OEKのCD

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2016年12月18日 - 2016年12月24日

2016/12/23

石川県音文協年末,本日は荘厳ミサを聞いてきました。やはり素晴らしい作品です。1年を振り返りつつ,平和を祈ってきました

石川県音楽文化協会の年末公演。先日の第9公演に続き,本日行われた荘厳ミサ曲の公演も聞いてきました。今年は北陸聖歌合唱団のメサイアも聞いて来たので,冬のトリプル・クラウン(?)制覇といったところです。

荘厳ミサを実演で聞くのも久しぶりですが,聞いた後は素晴らしい曲だな,といつも感じます。指揮の山口泰志さんのテンポ設定はゆっくり目で(我が家にある荘厳ミサのCDは1枚に収まっているので,そう感じたのかもしれませんが,90分ぐらいかかっていたと思います),すべての存在を暖かく包み込むような包容力を感じました。50年以上この曲を歌っている石川県合唱協会県民合唱団の,熱さと渋さを兼ね備えた歌にぴったりの雰囲気がありました。

オーケストラは第9に続いて,石川フィルでした。第9の時は追加メンバーが居たようですが,こちら方は,石川フィルのみによる演奏でした。短期間で大曲2曲を演奏するのは,大変だと思いますが,こちらも渾身の演奏だったと思います。特に第4曲後半のベネディクトゥスに出てくる,コンサートマスターが声楽の独唱者たちと一緒に演奏する天上の音楽が印象的でした。

独唱は,お馴染みのソプラノの石川公美さんに加え,テノールの倉石真さん,バスの清水宏樹さんが大変バランスの良い歌を聞かせてくれました。今年は,日伊国交150周年記念ということで,イタリアのメゾ・ソプラノのフランチェスカ・ロマーナ・イオリオさんが,メゾ・ソプラノで参加していました。イオリオさんの声は,すっきりとしているけれども,細かくヴィブラートが掛かっているような独特の声で,しっかり存在感を示していました。

全曲の中では,戦争の雰囲気の後,平和の祈りへとつながる,最終楽章がやはり印象的でした。じっくりとテンポを落として,噛みしめるように締められました。

この日,指揮者の山口さんによるプレトークが行われました。「荘厳ミサは平和を祈る曲,第9はそれを受けて,平和に至るには人類が兄弟にならねばならないと方法を示した曲(意訳)」と語られていましたが,なるほどと思いました。

ミサに先立って演奏された,モーツァルトのアヴェ・ヴェルム・コルプスともども,クリスマス気分と同時に平和への祈りを強く感じた演奏会でした。

2016/12/18

石川フィル+県民合唱団による音文協年末公演第54回第九公演@金沢歌劇座。久しぶりに師走に第9を楽しんできました

年末のクラシック音楽といえば,全国的にはベートーヴェンの第9交響曲という人が多いのですが,金沢では,「メサイア」や「くるみ割り人形」の公演も多いこともあり,ここ数年,年末に第9は聞いて来ませんでした。これは,故岩城宏之さんの「第9は特別な時のために,なるべく指揮しないようにしていた」といった発言の影響もあるかもしれません(といいつつ,最晩年の岩城さんは毎年「全交響曲」を指揮していましたが...)。

今年は私の家族の知人が合唱団で出演するということで,石川県音楽文化協会による第9公演のチケットが私まで巡って来ました。そのこともあり,久しぶりに「師走の第9」に行くことにしました。12月に聞くのは,金聖響さんがOEKと作った交響曲全集用のライブ録音の時以来だと思います。

実は,本日はそれ以外にも,石川県立音楽堂では「ランドセルシリーズ」としてベートーヴェンの交響曲の抜粋を演奏していたので,OEKファンとしては,こちらに行くべきところでしたが...「小学生のための音楽会」ということなので,さすがに止めておきました。

さて今回の第9ですが,オーケストラの方が石川フィルハーモニー交響楽団をベースとした特別編成県民オーケストラ。合唱団の方も石川県合唱協会県民合唱団ということで,ソリスト以外は,すべてアマチュアによる公演でした。音文協では,このスタイルでベートーヴェンの荘厳ミサ曲も毎年演奏していますが,大変立派な取り組みだと思います。今年からはオーケストラのメンバーについても,公募でメンバーを追加しているとのことで,県民自身による第9路線がさらに強くなっていると思いました。

今回の指揮は,おなじみの花本康二さんでした。さすがに金沢歌劇座で聞くと,細かい部分で粗が目立つところがあったり,苦労しているなぁと感じさせる部分はありましたが,この大曲を堂々と聞かせてくれました。特に第4楽章の最後の部分での,しっかりと音を鳴らし切った充実感が見事でした。合唱の方は,50年以上に渡って歌っている団体ということで,こちらもまた堂々とした貫禄を感じさせてくれる,のびのびとした歌を聞かせてくれました。

ソリストの方もお馴染みのソプラノの石川公実さん,メゾ・ソプラノの小泉詠子さんなど,石川県出身の者が入っているのがうれしかったですね。男声2人も若々しい声を聞かせてくれました。

第9の前に石川県三曲協会,金沢邦楽アンサンブルとオーケストラ,合唱との共演で千鳥の曲が演奏されました。この取り合わせも定番となっています。大編成だけれども,実に古雅な雰囲気があり,和洋が溶け合った独特の気分を作っていました。

音文教の年末公演ですが,荘厳ミサの方は,12月23日に石川県立音楽堂で行われます。こちらの方もできれば聞きに行ってみたいと思います。

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