OEKのCD

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コンサート(OEK以外)

2021/09/17

本日は10月にショパン国際ピアノコンクール本大会に出場する,竹田理琴乃さんのリサイタル@石川県立音楽堂交流ホールへ。軽やかな華麗さが続く「アンダンテスピアナートと華麗な大ポロネーズ」,深い深い世界に降りていくような幻想ポロネーズ...これまでの集大成のような素晴らしい公演でした。ポーランドの聴衆も魅了して欲しいですね。

今晩は,金沢市出身のピアニスト,竹田理琴乃さんのリサイタルを石川県立音楽堂交流ホールで聞いてきました。竹田さんは,10月にワルシャワで行われる,第18回ショパン国際ピアノコンクールの本大会に出場されます。この日のプログラムはオール・ショパン・プログラム...ということで,本大会で演奏予定の曲を並べた最終調整を兼ねた公演といえます。

竹田さんの演奏は,2008年の北陸新人登竜門コンサートでのOEKとの共演以来,考えてみると10年以上も聴いていますが,ついにここまで来たか,という感慨にふけっています。これまでの集大成のような見事な演奏の連続でした。

演奏されたのは,ノクターン,エチュード,ポロネーズ,前奏曲,ワルツ,そしてソナタ第2番という多彩なものでした。

ノクターン第16番の最初の音から,磨かれた音を聞かせてくれました。竹田さんは,演奏途中のトークで「心を込めて演奏します」と語っていましたが,その言葉どおりの演奏でした。鮮やかだけれども,機械的にならず雄弁に聞かせるエチュードop.10-4(別れの曲の次の曲ですね)。生き生きと弾む,エチュードop.25-4。

そして前半最後に,ピアノ・ソナタ第2番「葬送」が演奏されました。冒頭の1音は全く力んだところのない平静さ。全体にしっかりと抑制が効いており,ソナタらしいバランスの良さがありました。その中で,メロディはしっかりと歌われ,瑞々しい詩情が漂っていました。第3楽章「葬送行進曲」の中間部の純粋さに溢れた美しさが忘れられません。第4楽章は「墓場を吹き抜ける風」というよりは,どこか艶やかさがあり,不思議な世界に連れていかれたようでした。

後半は,「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」でスタート。これもまたお見事としか言いようのない演奏でした。前半の品の良い優雅な気分を受け,終盤のこれでもかこれでもかと続く煌めき。竹田さんの演奏は大変軽やかで,しつこさがありません。音色が多彩で,
どれだけれも聞いていたくなります。そして,さわやかでゴージャズな気分にさせてくれました。

前奏曲op.45は嬰ハ短調ということで,最近人気の高い,ノクターン嬰ハ短調遺作のような雰囲気の曲。はかなげてメランコリックな雰囲気に浸ってしまいました。続いて演奏されたワルツop.42は長調だけれども,どこかメランコリック。竹田さんの演奏には,ノリの良いせつなさ的な気分があり,大変魅力的でした。

演奏会の最後は,幻想ポロネーズ。曲が進むにつれて深い深い世界に入り込んでいくような演奏。ずっとこの世界にいたいと思わせながらも,最後はそこから立ち上がり,力強く終了。内面のドラマを感じさせるような,大変聴きごたえのある演奏でした。

演奏会の後,竹田さんから「ショパンコンクールに参加してきます。悔いのないように演奏したい」といった言葉と支援してくれている関係の皆さんへの感謝の言葉と,マズルカのアンコールがありました。竹田さんには,選ばれたわずかな人しか出られない大舞台で自分の思う通りのショパンを「心をこめて」演奏してきてもらいたいと思います。きっとポーランドの聴衆も魅了することでしょう。

そして,その結果とは別にして...竹田さんによるショパン全曲演奏シリーズといった企画などあれば,是非参加してみたいものです。期待をしています。

2021/08/24

#オーケストラ・キャラバン 金沢公演。3日間制覇しました。最終日は #日本フィル #梅田俊明 さん指揮によるチャイコフスキー。交響曲5番は自然体の音楽の流れの中,気持ちよく音楽が爆発する快演!パケラさんのティンパニも曲に相応しい目立ち方(?)#川久保賜紀 さんとのVn協奏曲の冷静な凄みのある演奏にも感嘆

オーケストラ・キャラバン金沢公演の3日目,最終日には,梅田俊明指揮日本フィルが登場しました。プログラムはチャイコフスキーが2曲。川久保賜紀さんのとの共演によるヴァイオリン協奏曲と交響曲5番という,定番曲2曲が演奏されました。コロナ禍の中,全国のオーケストラが苦境にある中,チャイコフスキーの音楽の持つエネルギーと魅力を改めて実感できました。チャイコフスキーの音楽も不滅なら,オーケストラによる実演の楽しさも不滅ですね。

