OEKのCD

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2018年3月25日 - 2018年3月31日

2018/03/31

3月31日はミミにいちばん! 石川県立音楽堂で行われた #オーケストラの日 コンサートはOEKに加え,石川県ジュニア・オーケストラ,OEKエンジェルコーラス,いしかわ子ども邦楽アンサンブルが登場した春休みオーケストラ入門企画 #ガルちゃん #ひゃくまんさんも登場 #oekjp

3月31日は「オーケストラの日」ということで,全国的に色々な演奏会が行われています。金沢では,OEKに加え,石川県ジュニア・オーケストラ,OEKエンジェルコーラス,いしかわ子ども邦楽アンサンブルが登場し,春休みオーケストラ入門といった感じの親子で気軽に楽しめる演奏会が行われました。楽都音楽祭の宣伝を兼ねて,PRキャラクターのガルちゃん,さらには石川県のキャラクター,ひゃくまんさんも登場し,会場には和やかな雰囲気がありました。

まず,いしかわ子ども邦楽アンサンブルによって,箏曲と長唄が演奏されました。箏の合奏による,ゆったりとした優雅さ,声と鳴り物が加わっての活気のある盛り上がり。滅多に邦楽器を聞くことがないのですが,たまに聞くと気分が落ち着きますね。

その後はオーケストラを中心としたステージとなりました。鈴木織衛さん指揮OEKで,おなじみの「フィガロの結婚」序曲がきっちりと演奏された後,「みんなで挑戦!オーケストラ・クイズ」コーナーになりました。この日は,オーケストラの演奏会と邦楽器を啓蒙する冊子が配布されたのですが,それに関した質問などが5問出されました。お客さんには,AとBという文字が両面に大きく印刷されたA4サイズの紙が配布されており,それを上げて回答するという手順です。オーケストラメンバーも参加していましたが,こういうのは楽しいですね。

問題の中では「アイネ・クライネ・ナハトムジークは,A 朝の音楽,B 夜の音楽」というのが,結構意外だったようですね。確かに第1楽章を聞いた感じAかもしれません。「正解はBです!」「エー(A)」というようなリアクションでした。

クイズの最後の問題が「トルコ」でしたので,その流れでモーツァルトの「後宮からの逃走」序曲が,軽快かつエキゾティックに演奏された後,OEKエンジェルコーラスが加わって,同じモーツァルトの「アレルヤ」と「パパパの二重唱」が演奏されました。青島広志さん編曲の合唱曲の抜粋で,気持ちよく楽しませてくれました。

その後,石川県ジュニア・オーケストラのメンバーとOEKの合同演奏で,モーツァルトの交響曲第40番の第1楽章が演奏されました。この前の日曜日にジュニア・オーケストラの単独で演奏されたばかりの曲でしたが,プロのオーケストラとの共演とういうのは,子供たちにとっても,とても良い経験になったと思います。

最後は,全員で「ビリーブ」が演奏されました。お客さんも含め全員で合唱しておしまいというのは,定番ですね。

アンコールでは,こちらも定番曲の「ラデツキー行進曲」が演奏されました。司会の方の説明によると,「楽都音楽祭での企画用に使うためにVRカメラで撮影させていただきます」とのことでした。指揮をするゲームアプリのようなものを作るのでしょうか?ちょっと見てみたい気がします。

春休み中の土曜日の午後ということで,お客さんは親子連れが沢山いました。開演前,ホワイエでは,楽器体験コーナーも賑わっていました。本日のお客さんの中から,未来のOEKファンが出てきて欲しいですね。

2018/03/25

石川県ジュニアオーケストラ 第24回定期演奏会。今年はOEKに挑む(?)ようにモーツァルトの交響曲第40番の全曲を立派に演奏。後半は打楽器パートが大活躍。大いに盛り上げてくれました。

「もうすぐ桜も開花かな?」という気分になるような,穏やかな快晴の日曜の午後,石川県立音楽堂コンサートホールで行われた石川県ジュニアオーケストラの第24回定期演奏会を聞いてきました。指揮はお馴染みの鈴木織衛さんでした。

