何といってもジャケットが凄い,井上道義指揮「ショスタコーヴィチ交響曲全集 at 日比谷公会堂」にしっかりとサインをいただいてきました。
本日行われたオーケストラ・アンサンブル金沢の定期公演の後のサイン会で,2月末に発売されたばかりの井上道義さんによる「ショスタコーヴィチ交響曲全集 at 日比谷公会堂」(12枚組)にサインをいただいてきました。
井上さん自身「これは相当値が上がるよー」と仰っていましたが,我が家のお宝にしておきたいと思います。サイン会の時,テーブルの上にこの全集を積み重ねており,「売りたい気持ち満々!」の井上さんでしたが,私が持参したのを見て,「ようやく来たか」という感じで喜んでくれました。
この全集は,10年ほど前に日比谷公会堂で行われた井上さん指揮によるショスタコーヴィチの交響曲全集のライヴ録音です(一部,昨年の「日比谷公会堂さよなら演奏会」の音源も入っています)。この全集企画については,井上さんの気合いが入りまくりだったのですが,それを収録した全集CDの方もかつてないものになっています。その心意気に惚れて(?),購入してしまいました。タワーレコードの通販でクーポンも使って購入したので,2000円近くは割引になりましたが,1万円以上のCDを買ったのは久しぶりです。
まずこのCDですが,次の写真のとおり,見るからに存在感があります。
分厚い本を思わせる,特別仕様になっているからです。こういう発想は一体どこから出てくるのだろうか,とまず関心してしまいます。本の間にCDが入っている感じです。
↑こうやって見ると,赤い部分が丁度8個あるので,タコの足のようにも見えます。まさにショスタコですね。
青と赤のコントラストの強い色合いの方も,ロシア・アヴァンギャルド的です。表紙が分厚い厚紙のような感じなので持ち運ぶのには不便で(本日も持参するのが結構やや大変でした),ページをめくるのもちょっと不便ですが,持っていて嬉しくなる感じです。
まだ一部しか聞いていないのですが,残響がほとんどない日比谷公会堂で収録しただけあって,冷酷なまでにくっきりとした感じで,当時のソヴィエト的な雰囲気にはぴったりなのではないかと思います。ショスタコーヴィチの交響曲を全部聞いたことがないのですが,これから,夜な夜な一枚一枚聞いていこうかと思います。
CDの詳細については,次のページなどをご覧ください。
http://tower.jp/article/feature_item/2016/10/21/1104
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