OEKのCD

2018年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ

« 9/20の定期に行けなかったので,本日は大阪 #ザ・シンフォニー・ホール まで遠征し #川瀬賢太郎 指揮OEKを聞いてきました。筋肉質で引き締まってクリア,全身全霊を込めたベートーヴェン「運命」。さすがとしか言えない #小山実稚恵 さんのモーツァルト。大満足です。 #oekjp | トップページ | 石川フィルハーモニー交響楽団第31回定期演奏会を聞いて来ました。鶴見彩さんとのラフマニノフのピアノ協奏曲第2番とチャイコフスキーの交響曲第5番。自信に溢れた充実の演奏会でした。 »

2018/10/06

OEK小松定期公演「秋」は #田中祐子 さん指揮によるフランス・プログラム。#サン=サーンス の2番,#松木さや さんの独奏によるイベールのフルート協奏曲といった隠れた名曲を凜々しい演奏で楽しみました。#辰巳琢郎 さんの語りによる絵本風 #動物の謝肉祭 も良い味わい #oekjp

半年に一度,春と秋に行われている小松定期公演の「秋」を聞いてきました。「春」の方は,川瀬賢太郎さん指揮によるチャイコフスキー・プログラムでしたが,今回は,田中祐子さん指揮によるフランス音楽プログラムでした。演奏されたのは,辰巳琢郎さんのナレーションを交えた,サン=サーンスの組曲「動物の謝肉祭」,OEKのフルート奏者,松木さやさんの独奏によるイベールのフルート協奏曲,そして最後に,サン=サーンスの交響曲第2番イ短調が演奏されました。

今回の「動物の謝肉祭」は,絵本のような雰囲気のストーリーだったのに対し,他の2曲は金沢でも滅多に演奏されない曲ということで,「子供からマニア(?)まで」楽しめる内容ということになります。

最初に演奏された「動物の謝肉祭」は,少年が夢の中で動物園を一回りするという,「くるみ割り人形」を思わせるような,「夢落ち」のストーリーになっていました。田中祐子さんの指揮にも,元気の良さだけでなく,どこかファンタジーを思わせる気分がありました。

今回は,総勢十人程度の,オリジナルの室外楽編成による演奏でした。今回のメンバーは,ブレンディスさん,江原千絵さんのヴァイオリン,グリシンさんのヴィオラ,カンタさんのチェロ,ルビナスさんのコントラバス,岡本さんのフルート...ということで,各曲ごとにOEKメンバーのソロを楽しむことができました。お馴染み,田島睦子さんと松井晃子さんのピアノも息がぴったりで(例の「ピアニスト」では,故意にずらしていましたが),「OEKファミリー=気心の知れた仲間たち」による,謝肉祭を楽しむことができました。

やはり,聞きものの「白鳥」は,カンタさんならではの,しっとりとした詩的な演奏でした。今回のファンタジー風「謝肉祭」にぴったりでした。ピアノ2台伴奏による,オリジナルの「白鳥」は意外に聞く機会がないのですが,やはり,良いですねぇ。

辰巳さんの語りは,とても落ち着きのあるもので,子供向けファンタジー的な内容にも関わらず,大人が聞いても自然に楽しむことができました。「生の辰巳さん」を見るのは,初めてだったのですが(百万石まつりに出演されていたのを見たかも...),テレビで見るよりもずっとスマートで長身に見えました。辰巳さんもそろそろ「還暦」とのことでしたが,そうは見えず,「やさしいお父さん」が読み聞かせをするような若々しさを感じました。

後半はまず,イベールのフルート協奏曲から始まりました。実は,今回の公演のお目当てはこの曲でした。第1楽章の最初の方は,ちょっととっつきにくい感じもありましたが,ラヴェルの「パヴァーヌ」辺りに通じるようなしっとりとした気分のある第2楽章,無窮動のような第3楽章と,松木さんの安定感抜群のくっきりとした気持ちのよいフルートを楽しむことができました。田中祐子さんの生き生きとした指揮ぶりと合わせ,凜々しさを感じさせてくれる演奏だったと思います。

演奏会の最後は,サン=サーンスの交響曲第2番でした。演奏される機会の少ない作品ですが,OEKの編成とキャラクターにぴったりの作品で,演奏会全体をキリっと締めてくれました。サン=サーンスの曲らしく,短調でありながら,本気で暗くなるような感じはなく,古典的な構成の中で,心地良い躍動感と流動性を感じさせてくれました。

第2楽章の静かで豊かな歌,ちょっとフランス風味のある第3楽章スケルツォ,そして,タランテラを思わせるような最終楽章と,楽章ごとのキャラが大変分かりやすく,初めてこの曲を聞く人にも十分に楽しむことができたのではないかと思います。滅多に演奏されない曲ですが,数年に1回ぐらいは,OEKの定期公演で取り上げて欲しい曲だと思いました。

この日は,各曲の演奏時間自体はそれほど長くなかったので(3曲合わせても1時間程度だったと思います),その分,辰巳さんと田中さんのトーク,さらにはフルートの松木さんへのインタビューもありました。個人的には,松木さんがフルートを始めたきっかけのお話などが特に興味深く感じました。

というわけで,これで2回連続で小松定期公演を聞いたことになります。こまつ芸術劇場は,石川県立音楽堂コンサートホールよりもコンパクトなホールで,演奏者が身近に感じられますので,金沢での定期公演とはまた違った魅力があると思います。都合がつけば,是非,また聞きに期待と思います。

« 9/20の定期に行けなかったので,本日は大阪 #ザ・シンフォニー・ホール まで遠征し #川瀬賢太郎 指揮OEKを聞いてきました。筋肉質で引き締まってクリア,全身全霊を込めたベートーヴェン「運命」。さすがとしか言えない #小山実稚恵 さんのモーツァルト。大満足です。 #oekjp | トップページ | 石川フィルハーモニー交響楽団第31回定期演奏会を聞いて来ました。鶴見彩さんとのラフマニノフのピアノ協奏曲第2番とチャイコフスキーの交響曲第5番。自信に溢れた充実の演奏会でした。 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 9/20の定期に行けなかったので,本日は大阪 #ザ・シンフォニー・ホール まで遠征し #川瀬賢太郎 指揮OEKを聞いてきました。筋肉質で引き締まってクリア,全身全霊を込めたベートーヴェン「運命」。さすがとしか言えない #小山実稚恵 さんのモーツァルト。大満足です。 #oekjp | トップページ | 石川フィルハーモニー交響楽団第31回定期演奏会を聞いて来ました。鶴見彩さんとのラフマニノフのピアノ協奏曲第2番とチャイコフスキーの交響曲第5番。自信に溢れた充実の演奏会でした。 »

最近のコメント

最近の記事

最近のトラックバック