さんによる,精緻で瑞々しい純粋な音の世界を楽しんできました #oekjp

OEKメンバーが中心となって行われる音楽堂室内楽シリーズの今年度第3回「トリオ・ソナタの愉しみ」を聞いてきました。トリオ・ソナタと言いつつ,今回の出演者は4人でしたが,フルート+ヴァイオリン+「チェンバロとチェロによる通奏低音」の3声部によるトリオということになります。

演奏された曲は,J.S.バッハ,C.P.E.バッハ,ヘンデル,スカルラッティの4人の曲でした。今回の公演は,OEKのヴァイオリン奏者,原田智子さんが中心になって企画されたものだと思いますが,配布された曲目解説の充実ぶりどおり(今回出演された皆さんが執筆したものです),演奏の方も大変充実したものになっていました。精緻で瑞々しい純粋な音の世界を楽しむことができました。

ヘンデルとJ.S.バッハのトリオ・ソナタは,それぞれ緩-急-緩-急の4つの楽章からなっており,フルートとヴァイオリンと通奏低音が作る小宇宙を楽しませてくれました。両作曲家の個性が出ているのが面白いと思いました。やはり,J.S.バッハの曲の懐の深さが素晴らしいと思いました。原田さんのヴァイオリンの,知的ですっきりとした雰囲気とOEKの松木さやさんのフルートの暖かみのある音が通奏低音の上でしっかりと絡み合っていました。

今回演奏された曲の中では,最後に演奏された”トリオ・ソナタの本丸”のような「音楽の捧げ物」の中のトリオ・ソナタの充実感が素晴らしいと思いました。他の曲にない,スケールの大きさのようなものを感じました。

それ以外の曲も素晴らしいと思いました。特にC.P.E.バッハのハンブルガー・ソナタは,モーツァルトのフルートの名曲よりも後に作られた古典派的な曲ということで,他の曲に比べると特に聞きやすい曲でした。以前から感じているのですが,C.P.E.バッハは,もっと聞かれても良い作曲家だと思います。松木さんのフルートのバランスの良い音の素晴らしさを堪能できる曲でした。

辰巳美納子さんのチェンバロ独奏で,D.スカルラッティのソナタ3曲も演奏されました。丁度,急-緩-急になっていたので,3楽章からなるソナタを聞くようでした。スカルラッティのソナタには,どの曲についても,短い中にアイデアが詰め込まれており,飽きることなく楽しむことができます。

もう1曲演奏された,J.S.バッハのヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第2番もとても印象的な演奏でした。原田さんと辰巳さんによる二重奏ということで,2人で作る精緻な音の絡み合いを堪能できました。

実演で「トリオ・ソナタの世界」に触れるのはほとんど初めてだったのですが,会場が交流ホールで,とても間近で聞くことができたこともあり,その面白さをストレートに感じることができました。是非,今後もバッハを中心とした室内楽公演に期待したいと思います。まだまだ深い世界がありそうですね。

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