OEKのCD

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2021/09/04

9月になりOEKの新シーズン開始。#岩城宏之 メモリアルコンサートは #秋山和慶 さんが登場。やはりベテラン指揮者のハイドンは最高です。岩城宏之音楽賞を受賞した #小泉詠子 さんの整った歌はどれも見事でした。特に「ファウストのの劫罰」のアリア。静かで熱い思いが伝わってきました #oekjp

9月になりオーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)の新シーズンが始まりました。毎年,この時期に行われている岩城宏之メモリアルコンサートが石川県立音楽堂コンサートホールで行われたので聞いてきました。当初,指揮者はマルク・ミンコフスキさんの予定でしたが,コロナの影響で再来日はかなわず,秋山和慶さんが登場しました。

秋山さんは,今年の「楽都音楽祭」では,大阪フィルと「ローマ三部作」の全曲を指揮されるなど,音楽祭全体の「目玉」として活躍されました。その一方,OEKを指揮する機会は意外に少なかったので,今回の代役は多くのOEKファンにとっても待ち望んでいたものかもしれません。

このコンサートのもう一つの注目は,その時の岩城宏之音楽賞受賞者が登場することです。今年は,石川県津幡町出身のメゾ・ソプラノ,小泉詠子さんが登場しました。小泉さんはOEKの色々な公演で既に何回も共演されている方です。ミンコフスキさんが指揮したロッシーニの「セビリアの理髪師(演奏会形式)」公演にも出演されているなど,その受賞は全く異存がなかったのではないかと思います。

前半は,岩城さんの盟友でもあった外山雄三さんの曲に続いて(この曲はちょっと短すぎたので,もう少し長い曲でも良かったかも),小泉さんと歌とモーツァルトの序曲が交互に演奏される形でした。

小泉さんは,最初,カストラートが歌ったというヘンデルの「ジュリオ・チェーザレ」の中のアリアを歌いましたが,シュッとした声の感じがとても気持ちよく,この曲の持つ,爽やかな祝祭感にぴったりだと思いました。モーツァルトの「コシ・ファン・トゥッテ」のアリアは凜としたたたずまいと暖かみのある声で,とてもノリの良い歌を聴かせてくれました。前半最後に歌われた,ベルリオーズ「ファウストの劫罰」の中のマルグリートのアリアは初めて聞く曲でしたが,しっとりとした雰囲気から,次第に熱い熱い思いへと盛り上がっていく感じに魅了されました。この「ファウストの劫罰」は,中々演奏されない曲ですが,機会があれば,ミンコフスキさん指揮+小泉さんのマルグリートで実演を聴いてみたいものです。

小泉さんの声には,密度の高さがあり,きっちり整った歌には常に安心感が感じられるのが素晴らしいと思いました。

前半その他,モーツァルトの「コシ・ファン・トゥッテ」「後宮からの誘拐」の序曲も演奏されましたが,それぞれに充実した演奏。無理のないテンポ感からズシッとした手応えを感じさせてくれました。「後宮からの誘拐」の楽器編成が,後半演奏されるハイドン「軍隊」交響曲と同じで,絶好の「予告編」になっていたのも良いアイデアでした。

その後半の「軍隊」も大変充実していました。定期公演のメインプログラムに持ってきても相応しいような味と貫禄のある演奏でした。第1楽章序奏部は大変こってり演奏していたのですが,主部に入ると急に可愛らしい雰囲気に一転,どんどん音楽のノリが良くなり,各楽器ががっちりと組み合わさった聴きごたえのある音楽へと盛り上がって行きました。

第2楽章の鳴り物入りの部分も,大げさに盛り上げてはいないのに,ズシッと聴かせてくれました。後半に出てくるトランペットの信号の部分は,藤井さんが立派な音を聴かせてくれました。第3楽章のメヌエットは力感溢れる音楽。トリオの部分と鮮やかにコントラストが付けられていました。

そして軽快な第4楽章。プログラムの解説で,飯尾洋一さんは,「ネタの念押しのように,最後,軍楽隊の楽器が再登場」,と書かれていましたがと,確かにその表現どおりだと思いました。分かっているけど,鳴り物が出てくると嬉しくなります。ハイドンの「軍隊」についてや,大げさに演奏しなくても,十分に盛り上がるし,余裕のある演奏の方が,ユーモアが漂う,といったことを思わせる秋山さんの指揮ぶりでした。

というわけで,やや演奏時間的には短かったものの,通常の定期公演と同様の充実感のある演奏を聴かせてくれました。唯一残念だったのは...「ファウストの劫罰」のアリアの後,大活躍したイングリッシュ・ホルンのエキストラだった上原朋子さんを立たせてくれなかった点です。きっと「うっかり忘れてしまった」に違いないと思いました。しっとりとした音が小泉さんの声にぴったりマッチしていました。

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