OEKのCD

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2020/08/23

本日は富山県上市町で行わた,栁沢寿男さん指揮におるOEK富山特別公演へ。「GO TO 富山 with OEK」ツァーと勝手に名付け,5か月ぶりに県外へ。合唱団OEKとやまの出番は無くなったのは残念でしたが,ソプラノの韓錦玉さんの,癒しの気分のある歌と威厳たっぷりのモーツアルトの「ジュピター」を楽しむことができました。

本日は午後から富山県上市町まで車で出かけ,栁沢寿男さん指揮による,オーケストラ・アンサンブル金沢富山特別公演を聞いて来ました。「GO TO 富山 with OEK」ツァーと勝手に名前を付け,この夏いちばんの遠出をしてきました。考えてみると,石川県外に出るのは,3月以来なので,5か月ぶりということになります。

この公演は,当初は夏休み後半恒例の「合唱団OEKとやま」とOEKがミサ曲などを共演する内容でしたが,業界ガイドラインに従うと,合唱曲を取り上げるのは今の時点では難しいということで,合唱団なしの公演になってしまいました。合唱団の皆さんにとっては大変残念なことになりましたが,予定曲を変更して特別公演が実現したことは特筆すべきことかと思います。当初歌われるはずだった,ラターのレクイエム(この曲を取り上げるのは2回目ぐらいだと思いますが,聞きたかったです)がモーツァルトの「ジュピター」交響曲に変更になり,休憩時間なしで,約70分の公演となりました。

最初に演奏された,ディーリアスの「夜明け前の歌」は,恐らく,当初のプログラムのラターに合わせて,英国の作曲家の作品を選んだのだと思います。今回,かなり前の方の座席で聞くことができたので(1時間前に到着したので,座席選び放題でした),夜明けの景色を思わせる響きにしっかりと浸ることができました。ディーリアスらしく,全編を通じて,基本的に穏やかなムードに包まれていたのですが,どの楽器の音にもゴージャスさが感じられました。たまに間近で聞くのも良いなぁと思いました。

続いて,当初からソリストとして予定されていた,韓錦玉さんのソプラノを交えて4曲歌われました。当初予定されていた「千の風になって(同じ詞を韓国語に訳し,曲は新井満さんとは別のもの)」と「いのちの歌」の2曲に加え,フォーレのレクイエムの中の「ピエ・イエズ」,You raise me upが歌われました。フォーレのレクイエムは,ラターのレクエムを補う意味もあったのかもしれませんが,今回のコロナ禍で亡くなられた方を追悼した上で,それを乗り越えていけるようにという思いを込めた選曲だったようです。

考えてみると,4曲とも言語が別々でしたが(ラテン語,韓国語,日本語,英語),曲想自体は結構似た感じがあり,「思いは万国共通」という感じがありました。「千の風になって」の曲は,日本語版で秋川雅史さんが歌っているものと違うものですが,雰囲気自体はよく似ていました。You raise me upはフィギュアスケートの音楽として聞いたことはありますが,ダニー・ボーイ(ロンドンデリーの歌)と似た部分があることに気付きましたが,意図的な引用のようですね。

韓さんの歌には,どの曲にも優しい情感が満ちていました。今回,韓さんの目の前に透明アクリル板が設置されていたので,オーケストラと重なり合う部分では,声がかき消されるような部分もありましたが,暖かで前向きな気分になることができました。

後半は(休憩なしですが),モーツァルトの「ジュピター」が演奏されました。栁沢さん指揮OEKでは,年末の「メサイア」公演は何回か聞いたことはありますが,交響曲を指揮するのを聞くのは今回が初めてかもしれません。全体に大げさな身振りは全くなく,「ジュピター」という名曲中の名曲に備わっている「威厳」を,そのままストレートに聞かせてくれるような演奏だったと思いました。第1楽章の冒頭から,ゆるぎない響きが続き,少し堅い感じかなとも思ったのですが,第4楽章などは,最後の大団円に向けて,色々なパーツががっちりと組みあっていく感じをしっかり味わわせてくれ,改めて,この曲の素晴らしさを実感できました。

最後に文部省唱歌「ふるさと」が演奏されたのですが,これについては,「皆さんハミングで歌ってください」とのことでした。今回,合唱団として参加できなかった皆さんは,今回の公演の運営の補助をされたりしていました。最後,ハミングではありますが,「合唱」する機会を作ってくれたことはとても良かったと思いました。

来年のこの公演に向けて,「合唱団員募集」のチラシが早くも置かれていましたが,来年は何としてでも行えると良いですね。2021年8月1日,富山市のオーバードホール,曲目はボブ・チルコット作曲「レクエイム」などが予定されているようです。

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