潮博恵著『古都のオーケストラ,世界へ!:「オーケストラ・アンサンブル金沢」がひらく地方文化の未来』(アルテスパブリッシング)が演奏会場で配布されました。OEKをしっかり取材したOEKファン必読の著作です #oekjp
本日の岩城宏之メモリアルコンサートで,潮博恵著『古都のオーケストラ,世界へ!:「オーケストラ・アンサンブル金沢」がひらく地方文化の未来』(アルテスパブリッシング)が定期会員(S,A席購入者)に配布されました。次のとおり,レンゴーさんの提供による特製パッケージ(段ボールですね)に入れられていました。
本文の方は,まだ全部読んでいないのですが,3月末に潮さんが講演された時同様,豊富な写真を掲載し,データに基づいた記述がされています。日本のオーケストラについては,山形交響楽団について指揮者の飯森範親さんが書いた書籍があったと思いますが,それ以外ではこういうタイプの本はほとんどないのではないかと思います。
アーティスト自身,オーケストラのメンバー,指揮者が書いているのではない点も独自の点だと思います。アートの観点だけにとどまらない視野の広さがあり,より客観的な記述になっているのではないかと思います。
ちなみに...私も潮さんから取材を受けており,p.127~のコラムで楽友会の活動とともにOEKfanのサイトが紹介されています。OEKメンバーも含め,地道なインタビューの積み重ねで作られているのも素晴らしいと思います。日本の特定のオーケストラについて,こういうタイプの書籍が作られたことは過去になかったと思います。
この本がきっかけとなって,OEKの活動がさらに地元金沢に定着し,さらに多くの人に「応援しがいのあるオーケストラだ」と感じてもらえるようになると,OEKファンとしても大変嬉しく思います。
PS. 本日,潮さんから,メッセージ付きのサインをいただきました。こちらも良い記念になりました。
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