前半に演奏された,川久保賜紀さんとの共演によるヴァイオリン協奏曲では,何といっても川久保さんのヴァイオリンの「すごさ」に圧倒されました。この曲を実演で聴くと,ロマンティックな甘さに酔ったり,バリバリ演奏する技巧に感嘆したり,勢いに乗って盛り上がる音楽に熱くなったり...と聴き手の情感に訴えてくることが多いのですが,今回の川久保さんの演奏を聞いて,この曲の持つ根源的な迫力,底知れぬ迫力を実感できた気がしました。

川久保さんのヴァイオリンは非常に冷静。曲の設計図をしっかりと把握した上で,怜悧な刃物で曲をじっくりと切り取って見せるような凄さを感じました。もちろん技巧も鮮やかなのですが,急速なテンポでも平然と演奏するので,技巧を技巧的と感じさせない格好良さがありました。もちろん情感たっぷりな演奏も魅力的なのですが,川久保さんの演奏からは,そこを突き抜けた孤高の世界のようなものを感じました。梅田さんのバックアップも川久保さんのヴァイオリンにぴったりで,この曲から新鮮な魅力を引き出していたと思いました。

後半の交響曲第5番は,アマチュアからプロまで,各種オーケストラの演奏会でもっとも頻繁に演奏されている曲の1つです。恐らく,梅田さんも日本フィルの皆さんも,何回も何回も演奏してきた曲だと思います。今回の演奏からは,すべてが行き届いた熟練の味のようなものを感じました。どの楽章にもオーケストラのメンバーを信頼した自然な音楽の流れがあり,各楽器が気持ちよく鳴っていました。第2楽章のホルンのソロからもそういう気分を感じ,改めて,実演でこの曲を楽しくことのできる幸せをかみしめました。

この曲では,1楽章冒頭から4楽章のコーダまで「運命のテーマ」とでもいうべき主題が何回も出てきますが,特にトランペット+トロンボーンを中心とした金管楽器による気持ちよい吹きっぷりが印象的でした。音のバランスがしっかり整っていている上に強靭。この曲はこうで無くてはと思わせる迫力でした。

そして,OEKへの客演でも見覚えのあるティンパニのエリック・パケラさん。この方の大きな動作による要所要所での強打もインパクトがありました。見ていると,結構,腕を横に動かす動きも大きかったので,「指揮者がもう一人いるのかな」と思わせるほど目立っていました。

この1週間の間,3つのオーケストラを次々と聞く贅沢をさせてもらいましたが,本日の演奏は,その締めに相応しい聞きごたえと楽しさのある演奏でした。コロナに加え,長雨続きだった今年の8月で最大の楽しみをプレゼントしてもらった感じです。全国のオーケストラを応援する「オーケストラ・キャラバン」企画,コロナ感染拡大の中,色々と大変だったと思いますが,関係者の皆様に感謝をしたいと思います。ありがとうございました。

2021/08/23

#オーケストラ・キャラバン 金沢公演2日目 #松尾葉子 指揮 #セントラル愛知交響楽団 ビゼーのアルルの女第2組曲,ラヴェル編曲の展覧会の絵での率直な表現も印象的でしたが,ラヴェルのピアノ協奏曲での #萩原麻未 さんのピアノのタッチの素晴らしさに魅了されました。

オーケストラ・キャラバン金沢公演,先週の大阪交響楽団に続き,本日は松尾葉子指揮セントラル愛知交響楽団の演奏会を石川県立音楽堂で聴いてきました。プログラムは,ビゼーのアルルの女第2組曲,ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調(ピアノ独奏:萩原麻未),ムソルグスキー(ラヴェル編曲)の「展覧会の絵」ということで,「ほぼ」フランス音楽の名曲集でした。

ベテラン指揮者の松尾葉子さんについては,オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)の設立当初から何回か客演をされているのですが,私自身,OEK以外を指揮されるのを聴くのは今回が初めてかもしれません。松尾さんの指揮ぶりには,音楽をこれ見よがしに大げさに盛り上げたり,神経質に強弱を付ける部分がなく,非常に率直に自然体の音楽を作っていたのが印象的でした。

例えば,「展覧会の絵」の「キエフの大門」など,「ナニコレ珍百景」的に”タメ”を作るような感じはなく,美しく無理のない音でしっかりと聞かせるという演奏でした。その点で薄味の演奏でしたが(こてこての油彩というよりは水彩画風でしょうか),その分,各曲の「形」がしっかりと見えてくるような気がしました。冒頭の堂々とした落ち着きのあるトランペットをはじめ,各楽器がしっかりと音を聞かせていたのが良いなと思いました。

「アルルの女」第2組曲も同様でしたが,この曲については,井上道義指揮OEKによる「大きくうねるようなドラマ」を感じさせるような演奏を聞いたことがあるので,例えば,直線的に盛り上がるようなファランドールについては,もう少しケレンミが欲しいかなと思いました。

