OEKの #ソンジュン・キム さんと #ダニエリス・ルビナス さんによる「きらめきコンサート:魅惑のチェロ&コントラバス」を #金沢市立安江金箔工芸館 で聞いてきました。この2つの楽器でこんなに多彩で迫力のある音楽を作れるのだなぁと感激。内容の詰まった1時間でした。
本日は全国的に夏のような暑さになっています。金沢も快晴で恐らく30度ぐらいあったのではないかと思います(ただし,それほど湿気は高くないですね)。その中,金沢市立安江金箔工芸館で行われた,オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)のチェロ奏者,ソンジュン・キムさんとコントラバス奏者,ダニエリス・ルビナスさんの二重奏の演奏会を聞いてきました。
その内容ですが,予想を上回る充実度でした。予定時間の1時間,ぎっしりとチェロとコントラバスの音が詰まった,素晴らしい内容でした。会場は,工芸館の入口入ってすぐ横の多目的展示ホールでした。非常に間近で聞けたこともあり,お二人の素晴らしい音の迫力に包み込まれました。
もともと,チェロとコントラバスのための作品というのはほとんどないので,大半は別の編成からの編曲だったのですが,テレマンなどのバロック時代の作品から,20世紀の音楽まで。各楽器の超絶技巧を聞かせる曲。各楽器の独奏...という感じで多彩な作品が選ばれていました。
キムさんのチェロは,後半の曲に行くほど音の輝きが増し,歌が熱くあふれ出てくるようで,会場の「金箔」のイメージに重なるような「黄金のチェロ」を聞かせてくれました。ルビナスさんのコントラバスは,まず,その音の深さに圧倒されました。ボンとピツィカートを演奏するだけでも多彩なニュアンスがあることが分かりました。
最後にこの編成の曲ではいちばん有名な曲である,ロッシーニのチェロとコントラバスのための二重奏で締められました。ダイナミックな動きやユーモアな気分を交えた,緩急自在の音楽を楽しませてくれました。
本日の演奏を聞いて,この2つの楽器で,こんなに多彩で迫力のある音楽を作れるのだなぁと感激しました。内容のぎっしりと詰まった充実の1時間でした。
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