OEKのCD

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2017/10/15

ビエンナーレいしかわ秋の芸術祭 特別演奏会で,花本康二&山口泰志指揮石川フィル+石川公美(S),糸賀修平(T)によるオペラアリアなどとブラームスの交響曲第1番を聞いてきました。

2年に一度,秋に行われている「ビエンナーレいしかわ秋の芸術祭」の特別演奏会として,石川フィルハーモニー交響楽団の演奏会が石川県立音楽堂コンサートホールで行われたので,聞いてきました。近年の石川フィルの演奏会では,マーラーやラフマニノフの交響曲など,ロマン派~近代の大曲を演奏することが多かったのですが,今回は前半にオペラアリアが入るなど,「ビエンナーレ」という「お祭り」により相応しい内容となっていました。

前半は,まず,ヴェルディの「運命の力」序曲が演奏されました。花本康二さん指揮で演奏されました。OEKが演奏する機会は少ないので,実演で聞くのは久しぶりだったのですが,冒頭のファンファーレから聞いていると,力が湧いてきますね。がっちりとまとまった充実した演奏だったと思います。
その後は,指揮が山口泰志さんに代わり,ソプラノの石川公美さん,テノールの糸賀修平さん,石川県合唱協会の合唱との共演で,アリアや合唱曲が演奏されました。ヴェルディの「椿姫」の中の3曲が中心で,特に石川公美さんによる,「ああ,そはかのひとか~花から花へ」が大変聞きごたえがありました。まさに脂が乗った声という感じで,その声を聞くだけでヴェルディのオペラの世界が広がりました。前半は重くしっとりと,「花から花へ」の部分は,技巧的に軽やかに飛翔,という構成なので,一人の歌手が歌うのは,大変難しい曲だと思うのですが,その難曲に挑戦する意気込みが演奏の迫力となって迫ってきました。「花から花への」最後の部分での,「超高音」は出していませんでしたが(ただし,出さない方がオリジナルですね),大満足の歌唱でした。
この曲では,「遠くからテノールの声が聞こえる」という設定ですが,テノールの糸賀さんは,パイプオルガンのステージから歌っており,立体感のある効果を視覚的にも出していました。
糸賀さんの声は,大変軽やかで,どんな高音も楽々と出せる感じでした。ヴェルディの「女心の歌」や,最後に歌われた,レハールのオペレッタのアリアの曲想にぴったりの歌唱でした。石川県合唱協会の合唱も,暖かみのある声を聞かせてくれました。
後半は,再度指揮者が花本さんに代わり,ブラームスの交響曲第1番が演奏されました。花本さんと石川フィルによる演奏は,毎年のように聞いているのですが,今回の演奏は,特に立派さのある演奏だったと思いました。全体に慌てることのないテンポ設定で,しっかりと深みのある音を聞かせてくれました。
第1楽章冒頭の柔らかさと芯の強さの絶妙のバランスの取れた音(これは石川県立音楽堂の良さもあるとい思います),第2楽章から第3楽章に掛けての味わい深さ,第4楽章のコーダでの全体のバランスを壊すことのない自然な盛り上がり。要所要所での充実感が特に素晴らしいと思いました。
今後もこの組み合わせによる,交響曲の演奏に期待をしたいと思います。
PS. 今回指揮者として登場した,花本さんと山口さんは同級生で,金沢大学フィルの時に,今回のように,2人で分担して演奏会を行ったことがあるそうです。30数年後,こういう形で,また2人で分け合って登場する,というのは,「なんか良い話」だなぁと思いました。私も金大フィルの演奏は長年聞いているので,当時のプログラムなど残っていないか探してみたいと思います。

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