今回の演奏で,特に素晴らしいのと思ったのは,ラヴェルのピアノ協奏曲での萩原麻未さんのピアノでした。この曲はOEKと色々なピアニストの共演で,金沢では何回も演奏されてきた曲ですが,萩原さんのピアノはどこを取ってもお見事した。多彩でありながら,乱暴にならないタッチの美しさ,第2楽章での,まろやかでありながらも重苦しくならない艶っぽさ,第3楽章での速いパッセージでも全く乱れることのない鮮やかさ。恐らく,萩原さんはこの曲をこれまで何回も演奏されてきたのだと思います。しっかりと手の内に入った安心感の上での自在さが溢れる演奏でした。

今年初めて行われた「オーケストラ・キャラバン」シリーズ。コロナ禍が収まらない中での開催ですが,考えてみれば,ちょっとした「旅」気分も味わわせてくれます。先週は大阪のオーケストラによるオーストリアの音楽,本日は愛知県のオーケストラによるフランス音楽,明日は最終日の日本フィルによるロシア音楽。本日の演奏を聞きながら,夏の定番企画に育って行って欲しいなぁと思いました。

2021/08/20

#オーケストラ・キャラバン 金沢公演1日目 #髙橋直史 指揮 #大阪交響楽団 が登場。20世紀初頭に作られた曲ばかりを並べた,とても楽しめる演奏。特にマーラーの交響曲第4番は,生き生きとした表情に溢れた素晴らしい演奏。4楽章直前に入ってきた,ソプラノの並河寿美さんも天使のように見えました。

全国的に新型コロナウィルス感染拡大が止まらない中,「オーケストラ・キャラバン」として日本オーケストラ連盟主催で行われた,髙橋直史指揮大阪交響楽団の公演を石川県立音楽堂で聞いてきました。私自身,このホールに入るのは約1カ月ぶりのことです。

演奏された曲は,シェーンベルクの「浄められた夜」と「6つの歌」 op.8(中の3曲),そしてマーラーの交響曲第4番でした。プログラムの解説を読むと,1902~1904年に初演された曲ばかり。同時代の空気感を伝える曲を並べた,非常に楽しみなプログラムでした。

演奏も素晴らしいものでした。やはり大編成オーケストラの生演奏は良いなぁと実感しました。後期ロマン派の作品ばかりということで,濃厚で退廃的という先入観を持ちがちですが...髙橋直史さんの指揮ぶりは,大変明快で,音楽が前向きにぐいぐい進んでいくようでした。「世紀末」というよりは「新世紀」を切り開いていく新鮮さを感じさせてくれるような演奏だったと思いました。

シェーンベルクの「浄められた夜」といえば,ギュンター・ピヒラー指揮OEKによる,緊迫したムード溢れる演奏の印象が残っているのですが,本日の演奏からは,ほのかに暗い感じから,ほのかに明るい感じへと,生き生きと変化していくような爽快さを感じました。曲の最後の部分での,中声部の弦楽器による,軽やかに波打つような透明な響きが素晴らしいと思いました。

2曲目に演奏された,「6つの歌.op.8」も無調音楽になる前のシェーンベルクの作品ということで,R.シュトラウスの管弦楽伴奏付きの歌曲などと共通する雰囲気を感じました。トロンボーンやテューバも加わる大編成の曲ということで,ソプラノの並河寿美さんの声は,さすがに埋もれそうになる感じの部分もありましたが,その無理のない澄んだ声には伸びやかなスケール感があり,曲のムードにぴったりでした。この日は,演奏会の時間を短縮するため,6曲のうち3曲だけの演奏になったのが残念でしたが,特に2曲目の「紋章入りの盾」は全体の雰囲気が大変ドラマティックで,オペラの1シーンを観るような壮大さを感じました。

後半は,マーラーの交響曲第4番が演奏されました。金沢でマーラーの交響曲が演奏される機会は少ないので,私を含め,この曲を目当てに来られた方も多かったのではないかと思います。この演奏ですが...ものすごく楽しめる演奏でした。まず,第1楽章の冒頭のテンポが結構速く,グイグイ音楽が進んでいく感じがとても新鮮でした。クラリネットが印象的な主題を出す部分ではさらにテンポアップ。これもスリリングでした。かといって,慌てた感じはなく,しっかり歌わせる部分は歌わせ,しっかり酔わせてくれました。

オーケストラの音色も多彩で,その変化を鮮やかに聞かせてくれました。さらに,クラリネットやオーボエが強く演奏する部分では,結構頻繁にベルアップしており,見た目的にも楽しかったですね。楽器の持ち上げ方も,ちょっと斜めに持ち上げる感じだったので,正面から見てもよく分かりました。楽章の最後の方の陶酔的な気分になるところも,響きが重くなり過ぎず,清潔感があって良いなと思いました。

