OEKのCD

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2020/11/03

文化の日の午後「OEK&石川県ピアノ協会スペシャルコンサート」を石川県立音楽堂で聞いて来ました。ピアノ協奏曲3曲と独奏曲1曲の充実の内容。特に樋口一朗さんの独奏による,輝きに満ちた「皇帝」らしい「皇帝」がお見事でした。太田弦さん指揮OEKの演奏も大船に乗ったような安心感がありました。#oekjp

文化の日の午後,「OEK&石川県ピアノ協会スペシャルコンサート」を聞いて来ました。石川県ピアノ協会関係のピアニストとOEKが共演する演奏会は過去定期的に行われてきましたが,今回は文化庁主催という形になり,座席数を限定していた代わりに,公演の動画は後日配信されるなど,「新しい様式」に従った内容となっていました。

内容の方は,ピアノ協奏曲3曲+独奏曲1曲という充実の内容。15分の休憩時間を含めて,2時間少しの長さがありました。段々と通常の公演に近づいているなぁという印象です。

今回登場したピアニストは,江端玲子さん,加藤恵理さん,坂下幸太郎さん,樋口一朗さんの4人で,それぞれ,ラーション/ピアノのためのコンチェルティーノ,シューマン/ピアノ協奏曲イ短調,メンデルスゾーン/ロンド・カプリチオーソ(ピアノ独奏),ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」を演奏しました。

どれも大変充実した内容でした。ラーションの作品がいちばん珍しい曲でしたが,シンプルな雰囲気の中から北欧らしい空気感が漂ってくるようなとても良い曲でした。江端さんの自然体の落ち着きのある演奏の雰囲気に合っていると思いました。

シューマンのピアノ協奏曲は,加藤さんの曲に対する思い入れがしっかりと伝わってくるような演奏で,特にゆっくりとロマンティックな情緒を聞かせてくれる部分の濃い味わいが良いと思いました。第3楽章最後の方で,ピアノの音が延々と上下するような部分の丁寧かつノリの良い演奏も素晴らしいと思いました。

メンデルスゾーンのロンド・カプリチオーソを演奏した坂下さんは,恐らく,まだ小学生か中学生。この曲を作曲した時のメンデルスゾーンも大変若かったはずですが,その瑞々しい美しさとロンドの部分での軽やかさに感嘆しました。これからが大変楽しみなピアニストだと思います。

最後に登場した樋口一朗さんによる「皇帝」は,まさに王道を行くような堂々たる演奏でした。冒頭のカデンツァ風の部分から磨かれた音の輝きが素晴らしかったですね。この日の指揮は,樋口さんと同世代でまだ20代の指揮者,太田弦さんでしたが,その指揮も素晴らしく,曲全体に,大船に乗ったような安定感がありました。第3楽章は少し疲れ気味かな,という気がしましたが,曲全体から堂々とした力強さが発散されており,曲のどこを取っても,皇帝らしい皇帝だなと思いました。

地元のアーティストにとっても,今年は苦難の年だったと思いますが,今後への希望を感じさせてくれるような素晴らしい内容だったと思いました。

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