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2017年12月24日 - 2017年12月30日

2017/12/28

今年の「演奏会納め」は,#永峰大輔 さん指揮 #金大フィル 定期演奏会。青春の音楽といった感じのシベリウスの交響曲第1番にすっかり魅せられました。

本日は仕事納めの人が多い日でしたが,私の「演奏会納め」は,石川県立音楽堂で行われた,金沢大学フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会でした。指揮者は永峰大輔さんで,ドヴォルザークの序曲「オセロ」,リストの交響詩「レ・プレリュード」,そして,後半にシベリウスの交響曲第1番が演奏されました。「レ・プレリュード」がいちばん有名な作品だとは思いますが,どの曲も実演で演奏される機会が少ない作品です。比較的地味なプログラムかなと思ったのですが,大変聞き応えのある演奏会になりました。

特に後半に演奏されたシベリウスの交響曲第1番が素晴らしい演奏でした。第2番に比べると演奏する機会の少なく,私自身,実演で聞いた記憶が残っていない作品なのですが(確か,同じ金大フィルの演奏会で聞いたことがありますが)...特に終楽章を聞いて,「これは青春の音楽だなぁ」と素直に感動してしまいました。

永峰さんの指揮は大変明快で,金大フィルから思い切りの良い響きを引き出していました。特にヴァイオリンをはじめとした弦楽器が美しく,随所で痛切な美しさを感じました。ティンパニの強打も印象的でした。見るからに気合いの入った演奏で,ストレートに聞き手の心に音が飛び込んでくるようでした。

それでいて熱くならないのがシベリウスの音楽です。冒頭のクラリネットの独奏から,ひんやりとした感触のある,ミステリアスな世界が広がりました。柔らかな響きが印象的な第2楽章。大変軽快な第3楽章とそれぞれの楽章ごとに違った世界が広がりました。

そして,第4楽章が特に感動的でした。プログラムの解説に「この演奏会で3年生メンバーは最後。色々な思いがこもっている」といったことが書かれていたのですが,まさにその通りの音楽でした。複雑な思いと感動がこみ上げてくるようなエンディングだったと思います。
シベリウスのこの曲については,これまであまり聞いてこなかったのですが,若い奏者にぴったりの音楽だと思いました。

前半に演奏されたドヴォルザークの「オセロ」,リストの「レ・プレリュード」もそれぞれも立派な演奏でした。「オセロ」の方は,今回初めて聞く曲でしたが,ロマンティックな気分,嫉妬を思わせるミステリアスな雰囲気など,ニュアンスの変化に富んだ音楽を楽しむことができました。「レ・プレリュード」では,パーカッションが活躍する終結部に向けて,率直に盛り上がっていくのが爽快でした。

シベリウスの後にアンコールとして,同じシベリウス作曲の「アンダンテ・フェスティーヴォ」が演奏されました。そして,この曲については,学生指揮者の正村さんが指揮をしましました。これまで,金大フィルの定期演奏会を何回も聞いてきましたが,学生指揮者が登場するのは初めてのことかもしれません。

正村さんの指揮については,今年のサマーコンサートでチャイコフスキーの交響曲第5番の演奏を聞いて,「すごい」と思ったことを思い出しますが,永峰さんもその熱い指揮に魅せられたのかもしれませんね。凜とした力強さのある演奏を聞きながら,改めて,学生オーケストラは良いなぁと思いました。

というわけで,大変気持ちよく「1年納めの演奏会」を楽しむことができました。

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