第2楽章はホルンやヴァイオリンソロが活躍しますが,どこか寝覚めが悪い感じで始まった後,レントラー風のワルツになるのですが,クラリネットが喝を入れるような感じで乱入。急に気分が変わる感じが,実にマーラー的だなぁと思いました。

第3楽章は誠実な思いがしっかりこもった深い味わいのある演奏。楽章最後のクライマックスでの大げさ過ぎないけれども,しっかり力のこもった盛り上げも印象的でした。この曲の場合,「ソプラノはどこで入ってくるのだろう?」というのも注目です。本日は第3楽章が終わった後,下手側のドアが開いて,白いドレスを着た並河さんがスッと登場。何というか,曲想の変化とぴったりな雰囲気で,一種のシアターピースのような感じで「天使が入ってきた」という視覚的な効果を感じました。

並河さんの声は,ここでもすっきりした感じと暖かみとがバランスよく調和した心地よい歌を聞かせてくれました。どちらかというと速目のテンポ感で,曲の最後,ハープの音がスッと止まると時間がパタッと止まったような感じに。その後,指揮の髙橋さんの動作も止まったままだったので,拍手が入るまで,とても長い間がありました。幸せな音楽の時間の余韻にずっと浸っていたい,というような長い間だったと思いました。

この日のお客さんの数は多くはなかったのですが,盛大な拍手が続き,大阪交響楽団の皆さんをしっかり見送りました。オーケストラキャラバン金沢公演は,8月23日,24日も行われ,セントラル愛知交響楽団と日本フィルが登場します。コロナの感染拡大は不安ではありますが,一日中,コロナのことばかり考えているのも,精神的には良くないのではと思います。感染防止対策に従った上で,来週も楽しみたいと思います。

2021/06/13

本日午後は久しぶりに石川県立音楽堂に出かけ,岡本潤コントラバスリサイタルを聞いてきました。ラフマニノフのチェロ・ソナタのコントラバス版など聞きごたえ十分の内容。何よりもコントラバスの響きに癒されました。

本日の午後は,久しぶりに石川県立音楽堂コンサートホールに出かけ,金沢出身のコントラバス奏者で,NHK交響楽団次席コントラバス奏者の岡本潤さんのコントラバスリサイタルを聞いてきました。私自身,演奏会に出かけるのは,5月5日のガル祭の最終日以来のことです。

石川緊急事態宣言は,本日で解除されますが,まだまだ十分が警戒が必要な状況ということで,本日使っていたのは1階席のみ。座席は1つおきの「千鳥格子」状という,ゆったりとした感じでした。それでもお客さんはしっかりと入っていました。

演奏された曲は,岡本さんのトークに出てきたとおり,「石川県のお客さんに少しでもゆったりとした気分になって欲しい」という思いがこもった曲が中心でした。

最初に演奏された,マラン・マレの「人の声」は,もともとヴィオラ・ダ・ガンバのために書かれた曲をコントラバス(この曲だけピアノ伴奏なしでした)で演奏したもので,予想以上に優しい響きを聞いて「ぴったりかも」と思いました。

ラフの「カヴァティーナ」,グラズノフの「吟遊詩人の詩」,ブルッフの「コル・ニドライ」も,それぞれ,ヴァイオリンやチェロで聞くことの多い曲ですが,どの曲も心地良かったですね。コントラバスの深い音がホールにしっかりと響いていました。

ピアソラの「タンティ・アンニ・プリマ(アヴェ・マリア)」は,ピアソラにこんなに素直な感じの曲があったのか,という感じの美しい曲でした。

前半最後の,デザンクロの「アリアとロンド」は,ゆったりとした部分と急速な部分のコントラストが楽しめる曲で,特に後半部分,ジャズのベースを思わせるような弓なしで演奏する部分のノリの良さが楽しいと思いました。

後半はラフマニノフの曲ばかり。そのイントロのような感じで,交響曲第2番の第3楽章の名旋律の一部が演奏された後,チェロ・ソナタがコントラバス用に編曲した版(調性を少し下げて演奏)で演奏されました。この日,いちばんの大曲で全体で40分近く掛かっていたと思います。

この曲については,2月にルドヴィート・カンタさんのチェロで聞いたばかりの曲でしたが,コントラバスで聞くと,曲がさらに巨大になったように感じました。岡本さんのコントラバスの音は,とても緻密で充実感があり,曲全体として引き締まった感じがしました。その上で,ラフマニノフならではの情感のゆらぎやチェロにはない重低音がグッと出てくる場面があったりして,表現が非常に多彩でした。

そして,中山瞳さんのピアノも美しかったですね。随所にラフマニノフらしい部分が出てくるのですが,響きに透明感があり,ちょっと苦み走った感じのコントラバスをなぐさめるような女神的な雰囲気があると感じました。

