OEKのCD

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ

« 2017年3月12日 - 2017年3月18日 | トップページ | 2017年4月2日 - 2017年4月8日 »

2017年3月26日 - 2017年4月1日

2017/03/26

石川県ジュニアオーケストラ,今年の定期公演は「100万回生きたねこ」,スターウォーズ,ダンサー付きのバレエ音楽。「これで無料?」と思わせるほど豪華で変化に富んだ充実した内容でした

この時期恒例の石川県ジュニアオーケストラの定期演奏会を聞いてきました。この演奏会も今回で23回目となります。毎回,趣向を凝らしたプログラムになっていますが,今回は特に豪華で,「これで無料?」というぐらいの充実感と変化に富んだ内容でした。

最初に演奏された「100万回生きたねこ」は,昨年の夏に続いての再演です。前回と違うのは,ナレーションがジュニア・オーケストラのメンバーの女子高校生が担当したことです。前回の太郎田真理さんによるナレーションも素晴らしかったのですが,今回の南部真奈さんのナレーションも別の良さが出ていたと思います。大げさになり過ぎることなく,しっかりとドラマが伝わっただけでなく,トラネコが白ネコに「一緒に暮らそう」と語るあたりでは,物語にぴったりの初々しさを感じました。高校生がナレーションをする点では,武満徹の「系図」を思わせるようなムードも感じましたが,個人的には,今回の作品の方が好みです。

ジュニア・オーケストラの演奏も2回目の演奏ということで,安心して聞くことができました。ナレーションの「行間」の気分をしっかりと盛り上げてくれました。

その後,ジョン・ウィリアムズ作曲の映画「スター・ウォーズ」のメインタイトルが演奏されました。オーケストラ・メンバーによる演奏したい曲の人気投票では,いつも上位に来る曲とのことです。今回はこの難曲に挑戦し,見事に聞かせてくれました。

曲の最初の方のトランペットのハイトーンなど,かなり大変だったと思いますが,しっかりと聞かせてくれ,しかも,爽やかさを感じさせてくれました。弦楽器の滑らかな演奏も印象的でした。木管楽器の人数もとても沢山いたこともあり,予想以上に充実した演奏を聞かせてくれました。

後半は,エコール・ドゥ・ハナヨ・バレエの皆さんのバレエを加えてのステージでした。こちらも大変楽しいステージでした。

最初にオッフェンバックの「天国の地獄」の中のカンカンの部分が演奏されました。ステージ奥を少し高くして,そこでバレエを踊る形になっていましたが,大変華やかで,しかも格好良いものでした。ダンサーたちがステージ中央の扉からスーっと入って来るだけで,嬉しくなりました。スピード感のある音楽に合わせて,ぴったりと揃った群舞を見せ,さらに,ソロのダンサーたちがフェッテ(連続回転)を見事に見せる部分があるなど,予想以上にハイレベルな踊りで感激しました。

チャイコフスキーの「くるみ割り人形」の方は,5曲の抜粋でしたが,このバレエ音楽らしく,親しみやすい音楽に乗って,次から次へとダンサーが登場してきて,会場の気分がさらに盛り上がりました。やはりダンスの力は偉大です。

クララ(?)が大勢出て来た「行進曲」,ハイジャンプが素晴らしかった「トレパック」,これぞバレエという優雅さのあった「あし笛の踊り」,そして小さい子どもたちが大きなスカートの下からゾロゾロ出てくる「ギゴーニュおばさんと子どもたち」。過去,鈴木織衛さん指揮OEKで,「くるみ割り人形」の全曲を見たことがありますが,その時の幸福感たっぷりの気分が蘇ってきました。

最後は「終幕のワルツとアポテオーズ」ということで,全員が出てきて,一緒に踊る曲になります。ワルツの最後の方で,音楽が盛り上がり,「全員で踊る」ところは特に好きな部分です。

このワルツの最初の「ジャーン」という音を聞くと,華やかだけれども「もうすぐ全曲が終わってしまうなぁ」というちょっと切ない気分になります。今回は5曲だけだったのですが,しっかりそういう気分になりました。ジュニアオーケストラの音は,包容力のある音で,見事に全曲を締めてくれました。

というわけで,今年の定期公演は,ナレーション付きの曲,スターウォーズ,ダンサー付きのバレエ音楽と,特に豪華で充実した内容だったと思います。

« 2017年3月12日 - 2017年3月18日 | トップページ | 2017年4月2日 - 2017年4月8日 »

最近のコメント

最近の記事

最近のトラックバック