OEKのCD

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2022/04/22

#田中祐子 指揮 OEK定期公演は,ミヨー,イベールのフランス音楽+藤倉大の作品。#上野耕平 さんの粋で艶っぽいサックスが協奏曲以外でも大活躍。エキストラの #藤原功次郎 さんのTbが炸裂したイベールの「パリ」を聞いて,この1週間の憂さ(?)が吹き飛んだ感じでした。

本日は,田中祐子さん指揮によるOEK定期公演を石川県立音楽堂で聞いてきました。田中さんは,ここ数年,OEKを何回も指揮されていますが,金沢で行われる定期公演に登場するのは今回が初めてです。本来は,丁度2年前の4月の定期公演に登場予定でしたが,コロナ禍で中止になってしまいましたので,今回はその「リベンジ」公演ということになります。

本日のプログラムは,ミヨー,イベールといった20世紀フランスの作曲家の作品と近年人気の藤倉大さんの作品を組み合わせたもので,田中さんの意欲がしっかりと前面に出た生き生きとした公演となりました。本日のもう一つの注目は,若手サクソフォン奏者,上野耕平さんとの共演でした。イベールの協奏曲に加え,藤倉さんの作品以外の2曲でも「OEKのメンバー」として演奏される大活躍でした。その美しく艶っぽい音色と粋な演奏ぶりを,演奏会全体を通じて堪能できました。

最初に演奏された,ミヨーの「世界の創造」は,1989年4月のOEKの記念すべき第1回定期公演でも演奏された作品です。定期公演で取り上げられるのは...もしかしたら,その時以来かもしれません。冒頭から上野さんのサックスの音を中心とした甘く蠱惑的な響きに包まれた後,ガーシュインのような雰囲気になったり,ストラヴィンスキーの「兵士の物語」のような雰囲気になったり,変化に富んだ,この曲でしか聞けないような響きを楽しむことができました(弦楽器の数が少なく,管楽器の方が多いというオーケストラとしては異色の編成)。田中さんの作り出す音楽には,何とも言えぬ密度の高さとクリアで生き生きとした鮮やかさとがありました。

続くイベールの「アルト・サクソフォンと11の楽器のための室内小協奏曲」も,各楽器1名程度の編成で,ミヨーの編成とかなり似ていました。絶妙のカップリングだと思いました。冒頭,どこか雑然とした感じで始まった後,上野さんのサックスが入ってくると,一瞬にして空気が颯爽とした感じに変貌。これが粋で格好良かったですね。軽快で若々しい雰囲気に溢れた演奏でした。

第2楽章はサクソフォンのモノローグで開始。上野さんの音は,どこを取っても美しいのですが,この部分では特にその魅力を味わうことができました。しつこくなり過ぎず,シュッとした感じなのに,しっかりとしたボリューム感と艶っぽさのある素晴らしい響きを楽しむことができました。最後の部分は,有無を言わさぬ鮮やかさで終了。チェロ以外,全員立ったまま演奏していたOEKメンバーの演奏も鮮やかで,タイトル通りの「室内楽的な気分のある協奏曲」をしっかりと楽しむことができました。

後半最初は藤倉大さんによる「UMI(海)」という作品でした。ここまで弦楽器の数が室内楽程度の数でしたので,ここで初めてオーケストラっぽい編成になりました。最近,藤倉さんのお名前を色々なところで聞くのですが,実はその作品を実演で聴くのは今回が初めてでした。第1楽章冒頭,弦楽器の静かな音がグリッサンドで動いていくような響きから,「初めて聞く音」の連続でした。寄せてくる波を思わせるように音が変化したり,チェレスタの上で色々な楽器が次々と音をつないでいったり,その多彩な響きに浸ること自体が面白い作品でした。第2楽章は,最後大きく盛り上がる感じで,心地よい世界に入っていく感じでした。ドビュッシーに交響詩「海」という名曲がありますが,それを21世紀的に表現したらこんな感じになるのかなと,思わせるような作品でした。

演奏会の最後は,イベールの交響組曲「パリ」でした。実演で聴くのは初めての曲でしたが,個性的な小品が6つならんだとても楽しい作品でした。定期公演の「トリ」を締めるには,やや雑然とした感じかなという気はしましたが,オーケストラの各楽器がソリスティックに活躍する部分も多く,日常の憂さばらしにはぴったりといった曲でした。

1曲目は,映画音楽「ジョーズ」を思わせるような列車の描写,5曲目は汽船の描写。クラリネットの音が本物の汽笛のようでした。どちらも乗り物好きには「たまらない」曲だったと思います。第3曲「パリのイスラム寺院」では,加納さんのオーボエを中心に,怪しいけれどもクールな雰囲気が漂っていました。

第2曲「郊外」「ブローニュの森のレストラン」では,トランペットやトロンボーンののびのびとした響きが爽快でした。第4曲ではここでも上野さんのサックスが活躍。スピード感のあるワルツが快適でした,そして,このところ頻繁にOEKの公演に加わっている藤原功次郎さんのトロンボーン!実はこの第4曲はアンコールでも演奏されたのですが,ソロパートでは立ち上がっての演奏。その,遊び心満載の大らかな演奏で,一気に主役になってしまいました。第6曲「祭の行列」はさらに上機嫌な作品。ここでも藤原さんのトロンボーンの伸びやかさが印象的でした。

というわけで,上野さんのサックス,藤原さんのトロンボーンなど気持ちよく響く管楽器の音を中心に,この1週間の嫌なことをすべて忘れさせてくれるような,金曜日の夜に聴くのにぴったりの演奏会でした。

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