岡本さんは,「ラフマニノフは,うつ状態を乗り越えた後にこの曲を書いた。現在のコロナ禍の状況と重なるかも」と語っていましたが,まさにそういう,ストーリーを感じさせてくれました。チェロとは一味違った魅力を感じさせてくれる,素晴らしい演奏だったと思います。

最後にお馴染みのヴォカリーズが演奏された後,アンコールとして,ボッテジーニのエレジーという曲が演奏されました。大曲を演奏し終えた後の澄み切った境地という感じがあると思いました。

というわけで,まだまだコロナ禍は続きます。音楽を聞いて,時々気分転換をしながら,一日一日,地道に生きていくしかないかなと思いにさせてくれる演奏会でした。

2021/03/28

2年ぶりに行われた,鈴木織衛さんの指揮による石川県ジュニアオーケストラ第27回定期演奏会。黒瀬恵さんのオルガンを交え,幻想序曲「ロメオとジュリエット」「威風堂々」などをしっかりと楽しませてくれました。

本日の午後は,石川県立音楽堂コンサートホールで行われた,石川県ジュニアオーケストラの第27回定期演奏会を聞いてきました。指揮はお馴染みの鈴木織衛さんでした。この定期演奏会は毎年この時期に行われているのですが,1年前はちょうどコロナ禍の影響が出始めたばかりで,中止。2年ぶり,待望の演奏会となりました。

メインで演奏されたのは,チャイコフスキーの幻想序曲「ロメオとジュリエット」。1年前に演奏予定だった作品をようやく演奏することができ,感慨もひとしおだったのでないかと思います。各楽器のソロが続く,緊迫感あふれる序奏の後,オーケストラのメンバーが一丸となって,ドラマティックな気分と甘い雰囲気を持った音楽を丁寧に演奏していました。特に曲の最後の部分での「死の気配」が漂うような静けさ,ティンパニの一撃の後,すべてが昇華されたように音が一つにまとまる感じがとても良いなぁと思いました。

今回は鈴木さんのトークを交えての進行で(いつもにも増してとても滑らかなトークでした),各曲のイメージをさらに広げることができました。最初に演奏されたスラヴ舞曲第1番の最初の音がハ長調の和音であること(確かに晴れ渡った空のような気分),エルガーは,当初はアマチュアの作曲家だったのが,「愛のあいさつ」が大ヒットし,「威風堂々」で国王にも認められるようになり,どんどん出世したこと,など「へぇそうだったのか」という話が続きました。

2曲目のディズニーメドレーでも明るく開放的な響きを楽しむことができました。途中,「ジッパ・ディ・ドゥー・ダー」から「スーパー・カリフラジリスティック...」に続くあたりのノリの良さが良いなぁと思いました。鈴木さんが語っていたとおり,すでにクラシック音楽といった感じの曲であり,演奏でした。

この日はゲストとして,オルガンの奏者の黒瀬恵さんも登場しました。黒瀬さんによるオルガンの音についての解説の後,色々な音を次々聞かせてくれるような,J.C.F.バッハによる「きらきら星変奏曲」が演奏されました。初めて聞く曲でしたが,お馴染みのモーツァルトの変奏曲に比べると,とっても真面目な感じで,作曲家のキャラクターがよく出ているなぁと思いました。

「威風堂々」第1番では,最後の部分でパイプオルガンの重低音も加わり,壮大な気分で締めてくれました。オーケストラのメンバーにとっても,お客さんにとっても印象に残る演奏になったのでは,と思いました。

というわけで,2年ぶりのジュニアオーケストラの演奏会。ゆったりと楽しませてもらいました。来年はどういう曲を聞かせてくれるのか楽しみにしています。

2021/03/21

藤田真央 モーツァルト ピアノ・ソナタ全曲演奏会の第1回を北國新聞赤羽ホールで聴いてきました。藤田さんのタッチの美しさ,音楽の設計の見事さ。ハ長調尽くしのプログラムからニュアンスの変化に富んだ音楽があふれていました。

本日の午後は,北國新聞赤羽ホールで行われた,「藤田真央 モーツァルト ピアノ・ソナタ全曲演奏会」の第1回を聞いてきました。コロナ禍中,テレビのクラシック音楽番組に最も頻繁に出演されているピアニストの一人が,藤田さんだと思います。「題名のない音楽会」でも藤田さんがモーツァルトのピアノ・ソナタを演奏する回を観たことがありますが,全曲演奏シリーズをスタートするということで,「これは行くしかない」と思い出かけてきました。

その第1回は,「清らかな始まり」と題して,ハ長調の作品ばかりを集めたプログラムとなっていました。第7番K.309,第16番K.545(この曲は,以前は第15番でしたね),第1番K.279,第10番K.330に,キラキラ星変奏曲とウィーン・ソナチネ第1番を加えた内容。こういうプログラミンができるのもモーツァルトならではだと思います。

