OEKのCD

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2021/09/17

本日は10月にショパン国際ピアノコンクール本大会に出場する,竹田理琴乃さんのリサイタル@石川県立音楽堂交流ホールへ。軽やかな華麗さが続く「アンダンテスピアナートと華麗な大ポロネーズ」,深い深い世界に降りていくような幻想ポロネーズ...これまでの集大成のような素晴らしい公演でした。ポーランドの聴衆も魅了して欲しいですね。

今晩は,金沢市出身のピアニスト,竹田理琴乃さんのリサイタルを石川県立音楽堂交流ホールで聞いてきました。竹田さんは,10月にワルシャワで行われる,第18回ショパン国際ピアノコンクールの本大会に出場されます。この日のプログラムはオール・ショパン・プログラム...ということで,本大会で演奏予定の曲を並べた最終調整を兼ねた公演といえます。

竹田さんの演奏は,2008年の北陸新人登竜門コンサートでのOEKとの共演以来,考えてみると10年以上も聴いていますが,ついにここまで来たか,という感慨にふけっています。これまでの集大成のような見事な演奏の連続でした。

演奏されたのは,ノクターン,エチュード,ポロネーズ,前奏曲,ワルツ,そしてソナタ第2番という多彩なものでした。

ノクターン第16番の最初の音から,磨かれた音を聞かせてくれました。竹田さんは,演奏途中のトークで「心を込めて演奏します」と語っていましたが,その言葉どおりの演奏でした。鮮やかだけれども,機械的にならず雄弁に聞かせるエチュードop.10-4(別れの曲の次の曲ですね)。生き生きと弾む,エチュードop.25-4。

そして前半最後に,ピアノ・ソナタ第2番「葬送」が演奏されました。冒頭の1音は全く力んだところのない平静さ。全体にしっかりと抑制が効いており,ソナタらしいバランスの良さがありました。その中で,メロディはしっかりと歌われ,瑞々しい詩情が漂っていました。第3楽章「葬送行進曲」の中間部の純粋さに溢れた美しさが忘れられません。第4楽章は「墓場を吹き抜ける風」というよりは,どこか艶やかさがあり,不思議な世界に連れていかれたようでした。

後半は,「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」でスタート。これもまたお見事としか言いようのない演奏でした。前半の品の良い優雅な気分を受け,終盤のこれでもかこれでもかと続く煌めき。竹田さんの演奏は大変軽やかで,しつこさがありません。音色が多彩で,
どれだけれも聞いていたくなります。そして,さわやかでゴージャズな気分にさせてくれました。

前奏曲op.45は嬰ハ短調ということで,最近人気の高い,ノクターン嬰ハ短調遺作のような雰囲気の曲。はかなげてメランコリックな雰囲気に浸ってしまいました。続いて演奏されたワルツop.42は長調だけれども,どこかメランコリック。竹田さんの演奏には,ノリの良いせつなさ的な気分があり,大変魅力的でした。

演奏会の最後は,幻想ポロネーズ。曲が進むにつれて深い深い世界に入り込んでいくような演奏。ずっとこの世界にいたいと思わせながらも,最後はそこから立ち上がり,力強く終了。内面のドラマを感じさせるような,大変聴きごたえのある演奏でした。

演奏会の後,竹田さんから「ショパンコンクールに参加してきます。悔いのないように演奏したい」といった言葉と支援してくれている関係の皆さんへの感謝の言葉と,マズルカのアンコールがありました。竹田さんには,選ばれたわずかな人しか出られない大舞台で自分の思う通りのショパンを「心をこめて」演奏してきてもらいたいと思います。きっとポーランドの聴衆も魅了することでしょう。

そして,その結果とは別にして...竹田さんによるショパン全曲演奏シリーズといった企画などあれば,是非参加してみたいものです。期待をしています。

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