昨年のこの公演は,バレエとの共演という面白い試みでしたが,今年は,前半まず,オーソドックスにクラシック音楽の交響曲が演奏されました。やはりバレエと共演すると,オーケストラ以上にダンスの方が目立ってしまうので,原点に立ち返る形にされたのだと思います。

演奏されたのは,モーツァルトの交響曲第40番の全曲でした。これは,今年の連休の楽都音楽祭のテーマに合わせた選曲という意味もあったと思いますが,考えてみると,非常にチャレンジングな選曲と言えます。OEKがいつも演奏しているような,編成がそれほど大きくない曲ということで,言葉は悪いのですが,ごまかしが聞かないと言えます。

本日の演奏も,さすがにいろいろと粗の目立つ部分もありましたが,まず音楽全体の構成がとても立派で,妥協したところがなかったのが素晴らしいと思いました。ベースとなる弦楽器の音にしっかりとした音の芯があり,浮ついた感じになっていないのが良いと思いました。非常に明確に演奏された,立派な40番だったと思いました。

楽器編成的には木管楽器の人数がとても多いなど,少々変わったバランスでしたが,結果として,いつも聞くのと違ったフレーズがくっきりと浮き上がってくるような面白い効果が出ていました。交響曲は,特定のモチーフを地道に積み上げて大きな音楽を作るのですが,その辺の緊密感もしっかり出ていたと思いました。

前半が「トークなしのシリアスな音楽」だったので,後半は「トーク入りの楽しい音楽」の連続となりました。最初の2曲は打楽器奏者が主役として活躍する曲でした。

「鍛冶屋のポルカ」といえば,今年のOEKのニューイヤーコンサートでの楽しいパフォーマンスを思い出します。今回もまた,楽しいパフォーマンスを見せてくれました。金床の音も美しかったですね,

故・榊原栄さん作曲の「キッチン・コンチェルト」は,OEKとジュニア・オーケストラがいちばん頻繁に演奏いる曲です。台所にあるフライパンなどの道具を打楽器として使う大変楽しい作品です。ルロイ・アンンダーソンの曲のような軽快さのある伴奏に乗って,打楽器奏者が楽しく色々な「打楽器」を叩くということで,ジュニアのメンバーには,とても難しい曲だと思うのですが,「何年もこの曲を演奏している」と思わせるようなリラックスした気分まで出ていて素晴らしいと思いました。

さらに途中に出てくるカデンツァの部分では,打楽器パート総出演(7人ぐらいいたと思います)で,大変楽しいアドリブを聞かせてくれました。吹奏楽曲の定番の「宝島」の途中に打楽器のアドリブが出てくることがありますが,そういった楽しい気分満載でした。演奏後の鈴木さんのトークによると,ジュニアのメンバーにすべて任せたということでした。こういう自発性のある演奏は,これからも聞いてみたいなぁと思いました。

その後,カバレフスキーの組曲「道化師」の全曲が演奏されました。ギャロップだけが有名な曲なので,全曲が演奏されるのは比較的珍しいかもしれません。短いながらも色々な性格を持った曲が続き,多彩なドラマが次々と展開していくような演奏を生き生きと楽しませてくれました。

最後はエルガーの威風堂々第1番を文字通り,堂々と演奏してくれました。改めて品格の高さのある曲だなと感じさせてくれるような演奏でした。

アンコールでは,オーケストラ演奏用に編曲された「花が咲く」がとても美しく演奏されました。各パートに見せ場があるとてもよくできたアレンジでした。最後,オーケストラが一体となってワーッと自然に盛り上がる感じが感動的でした。

というわけで,今年の定期演奏会は,非常にジュニア・オーケストラらしい内容だったと思います。やはり交響曲を演奏するというのは,ジュニアにとっても大きな目標になるのではと改めて思いました。その点で,ジュニア・オーケストラのメンバーにとって「財産」になるような演奏会だったと思います。

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