ソナタの方は,K.279からK.545までと,色々な時代の作品が取り上げられていましたが,共通していたのが,藤田さんのピアノのタッチの美しさと各曲ごとの設計の見事さ。そして,自然な色合いの変化でした。昨年,石川県立音楽堂でベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番を聞いた時にも感じたのですが,藤田さんのピアノのタッチには乱暴なところが全くなく,どの曲にもホールの空気と溶け合うような自然な美しさがありました。大げさに気負った感じがなく,脱力した感じで始まった後,曲のクライマックスでくっきりとした強い音を聞かせたり,鮮やかな技巧を見せたり,全体の設計図がしっかりできた上で,自在に音楽が流れていくような安心感を感じました。

同じようなフレーズや対になるようなフレーズが,バランスよく出てくるのがモーツァルトの音楽の特徴だと思いますが,その繰り返しの度に微妙にニュアンスの変化が付けられていました。その変化がわざとらしくなく,自然かつ鮮やかでした。キラキラ星変奏曲など,そういう特徴がとてもよく出ていたと思いました。

お馴染みのK.545のソナタなどでは,プレーンで真っ白な感じで始まった後,途中転調する部分で,ふっと色が変わったような感じになったり,ちょっと冒険に出かけてたという感じになったり,聴く方のイマジネーションを膨らませてくれました。

最後に演奏されたK.330のソナタでは,珠を転がすようなデリケートさのあった第1楽章をはじめ,古典的な美しさを存分に楽しませてくれました。

最後にアンコールで,ソナタ第5番(この曲だけト長調)の全曲を演奏するサービスがありましたが,これは次回の予告編でしょうか?藤田さんのキャラクターにぴったりのモーツァルトシリーズ,第2回は10月2日の予定。可能な限り聞きに行きたいと思います。

2021/02/23

石川県立音楽堂で行われたルドヴィート・カンタ チェロ・リサイタル。沼沢淑音さんのピアノと一体となったスケールの大きなプロコフィエフ&ラフマニノフのチェロ・ソナタ。堪能しました。そして驚きのアンコール7曲。演奏できる喜びに溢れた公演でした。

本日の午後は石川県立音楽堂コンサートホールで,ルドヴィート・カンタさんのチェロ・リサイタルを聴いてきました。カンタさんは,OEK時代から活発にソロ活動を行っており,リサイタル以外でも,色々な機会で演奏を聴いてきたのですが,コロナ禍の影響もあり,私自身カンタさんの演奏を聴くのは,1年ぶり以上のような気がします。カンタさんも,コンサートホールでリサイタルを開けたことをとても喜んでいたようでした。

今回のプログラムは,プロコフィエフとラフマニノフのチェロ・ソナタを中心のスラブの風味のある内容でした。カンタさんは,これまでチェロの主要作品を「百科事典を作るように」網羅してきているのですが,本日の2曲は特にカンタさんにぴったりだと感じました。

前半,まずラフマニノフのチェロの小品2曲が演奏されたのですが,最初の一音からカンタさんの音が素晴らしいと思いました。オリエンタルで,ちょっと艶っぽいメロディも大変魅力的でした。

2曲目のプロコフィエフのソナタでは,さらにスケールの大きな演奏を楽しむことができました。この日のピアノはモスクワ音楽院で勉強をしていた沼沢淑音さんでしたが,沼沢さんのピアノとカンタさんのチェロとが一体となって,大変充実した音楽を作っていました。この日は特に,カンタさんのチェロの低音が特にしっかりと響いていると思いました。全体的に上機嫌な感じの作品で,コロナ禍の中でも,しっかりとリサイタルを開催できたことの喜びのようなものを感じながら聴いていました。

後半のラフマニノフのソナタはさらに規模の大きな作品でした。カンタさん自身によるプログラムの曲目解説では,ラフマニノフのことを「王様のような作曲家」と書いていましたが,まさにその気分のある曲であり演奏でした。

ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番と同時期に書かれた作品ということもあり,随所にラフマニノフならではの熱いメロディがあふれる曲でした。その曲をカンタさんは,強い共感を持って,ただし,大げさになりすぎずに,情感がしっかりとこもった密度の高い音で聴かせてくれました。そして,この曲でも沼沢さんの深々とした広さを感じさせるようなピアノが素晴らしかったですね。ピアニストでもあったラフマニノフの曲らしく,ピアノの方が華やかかつ力強く活躍する部分も多く,曲のスケール感を何倍にも広げていたように感じました。カンタさんは,沼沢さんのピアノに惚れて,今回ご指名で共演したようですが,今後もこの2人でスラブ系の作品などを聴いてみたいものです。

