OEKのCD

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2019/01/12

2019年最初のOEK定期は,フォルクハルト・シュトイデさんの弾き振り&リードによるモーツァルトとシュトラウス・ファミリーの音楽。新年らしい清新さと上品な華やかさのある演奏。今年も色々な公演を楽しめそうです。 #oekjp

2019年最初のオーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)の演奏会は,恒例のニューイヤーコンサートでした。昨年のちょうど今頃は,50cmぐらいの雪が積もっていたのですが,今年は暖冬傾向ということで,本日は音楽堂まで自転車で往復しました。

登場したのは,ウィーン・フィルのコンサートマスターのフォルクハルト・シュトイデさんで,昨年に続いての「弾き振り」を交えての演奏となりました。プログラムの構成もほぼ同様で,前半は序曲的な曲に続いて,シュトイデさんの独奏による協奏曲。後半はウィーン・フィルのニューイヤーコンサートを彷彿とさせるような,シュトラウス・ファミリーの音楽でした。

前半・後半ともに,派手に聞かせるというよりは,音楽そのものを流れよく,すっきりと聞かせるような演奏で,正月の気分に相応しい,清新さと品の良い華やかさが漂う,素晴らしい雰囲気の公演だったと思います。何より「このパターンが,OEKのニューイヤー・コンサートの定番かも」と思わせる安定感があるのが良かったですね。

前半の最初のモーツァルトの交響曲第1番は,昨年5月の楽都音楽祭の時,アシュケナージさん指揮OEKで聞きましたが,その時よりも音にビシッとした芯があり,聞き応えを感じました。続く協奏曲もモーツァルトの作品で,名曲の割りに比較的演奏されることの少ない,ヴァイオリン協奏曲第4番がシュトイデさんの弾き振りで演奏されました。考えてみると,シュトイデさんが立って演奏していたのはこの曲だけでした。

シュトイデさんのヴァイオリンの音には,切れ味の良い細身の刀を思わせるようなきらめきがありました。速めのテンポですっきりと演奏しつつ,次々と湧き出てくる美しい曲想を鮮やかに聞かせてくれました。アビゲイル・ヤングさんを中心としたOEKの演奏も自発性に富んでおり,幸福感に溢れた音の世界を楽しむことができました。

後半は,お待ちかねのシュトラウス・ファミリーの音楽でした。こちらも昨年と同様で最初に「ジプシー男爵」序曲,最後に「皇帝円舞曲」と規模の大きめの曲を配し,その間にポルカ,ギャロップ,軽めのワルツなどが並ぶという構成でした。

前半同様,シュトイデさんの作る音楽には,「無理矢理」感がなく,どの曲も大変気持ちよく,流れの良い音楽を楽しむことができました。途中,お客さんを楽しませるためのパフォーマンスが入るのも昨年同様でした。ニューイヤーコンサートは,金沢公演の後,富山県射水市や東京でも行われるのであまり詳しくは書かないのですが...今年もまたMVPは,打楽器奏者のグンナー・フラスさんでした。とりあえずは「クラップフェンの森で」にご注目ください。それともう一つOEKメンバーが,「楽器以外」で活躍する曲があります。こちらもお楽しみに。

演奏会の最後は,タイトルからして,シュトラウスのワルツの中でも,特に立派な雰囲気のある皇帝円舞曲で締められました。曲の最後の部分,チェロ(おなじみカンタさんでした)のソロが入り,室内楽的な雰囲気になった後,大きく盛り上がって終了。この曲はトリにぴったりですね。

そしてアンコールで,お約束どおりの手拍子入りの「ラデツキー行進曲」でおしまいでした。あまりビシビシ仕切らない,のどかな雰囲気が良かったですね。

演奏会の後,OEKメンバーが音楽堂の入口付近で,恒例のOEKどら焼きを配布していました。こちらの方も「これがないと新年になった気がしない」というぐらい定着しましたね。というわけで,華やか,かつ穏やかな気分で新年気分の最後を味わうことのできた演奏会でした。

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