OEKのCD

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2020/01/18

山下一史さん指揮の第80回金大フィル定期演奏会は充実のロシア・プログラム。メインのラフマニノフの交響曲第2番を聞きながら若者たちの前途に広がる明るい未来のようなものを感じました。

本日は金沢大学フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会を聞いてきました。確か昨年は年末に行われたと思いますが,今年は以前と同じ「センター試験の日」に戻りました。この定期公演ですが,今年で80回目です。この回数も考えてみると凄いですね。年1回行っているはずなので,金沢大学の創設の頃からずっと続いている伝統のイベントということになります。

その記念すべき回の指揮者は,OEKでもお馴染みの山下一史さんでした。金大フィルとのつながりも30年近くになるのではないかと思います。そして演奏された曲は,オール・ロシア(ソ連)プログラム。メインとしてラフマニノフの交響曲第2番,前半はグラズノフの祝典序曲とハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」組曲の抜粋が演奏されました。ここ数年,金大フィルは,ロシア音楽をよく演奏している気がしますが,その総決算といったところでしょうか。

やはり最後に演奏された,ラフマニノフの交響曲第2番の演奏が大変聞き応えがありました。55分近くかかる大曲ですが,全く長さを感じさせない,前向きなエネルギーを感じさせる演奏でした。山下一史さんは,常にエネルギッシュな指揮をされる印象があったのですが,曲全体の設計が素晴らしく,冷静に各楽章を構築しているように感じました。そこに若い大学生たちの演奏が加わり,各楽章の聞かせどころでは,自然に熱気を帯びた盛り上がりがありました。

第1楽章の最初の方で,木管楽器の和音がパーンとバランス良くくっきりと登場したのを聞いて,「素晴らしい演奏になりそう」と感じ,そのとおりになりました。随所に出てくる,ラフマニノフ節といってもよい弦楽合奏だけでなく,管楽器のソロもしっかりと決まっており,安心して練り上げられた音楽に浸ることができました。特に第3楽章に出てくる,クラリネットの長いソロはお見事でした。

全曲を通じて,暗く沈み込むような感じではなく,前向きな明るさを感じました。こうやって生きのよい演奏で聞いてみる,最終楽章はタランテラといった感じに聞こえました。若い学生たちの前に広がる未来を祝福するような音楽だったと思いました。

前半に演奏された2曲も楽しめました。グラズノフの祝典序曲は,初期のチャイコフスキーの交響曲に通じるような雰囲気のある明るい親しみやすさのある曲でした。「祝典」という感じはあまりしなかったのですが,とても品良くまとまっていたと思いました。

ハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」組曲からの4曲は,最初に演奏された「ワルツ」が,女子フィギュアスケートの浅田真央さんが使ってから一気に有名になった作品です。個人的には,もっと重苦しく憂鬱で退廃的なイメージを持っていたので,少々軽いかなと感じたのですが,曲が進むにつれてノリの良さが出てきた気がします。ビシッと引き締まった,最後の「ギャロップ」は大変鮮やかでした。その前の「ロマンス」での,しっとしとした気だるい気分も魅力的でした。それとトランペットのソロの音が素晴らしいと思いました。

金大フィルの今後の予定として,6月のサマーコンサートでは,チャイコフスキーの「悲愴」と書いてありました。3月のカレッジコンサートにも金大フィルのメンバーが多数参加しますが,ここではショスタコーヴィチの交響曲第5番。ロシア3大作曲家を代表する名曲を立て続けに演奏する感じですね。学業を行いながら,取り組むにはハードな曲ばかりですが,逆に考えると,そういう学生生活を送ることができるのもうらやましいなぁという気もします。是非,これらの公演も聞きにいってみたいと思います。

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