OEKのCD

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2019/01/29

石川県立音楽堂室内楽シリーズは,OEKチェロセクション+αによる「チェロ・アンサンブル・スペシャル」。やはり,特にオリジナル作品は聞き応えがあるなぁと思いました

本日は,今年度第4回目の石川県立音楽堂室内楽シリーズとして行われた「チェロ・アンサンブル・スペシャル」を聞いてきました。登場したのは,オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)のチェロ・セクションの大澤明さん,早川寛さん,ソンジュン・キムさん+名誉団員のルドヴィート・カンタさん。さらに福野桂子さん,佐古健一さんを加えた6人のチェリストでした。グループ名としては,I Cellisti di Kanazawaということになります。「金沢のいいチェリストたち」といったところですね。

数年前,OEKメンバー4人によるアンサンブルを聞いたことはありますが,今回は6名編成ということで,より充実感のある響きを楽しむことができた気がします。6人のうち,カンタさんだけは常に最高音を担当し,それ以外のメンバーは曲によって低音部に移ったり,中音部に移ったり...「席替え」をしていました。

前半はグリーグの「ホルベアの時代から」,ヨハン・シュトラウスの「こうもり」序曲,ビゼーの「カルメン幻想曲」ということで,もともとはチェロ・アンサンブル用ではない曲が演奏されました。曲自体,親しみやすい名曲ばかりだったこともあり,チェロだけでどれだけにオリジナルに迫れるかという面白さを感じました。もともとチェロ用でない曲でない分,「大変そう」という部分もありましたが,改めて,チェロという楽器の広い音域と表現力の多彩さを実感できました。

曲の充実感としては,もともとチェロ・アンサンブルのための曲だった,後半の3曲の方があったと思いました。バンディング作曲の「ベートーヴェンの主題による6本のチェロのためのフーガ」は,ベートーヴェンのチェロ・ソナタ第3番の冒頭部の主題を基にしたフーガで,じっくりと音が組み合いながら進んでいきました。最後の輝かしさも印象的でした。

ポッパーのレクイエムは,それほど暗い作品ではなく,「アヴェ・マリア」といった趣きのある癒やし系の気分が溢れていました。染み渡るような充実感がありました。

最後に演奏された,ヴィラ=ローボスのブラジル風バッハ第1番は,特に聞き応えがありました。ラテン的なリズムや気分を感じさせつつ,ストレートに曲の美しさが伝わってくる演奏でした。ところどころ,ユニゾンのような感じで美しい歌が聞こえてくるのが新鮮でした。最後の楽章はフーガでしたが,どこか軽妙で粋な雰囲気もあり,不思議な壮麗さの中で締められました。

アンコールでは,「本家」バッハのG線上のアリアが演奏されました。ヴィラ=ローボスとの対比がとても面白い,美しい演奏でした。

恐らく,オーケストラのパートの中で,同一楽器だけでオーケストラ的な響きを作ることができるのはチェロ・パートだけだと思います。その面白さと充実感を実感できた公演でした。

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