OEKのCD

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2018/01/28

ソプラノの #直江学美 さんとパイプオルガンの #黒瀬恵 さんに,N響コンサートマスター #篠崎史紀 さんが加わった演奏会を シュトラウスの「4つの最期の歌」を中心に安らぎに満ちた音楽に浸ってきました

1月後半の恒例になりつつある,ソプラノの直江学美さんとパイプオルガンの黒瀬恵さんに,NHK交響楽団のコンサートマスター,篠崎史紀さんがゲストで加わるコンサートが行われたので,聞いてきました。

今回のテーマは「アール・ヌーボーの世界」ということで,19世紀から20世紀前半の,ロマン派末期作品,もっと限定して言うと,リヒャルト・シュトラウスの「4つの最期の歌」を中心としたプログラムが演奏されました。20世紀前半は,いわゆる「現代音楽」など無調の音楽が出てきた時代ですが,シュトラウスのこの曲は,1950年,死後に出版された作品です。時代の流れに逆らうように(時代のことは考えていなかったのだと思いますが),後期ロマン派音楽の残照を思わせるような気分を持った,美しい作品です。この曲を一度実演で聞いてみたかったというのが,聞きに行った大きな理由です。

今回は,ソプラノ,ヴァイオリン,パイプオルガンという,このコンサートのためのオリジナル編成・編曲で演奏されましたが,豊穣な響きを保ちながらも,晩年ならではの簡潔なスタイルで書かれたこの曲の魅力がしっかりと伝わってきました。ガタガタの雪道の運転で少々疲れ気味だったのですが,すっかり癒されました。

直江さんの声は,ソプラノではあるのですが,しっとりとした落ち着きがあるので,晩年のシュトラウスの曲のムードにぴったりでした。特に後半の2曲は,ずっと浸っていたいような心地よさがありました。直江さんにしっかりと寄り添う,篠崎さんのヴァイオリンも見事でした。4曲目の最後の部分での鳥の声を思わせるトレモロの繊細が絶品でした。そして,全体を包み込む黒瀬さんのオルガン。オルガンの響きが加わることで,3曲目などは,どこか宗教曲を思わせる祈り気分があるなぁと思いました。

篠崎さんは,途中のトークで「この曲はベスト3に入るぐらい好きな曲。3曲目は私の葬儀の音楽として使って欲しい」と語っていましたが,そのことがよく分かる演奏でした。

前半はソプラノとオルガン,ヴァイオリンとオルガン,オルガン独奏,と変化に富んだ内容になっていました。この中で,特に印象的だったのは,篠崎さんがじっくりと演奏した,ヴィターリのシャコンヌでした。「1900年頃のムード」という意味では,ヴァイオリンが趣味という設定になっているシャーロック・ホームズが,「もしもシャコンヌを弾いたら?」という雰囲気があると思いました。長いコートをひるがえしての演奏が格好よかったですね。

それと直江さん,黒瀬さんのドレスも素晴らしいものでした。直江さんは,地元石川の素材を生かしたドレス,黒瀬さんの方もお母さんからもらった着物をリメイクしたドレス。何というか,石川県を音楽で活性化するとしたら,こういうのもありだなぁと思いました。会場の雰囲気もとても和やかで,お二人の活躍がすっかり定着していることを実感しました。

次回はどういう切り口のコンサートになるのでしょうか?カニがある限り(?),篠崎さんは冬の金沢には来られるようなので,是非,次回にも期待したいとと思います。

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