OEKのCD

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2018年7月22日 - 2018年7月28日

2018/07/24

OEKのヴァイオリン奏者 #上島淳子 さんと ピアニスト #松井晃子 による「バッハ×舞曲」 上島さんのしっかりとした音による平常心の各種舞曲集 #oekjp

OEKの第1ヴァイオリン奏者,上島淳子さんとピアニストの松井晃子さんによる Free Range Ensembleの演奏会が金沢市アートホールで行われたので聞いてきました。上島さんについては,OEKメンバーによる室内楽公演などでは,何回も聞いたことはありますが,デュオ・リサイタルを聞くのは今回が初めてのことです。

上島さんは,とても落ち着いた雰囲気のある方です。が,その音は非常に堂々としており,金沢市アートホールにぴったりと最適化された充実した演奏を聞かせてくれました。

プログラムのメインは,上島さんが,このシリーズで毎回のように演奏している,バッハの無伴奏ヴァイオリンの中のパルティータ第1番でした。このパルティータ自体,各種舞曲を集めたものですが,それ以外の曲についても,色々な時代の舞曲を集めていたのが,今回のプログラムのとても面白いところでした。今回演奏された「舞曲」をざっと並べると次のような感じになります。

ラ・フォリア,アルマンド,クーラント,サラバンド,ブーレ,シチリアーノ,ハバネラ,ワルツ,スケルツォ。それ以外に「精霊の踊り」が加わります。ダブっている舞曲がないのが素晴らしい点です。

上島さんは,そのイメージどおり,常に落ち着いて演奏されていました。演奏の情感としては,甘くなり過ぎることはなく,節度が感じられるのが特にバッハの雰囲気にぴったりだと思いました。バッハの演奏に限らず,急速なパッセージで平然とは,バリバリと演奏していたのが,実にクールで上島さんらしいと思いました。

前半はバロック音楽でしたが,後半はサンサーンスのハバネラ,チャイコフスキーのワルツ・スケルツォなどロマンはの音楽中心でした。こういった曲だと,もう少しリラックスしてもらっても良いかなとも思いましたが,楷書のようにしっかりと演奏するのが上島さんのスタイルだと思います。松井晃子さんの作る,変化に富んだ,力強いピアノと一体になって,滴るような魅力を持ったハバネラをしっかりと聞かせてくれました。

アンコールでは,舞曲集の「締め」にぴったりの「チャールダーシュ」が演奏されました。フバイのチャールダーシュということで,最初の方は「初めて聴く曲だな」と思って聞いていたのですが,最後の急速な部分で,ブラームスのハンガリー舞曲(何番か後で調べてみます)に出てくるメロディが登場し,ウキウキとした気分の中で演奏会を締めてくれました。

どの曲についてもじっくり,くっきりと演奏していたのが上島さんらしいと思いました。プログラミングの面白さと同時に弦楽器の音の生む「安心感」を実感できた演奏会でした。

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