OEKのCD

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2022/05/21

#アンジェラ・ヒューイット さんのオーラがホール内に溢れる弾き振りで,バッハの協奏曲5曲が演奏された #oekjp 定期公演。素晴らしかったです。ピアノと弦楽器の音の溶け合いが素晴らしく,2年越しの待望の演奏を楽しむことができました。

本日午後は,アンジェラ・ヒューイットさんのピアノ弾き振りによる,OEK定期公演マイスターシリーズを石川県立音楽堂コンサートホールで聴いてきました。この公演は,2年前の5月に予定されていたのですが,コロナ禍の影響で中止。今回,仕切り直しで開催された念願の公演でした。

プログラムはヒューイットさんが得意とするバッハのピアノ協奏曲を5曲。OEKの定期公演で,協奏曲ばかり5曲というプログラムは大変珍しいことです(バッハのブランデンブルク協奏曲6曲というのが一度ありましたね)。もう一つ,バッハの協奏曲をピアノで演奏するのも,近年珍しいと思います。私自身,これらの曲のうちのいくつかは,チェンバロ協奏曲として聴いたことはありましたが,ピアノで聴くのは今回初めてだと思います。

OEKの編成は,全曲弦楽セクションのみ。ヒューイットさんは,ステージ中央に斜めにピアノを置き,要所要所でコンサートマスターのヤングさんなど,各パートに合図を出しながらの弾き振りでした。

演奏された協奏曲は,前半が3番,5番,7番,後半が2番,1番でした。ヒューイットさんのピアノには,バリバリと技巧を聴かせるような派手なパフォーマンスはないのですが,赤いドレスでステージに登場した瞬間から,ステージがパッと明るくなるようなオーラがあり,その安定感と暖かさのあるピアノに,すべてのお客さんが魅了されていたのではと思いました。

何よりヤングさんを中心としたOEKメンバーの音としっかりバランスを取りながら生き生きとしたアンサンブルを楽しませてくれたのが良かったですね。ピアノと弦楽器の音が融合した時の,軽すぎず,重すぎずの心地良い暖かさを持ったサウンドが素晴らしいと思いました。

5曲の中では,後半最後に演奏された1番が曲の構成的にも,いちばんガッチリとした聴きごたえがありました。ピリッとした切れ味の良い音,くっきりとした歌が続く第2楽章,疾走感のある第3楽章と,次のモーツァルトの時代などにつながるような,協奏曲らしい協奏曲となっていました。

それ以外の曲もすべて,急ー緩ー急の構成で,2楽章だけがアダージョになったり,ラルゴになったり,シチリアーノになったり...とバリエーションがありました。元々は他の楽器のための協奏曲をクラヴィーア用に編曲したものばかりで,第3番と第7番はそれぞれ,ヴァイオリン協奏曲第2番と1番が原曲です。ヴァイオリン版は実演で何回か聴いたことがありますが,やはり,ヒューイットさんの演奏の作り出す音楽が何とも言えず優雅で,ヴァイオリンで聴く時とは一味違った,たっぷりした質感が良いなと思いました。

ヒューイットさんは全曲の演奏が終わった後,大きく手を広げたまま,しばらくストップモーションになっていましたが,そのポーズにぴったりの高貴な雰囲気が曲の後にスッと残るような心地よさがありました。

第5番の第2楽章「ラルゴ」は,特に有名な曲です。スイングルシンガーズというヴォーカルグループがこの楽章を歌ったもので馴染んでいたので,実は「ダバダー」という声が頭の中で鳴ってしまっていたのですが,シンプルで静謐な美しさのある原曲の味わいも絶品だと思いました。チェンバロで聴くよりも,少しロマンティックな香りが香る感じだったかもしれません。

というわけで,「2年間待っていた」待望の公演をしっかりと楽しむことができました。今回の共演をきっかけに,ヒューイットさんには是非,金沢にもう一度来ていただきたいですね。

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