そしてこの日の演奏会で凄かったのは,この後でした。何とアンコールが7曲も演奏されました。私自身が体験した最大数かもしれません。ラフマニノフの雰囲気に合わせるかのように,ノクターン系の曲が続いた後,「荒城の月」が出てきたり,ハバネラ(ラヴェルのハバネラと言っていたと思います)が出てきたり,最後はジョプリンのラグタイムが出てきたり,コロナ禍であちこち出かけられないかわりに,世界各国の音楽を楽しんだような感じになりました。

最初から譜面を沢山持って来ていたので,複数曲を演奏されるのかなとは思っていたのですが,ここまでサービスしていただけるとは思ってもいませんでした。カンタさんと沼沢さんの音楽に酔わせていただいた後,カンタさんファン感謝祭的な雰囲気で締められた,演奏できる喜びに溢れた公演でした。

2021/02/18

梅干野安未オルガン・リサイタルを石川県立音楽堂で聴いてきました。これまで馴染みの薄かった,フランスのオルガン音楽の楽しさに触れることができました。また聴いてみたいと思いました。

数日前の春のような陽気から一転して,ここ数日の金沢は雪。山は越えたようですが,市内に雪が残る中,石川県立音楽堂コンサートホールで行われた,梅干野安未さんのオルガン・リサイタルを聴いてきました。まず,梅干野さんのお名前ですが,「ほやの」と読みます。最初見た時「誤植かな?」と思ったのですが,しっかり漢字変換されましたので,完全に私の「誤解」でした。

このリサイタルですが,当初は,フランスのオルガン奏者,オリヴェイエ・ラトリーさんが出演するはずでしたが,コロナ禍で来日できなくなったため,その代役として,ラトリーさんの弟子でもある梅干野さんが出演することになったものです。演奏された曲も,フランスのオルガン曲が中心でした。「オルガンといえばバッハ」という印象を持つ方は多いと思いますが,本日の梅干野さんの演奏を聴いて,「ドイツのオルガン曲よりも親しみやすいのでは」と感じました。多彩な音色という点に加え,新たな響きを作り出そうと各作曲家が色々な技を追求している感じがしました。これまで馴染みの薄かったフランスのオルガン作品を存分に楽しむことができました。

プログラムは約1時間で,夕食後にゆっくり聴くのにちょうどよい感じでした。今回のプログラム中,唯一,フランスの作曲家ではない,バッハのカンタータ第29番の中のシンフォニアでスタートしたのですが,この曲もフランスのオルガン奏者,マルセル・デュプレ編曲のものでしたので,「オール・フランス・プログラム」と言っても間違いではないと思います。この曲ですが,演奏が始まるとすぐ,「あ,あの曲か」と分かる作品で(バッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番の最初の曲),演奏会全体の開始にふさわしい明快さがありました。

その後,ヴィエルヌの「ヒンクリーの鐘」という曲が演奏されました。鐘の音を模した曲なのですが,梅干野さんによる曲目解説に書かれていたとおり,曲の最後の部分の「流星のごとく降り注ぐ下降音階」の部分が素晴らしく,何かすごい世界包み込まれたような気分になりました。

フォーレの「シシリエンヌ」のオルガン編曲版は,オリジナルのフルート版よりも,もっと鄙びた感じがありました。フランクの「祈り」は,厚みと暖かみのある響きが最高でした。本日は,ところどころで梅干野さんのトークが入りましたが,この曲については,「何に対する祈りなのかフランク自身は示していない。どんな思いにも使える」と語っていました。私の場合,「ひたすら気持ちが落ち着く曲だなぁ」と思いつつ,何も祈らずじまいだったので,今度聴くときは,しっかり祈ってみたいと思います。

アランの「アニ・ヤヴィシュタによる2つのダンス」という曲も初めて聴く曲でしたが,作曲者のアランの才能のすばらしさを感じさせるようなオリジナリティあふれる作品だと思いました。名オルガニスト,マリー=クレール・アランのお兄さんで,曲目解説によると戦争で29歳の若さでなくなった方です。東洋的な雰囲気を持った不思議な響きが続き,次は一体どんな音が出てくるのだろう,とワクワクさせるような作品でした。その他にも曲があるようなら,是非聞いてみたいものだと思いました。

ローランの「想い」という作品は,東日本大震災の被災者のために書かれた作品です。作曲者のローランは,梅干野さんのパリ音楽院時代の学友ということで,年齢を逆算すると,20代前半に書かれた曲ということになります。文部省唱歌「ふるさと」のメロディの断片をちりばめた作品で,この曲もまた,アランの曲に通じるような不思議な響きが随所に出てきていました。

