OEKのCD

2021年9月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ

« #ミンコフスキ がベートーヴェンとともに金沢に帰ってきました。再始動した交響曲チクルス1回目は1番と3番「英雄」。OEKへの信頼に溢れた鮮やかで熱い演奏。OEKの日常も戻りつつあるなぁと実感。来週の2公演も聞き逃せません。#oekjp | トップページ | #マルク・ミンコフスキ 指揮OEKベートーヴェン・チクルス3回目は,感動に溢れた6番「田園」と,いきなり巻き込まれてしまった感じの高速の5番。大げさかもしれませんが,生きていて良かった,と思わせるような会心の演奏の連続でした。 »

2021/07/13

#マルク・ミンコフスキ 指揮OEKベートーヴェン・チクルス2回目は2番と8番。「明るい狂気」と言っても良いような,これまでに聞いたことのないようなスピード感。OEKの皆様,大変お疲れさまでした,と言いたくなるようなハードな演奏。曲ごとに「違うベートーヴェン」を楽しませてくれますねぇ。明後日の3回目ではどういう側面を聞かせてくれるのでしょうか。

今晩は先週の土曜日に続いて行われた,マルク・ミンコフスキ指揮オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)によるベートーヴェン・チクルスの2回目を聞いてきました。演奏されたのは,2番と8番という偶数番号の2曲でしたが...これまで聞いたこともないような「明るい狂気」が漂うような,ミンコフスキさんならではのベートーヴェンとなっていました。

まず両曲とも,最終楽章を中心に狂ったようなスピード感!ミンコフスキさんによる,事前のインタビュー動画では,この2曲について「クレイジー」という言葉を使っていましたが,それを鮮やかに体現したような演奏だったと思います。

最初に演奏された第2番の冒頭から,非常に引き締まった響き。一気呵成の若々しい推進力と同時に(1楽章呈示部の繰り返しは行っていなかったと思います),どこか思いつめた雰囲気。第2楽章は一息ついて,暖かな気分になりましたが,次第に深く,孤独な世界に入り込んでいく感じ。そして第3楽章から第4楽章に掛けては,再度,狂気を持ったスピード感。最終楽章のコーダでの切れ味の鋭さと爆発力。甘さを廃した,辛口の第2番だったと思いました

後半の第8番にも同様の気分が感じられ,この2曲を並べた意図を感じました。第1楽章は,第2番同様,引き締まった速目のテンポで始まった後,第2主題でテンポをぐっと落として,別世界へ。ただし,すぐにまた元に戻り,第2番同様,狂気が爆発するような雰囲気に。第2楽章も優雅さよりは,前のめりに進んでいく感じ。

第3楽章では,トリオでのチェロ・パートのゴツゴツとした表情が大変印象的でした。これまでに聞いたことのない雰囲気がありました。第4楽章は,ここまでの総決算という感じの狂気の速さ。バロックティンパニの乾いた音など,曲の至るところ出てくるそわそわとした感じ。コーダの部分は強烈なビートを聞かせた,ロック音楽のような世界。OEKの皆様,大変お疲れさまでした,と言いたくなるようなハードな演奏だったと思います。

というわけで,先週の1番,3番とは全く違ったベートーヴェンの世界が広がっていました。個人的には,この2曲については,健全さや優雅さのある演奏が好みではあるのですが,今回のミンコフスキさんの演奏は,過激でクレージーな側面を強調して,一味違ったイメージを伝えてくれた気がします。チクルス第3回の第6番,第5番では,一体,ベートーヴェンのどういう面を聞かせてくれるのか,さらに期待が広がりました。

« #ミンコフスキ がベートーヴェンとともに金沢に帰ってきました。再始動した交響曲チクルス1回目は1番と3番「英雄」。OEKへの信頼に溢れた鮮やかで熱い演奏。OEKの日常も戻りつつあるなぁと実感。来週の2公演も聞き逃せません。#oekjp | トップページ | #マルク・ミンコフスキ 指揮OEKベートーヴェン・チクルス3回目は,感動に溢れた6番「田園」と,いきなり巻き込まれてしまった感じの高速の5番。大げさかもしれませんが,生きていて良かった,と思わせるような会心の演奏の連続でした。 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« #ミンコフスキ がベートーヴェンとともに金沢に帰ってきました。再始動した交響曲チクルス1回目は1番と3番「英雄」。OEKへの信頼に溢れた鮮やかで熱い演奏。OEKの日常も戻りつつあるなぁと実感。来週の2公演も聞き逃せません。#oekjp | トップページ | #マルク・ミンコフスキ 指揮OEKベートーヴェン・チクルス3回目は,感動に溢れた6番「田園」と,いきなり巻き込まれてしまった感じの高速の5番。大げさかもしれませんが,生きていて良かった,と思わせるような会心の演奏の連続でした。 »

最近のコメント

最近の記事

最近のトラックバック