OEKのCD

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« 今晩は ,アビゲイル・ヤング・アンド・フレンズ第1夜@金沢市アートホールへ。OEKファンとしては,「こういう公演を聴きたかった」という,#oekjp のコンサートマスターのヤングさんを中心とした色々な編成によるブラームスの室内楽尽くしの公演。1週間後の第2夜も聞き逃せません。 | トップページ | 今晩は1週間前に続いて,アビゲイル・ヤング・アンド・フレンズ第2夜@金沢市アートホールへ。ブラームスの五重奏曲2曲を中心に,弦楽四重奏プラス・ワンの音の厚みと楽しさを実感できる選曲。ヤングさんを中心とした熱いアンサンブルで会場もヒートアップ。遠藤文江さんの表情豊かなクラリネットも素晴らしかったですね。 »

2022/05/15

第20回北陸新人登竜門コンサート 弦・管・打楽器部門はモーツァルト尽くし。#ユベール・スダーン さん指揮OEKによる充実の演奏の上で,2人の若い奏者による初夏の気分に相応しいクラリネットとフルートを楽しむことができました。#藤田菜月 #安嶋美裕

本日は,20回目となる北陸新人登竜門コンサートを石川県立音楽堂コンサートホールで聴いてきました。今年は,弦・管・打楽器部門でしたが,OEKと共演したのは,クラリネットの藤田菜月さんとフルートの安嶋美裕さんのお2人。しかも2人ともモーツァルトの協奏曲を演奏。恐らく,それとコーディネートしたのだと思いますが,OEKが単独で演奏した曲もモーツァルトの曲ばかり。今回の指揮者は,古典派音楽をプログラムの中心としているユベール・スダーンさんでしたので,定期公演を思わせるようなオールモーツァルト・プログラムとなりました。

藤田さんが演奏した曲はクラリネット協奏曲,安嶋さんが演奏した曲はフルート協奏曲第2番という,どちらも有名な作品。連休が終わった初夏の日曜の午後に聴くにはぴったりの両曲でした。ユベール・スダーンさん指揮OEKによる万全の演奏の上で,それぞれ気持ちの良いソロを聴かせてくれました。

藤田さんの演奏は,スムーズなテンポ感で演奏されていました。時々デリケートで柔らかい雰囲気で演奏される弱音が美しいなと思いました。明るさの中に淡い悲しみを滲ませたような部分も良いなと思いました。

安嶋さんの演奏は,曲の性格にもよると思いますが,より外向的な演奏で,勢いのあるOEKの演奏にぴったりマッチした活気のある演奏を聴かせてくれました。第1楽章のカデンツァでは,一瞬,「フィガロの結婚」のフレーズが出てくるなど,生き生きとした雰囲気のある演奏でした。

そして,今回の公演で良かったのは,最初と最後に演奏されたスダーンさん指揮OEKによる交響曲2曲でした。交響曲第1番は全体の序曲のよう,最後に演奏された31番「パリ」は,楽器編成がフル編成になり全体を締める華やかさがありました。

# 「パリ」の第2楽章は2つの版があるとプログラムの解説に書いてありましたが,本日演奏されたのは,3拍子版(多分)でした。この版で聴くのは初めてかもしれません。

両曲とも,アーティキュレーションや強弱の変化が明快な,インテンポによる自信に溢れた演奏。瑞々しさと堂々とした安定感があり,短めの曲でしたが両曲とも聴きごたえ十分でした。今回は,図らずもモーツァルト尽くしになったのだと思いますが,連休中の楽都音楽祭での大活躍に続き,さすがスダーンさんという演奏を楽しむことができました。

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