今回は,オリジナルの「ふるさと」のメロディを演奏した後,この曲が演奏されたのですが,このアイデアは素晴らしいと思いました。オリジナルの「ふるさと」は,震災前の穏やかなふるさとを象徴し,ローランの作品の方は,震災でバラバラになってしまったふるさとを表現しているようでした。特に最初の方に出てくる,「思い出の波が漂うようなヴィブラートの響き(曲目解説の表現です)」の部分の何とも言えない不気味な音が印象的でした。

オリジナルの「ふるさと」については,明治初期に讃美歌をもとに作られたという話を聞いたことがあるのですが,こうやってオルガンで演奏されると,確かに讃美歌のようだな,と感じました。

演奏会の最後は,ギルマンのオルガン・ソナタ第1番の最終楽章(フィナル)が演奏されました。曲の最初の部分から。,バリバリと突き刺さるような輝きのある音と勢いのある音楽の流れが見事でした。最後の方は,サン=サーンスの「オルガン付き」交響曲の雰囲気を思い出させるような,コラールを交えた盛り上がりを作り,演奏会を爽快に締めてくれました。

アンコールでは,おなじみバッハ作曲の「主よ人の望みの喜びを」が軽やかに演奏されました。

演奏会全体を通じて,立派で壮大で圧倒的な迫力の世界だけでない,オルガンの多彩な音と表現を楽しませてくれるような内容だったと思いました。特に近代フランスのオルガン曲には,そういった作品が多いようなので,是非またフランス特集を聴いてみたいと思いました。

2021/02/13

本日の金沢は,4月ぐらいの好天。午後から金沢市安江金箔工芸館で行われた,ピアニストの大澤美穂さんによる「きらめきコンサート:ピアノの詩人たちに魅せられて:シューマン,リスト,ショパン」へ。シューマンの「森の情景」など初期ロマン派のピアノ曲を間近で味わうことができ大満足でした。

本日の金沢は,4月ぐらいの好天気。午後から自転車に乗って,金沢市安江金箔工芸館まで出かけ,ピアニストの大澤美穂さんによる,「きらめきコンサート:ピアノの詩人たちに魅せられて:シューマン,リスト,ショパン」を聞いてきました。金沢市内の文化施設では,色々なイベントを行っていますが,この館の入口横のホールは,かなり大きいので,室内楽や器楽のミニ公演がすっかり定着しているようです。今回で54回目となります。

今回出かけようと思ったのは,ピアノ独奏の生演奏をむしょうに聞きたくなったからです。石川県立音楽堂での公演はかなり戻って来ていますが,文化施設での公演に行くのは1年数か月ぶりのことです。そして,今回のプログラムに入っていた,シューマンのピアノ曲「森の情景」を一度生で聴いてみたかったということもあります。

今回のプログラムは,シューマン,リスト,ショパンという同世代の作曲家のピアノの名曲を,大澤さんの解説とともに,約1時間楽しむという内容でした。臨場感溢れるピアノの音を間近で聴き,3人の作曲家の個性をしっかりと楽しむことができ,大満足の公演でした。

最初に演奏されたお目当ての「森の情景」は,シューマンのピアノ曲の中では後期に書かれた作品で,ちょっと不気味な作品かな,と思っていたのですが,大澤さんがトークの時に「シューマンのピアノ曲には暖かみを感じる」おっしゃられていたとおり,曲の最初から,あたたかな雰囲気に包みこまれるようでした。不気味な森に迷ってしまうというよりは,ドイツのメルヘンの世界に入ったような親しみやすさを感じました。現在,世界中が「コロナの森」に迷い込んでいるような状況ですが,この音楽を聞きながら,何とか抜け出して,この曲の終曲のような穏やかな気分になりたいものだと感じました。

その後演奏された,リストとショパンの作品は有名な曲ばかりでした。リストの「愛の夢」やショパンのノクターンでは,しっかりと歌いこまれ,充実感のある時間に浸ることができました。リストの「ラ・カンパネラ」は,間近で聴くと,ピアノがまさに「鐘の音」のように響いており,「金箔」にぴったりの「金属的な輝き」に感じました。

憂いに満ちたショパンのワルツ第7番は,やっぱり良い曲です。最後のショパンのスケルツォ第2番では,切れ味よく切り込むように始まった後,多彩な曲想が続きます。特に中間部でピアノの音が静か~に響くような雰囲気が良いなぁと思いました。

最後,アンコールでショパンのノクターン第2番が気持ちよく歌われるように演奏され,公演は終了しました。

大澤さんは,コロナ禍の中でも色々と工夫をしながら,演奏活動を続けられています。今回の内容もトークと演奏のバランスがとてもよく,どの曲についても「大人のピアノ」を楽しませてくれた気がします。終演後,大澤さんのCDを販売しており(正真正銘の実演販売),「森の情景」の入ったものを購入。さらには,大澤さんからサインもいただきました。サイン入りCDコレクター(?)としては,久しぶりの機会だったので,うれしかったですね。今から,もう一度「シューマンの世界」を楽しみたいと思います。

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