OEKのCD

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2019/10/01

今晩は,石川県立音楽堂で アンサンブル・ウィーン=ベルリン と アンサンブル金沢 の饗宴による贅沢なモーツァルト尽くしを楽しんで来ました。最後に演奏された,名優のセリフが延々と続くような協奏交響曲を聞いて,満腹しました。さすがのアンサンブルでした

今晩は,ビエンナーレいしかわ秋の芸術祭の一環で行われた,アンサンブル・ウィーン=ベルリンとユベール・スダーンさん指揮オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)によるモーツァルト尽くしの演奏会を聞いてきました。

アンサンブル・ウィーン=ベルリンは,ウィーン・フィルとベルリン・フィルの首席管楽器奏者を中心とした木管五重奏団です。管楽器のソリストとOEKの共演ならば,過去何回もありましたが,管楽アンサンブルとOEKとの共演というのは初めてのことかもしれません。超有名な2つのヴィルトーゾ・オーケストラの首席奏者たちとOEKの共演ということで,お客さんだけではなく,OEKメンバーにとってもスリリングな公演だったのではないでしょうか。

まず,5人の奏者を歓迎するように,OEKお得意のモーツァルトの「ハフナー」交響曲がビシっと演奏されました。今回はバロック・ティンパニを使っていたこともあり,スダーンさんが指揮するモーツァルトには,古楽奏法を思わせるような響きがありました。ビシッと引き締まった雰囲気の中,さらっと流れるような雰囲気もあり,開演にぴったりの華やかさと軽やかさがありました。

続いて,アンサンブル・ウィーン=ベルリンの5人が登場し,モーツァルトの歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」」の中の5つの曲を木管五重奏に編曲したものが演奏されました。当初はモーツァルトの木管五重奏曲(弦楽五重奏を木管で演奏する編曲)の予定でしたが,演奏時間的に見ると,「コジ・ファン・トゥッテ」の方が丁度良いのではないかと思いました。

この演奏を聞いて,まず5人の奏者が作り出す,スケール感が素晴らしいと思いました。5人による演奏にも関わらず,「オーケストラが演奏を始めた?」と思わせる,豊かさを感じました。途中の曲では,5人の奏者それぞれが対話をするように進んだり,各奏者の華やかな見せ場があったり,全く退屈しませんでした。複数のオーケストラのメンバーによるアンサンブルとは思えないほど,演奏全体に安定感とまとまりがあるのに加え,上述のようなスケール感もあり,安心してモーツァルトのオペラの世界に身を任すことができました。

後半はOEKとアンサンブル・ウィーン=ベルリンとの共演になりました。最後に演奏される協奏交響曲K.297b(モーツァルトの作品なのか疑われているけれども,とても良い曲で,有名な作品)には,オーボエ,クラリネット,ファゴット,ホルンのみが参加するということで,まず,フルート協奏曲第1番が演奏されました。

カール=ハインツ・シュッツさんの演奏からは,どこまでも広がっていくような,伸びやかな自由さを感じました。音自体は引き締まっており,古典派の作品らしい,まとまりの良さがあるのも良いなぁと思いました。

演奏会の最後に演奏された,協奏交響曲には,トリに相応しい華麗な気分がありました。くっきり,バシッと決まったジョナサン・ケリーさんのオーボエ,明るく楽天的な心地よさのあったアンドレアス・オッテンザマーさんのクラリネット,楽々と柔らかい音を操るシュテファン・ドールさんのホルン,そして,存在感たっぷりだけれども,しっかりと全体を包み込むようなリヒャルト・ガラーさんのファゴット。闊達に対話をするように演奏する一方で,しっかり,OEKと溶け合うようなオーケストラ的な音を聞かせてくれました。

最終楽章は変奏曲形式ですが,この4人の奏者による名人芸やアンサンブルが,これでもかこれでもかと続く贅沢さがあり,すっかり満腹という感じになりました。この日のお客さんの数は,もったいないことにあまり多くなかったのですが,盛大な拍手が続き,皆さん大満足といった感じで演奏会は終了しました。

ベルリン・フィルやウィーン・フィルのメンバーとOEKとは,ヴェンツェル・フックスさんをはじめとして,結構頻繁に共演をしていますが,木管アンサンブルとオーケストラの共演には,また格別の面白さと贅沢さがあると感じました。

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